
Claude Code コマンド図鑑 #6|/model ― 仕事に合わせて、AIの頭脳を選ぶ
AIにも「得意な人」と「速い人」がいる
職場でも、じっくり考えるのが得意な人もいれば、手早くこなすのが得意な人もいます。難しい企画書は経験豊富な人に、ちょっとした清書はすぐ動ける人に、と仕事を振り分けますよね。
実は Claude にも、いくつかの種類(モデル)があります。そして Claude Code では、作業に合わせてモデルを切り替えられます。そのためのコマンドが、今回紹介する /model です。
Claude のモデルの種類
Claude Code で選べる主なモデルは、次の3つです。
Opus(オーパス):特徴=いちばん賢い。じっくり考える/向いている作業=複雑な資料づくり、込み入った分析、難しい問題の解決
Sonnet(ソネット):特徴=賢さと速さのバランスがよい/向いている作業=ふだんの作業全般
Haiku(ハイク):特徴=軽くて速い/向いている作業=簡単な作業、決まった形の処理
名前の由来は詩の形式です。Opus は大作、Sonnet は14行の詩、Haiku は俳句。長い詩ほど大きくて賢いモデル、と覚えると忘れません。
プランによっては、これらのほかに最上位のモデルが選べる場合もあります。
/model ― モデルを切り替える
次のように入力します。
/model
選べるモデルの一覧が表示されるので、↑↓キーで選んで Enter キーを押せば切り替わります。
Enter で選んだモデルは、次に Claude Code を起動したときにも使われます。「いつもはこのモデルを使う」という設定になる、ということです。
名前を指定して直接切り替える
一覧を出さずに、モデルの名前を続けて打つこともできます。
/model sonnet
慣れてきたら、こちらのほうが手早く切り替えられます。
何も選ばないとどうなる?
特に設定しなければ、契約しているプランに合わせたおすすめのモデル(default)が使われます。多くの場合は、まずこのままで問題ありません。
どう使い分ける?
迷ったら、次の考え方がおすすめです。
ふだんは default(おすすめのモデル)のまま
難しい仕事で、思ったような答えが返ってこない → Opus に切り替える
簡単な作業をたくさんこなしたい、速さを優先したい → Haiku や Sonnet に切り替える
たとえば、何十個ものファイルの名前を決まったルールで付け替えるだけなら、軽いモデルで十分です。一方で、いくつもの資料を読み比べて提案書の骨組みを考える、といった仕事は、賢いモデルのほうが良い結果になりやすいです。
使える量にも関係する
Claude の有料プランには、一定時間あたりに使える量に上限があります。一般に、賢いモデルほど、使える量を早く消費します。
「すぐに上限に達してしまう」という場合は、ふだんの作業を軽いモデルに切り替えると、長く使えるようになります。使った量の確かめ方は、お金と残量を扱う回で紹介します。
もう一歩:考える深さも変えられる
/model の選択画面では、モデルに加えて「どれくらい深く考えるか」(effort、エフォート)も調整できます。深く考えるほど答えの質は上がりやすいかわりに、時間がかかり、使う量も増えます。
最初は初期設定のままで大丈夫です。慣れてきて「もう少しじっくり考えてほしい」「もっと手早く済ませてほしい」と感じたら、試してみてください。
まとめ
Claude には複数のモデルがある。賢い順に Opus、Sonnet、Haiku
/model で一覧から選んで切り替えられる。/model sonnet のように直接指定もできる
迷ったら default(プランに合わせたおすすめ)のままでよい
難しい仕事は賢いモデル、簡単な作業や速さ重視なら軽いモデル
賢いモデルほど、プランの使える量を早く消費する
連載「Claude Code コマンド図鑑」はマガジンにまとめています。