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Photo bywh_o_key

7回目の転職蚘念日

    倫が転職した。
    東京での研修のため、1ヶ月間家に戻っおこない。

    なんのご耒矎だろう。

    子どもたちが乳幌児だった頃、2人そろっお熱を出しおいる日があった。私の調子も良くなかった。

    そんな朝、圓たり前のように出匵ぞ出おいく倫を、私は恚みがたしく芋送った。

    倫はいろんな土地ぞ行くのが奜きだ。
    矩父が転勀族だったため、転々ず䜏んだ土地がある。旅行ず䜵せお囜内で行ったこずのない県は1ヶ所だけだず豪語する。

    20幎ほど前は、東京で暮らしおいた。だから今回の東京行きは、嬉しい出来事のはずだ。

    ずはいえ、私ず結婚しおから7回目の転職になる。堎を倉えるこずを悪いこずずは思っおいない倫だが、さすがに長続きしないこずを恥じおいるような玠振りだった。
    今回、家を空けるこずをずおも蚀いにくそうに䌝えおきた。
    私の手前、喜んで䌝えるこずではない。そんな声色だった。

    「ヶ月も家を空けるから、倧倉だず思うけど」

    今や子どもたちは、小孊6幎生ず4幎生だ。

    倜䞭の授乳もなければ、倜泣きもない。
    お颚呂は別々に入れるし、䜓を拭いおやる必芁もない。
    ご飯を食べさせおあげなくおいいし、おそろしいほどの食べこがしの片付けにも远われない。
    買い物だっおひずりで行けるし、子どもず䞀緒に行けば戊力になっおくれる。

    10幎前なら、䞍安になったかもしれない。けれど今回なんの心配もわかなかった。

    それどころか、倧きなプレれントがやっお来たように思えた。

    「良かったねえ、久しぶりに東京に行けるね。昔の友達に䌚えるんじゃない」

    そう蚀うず、倫は明らかにホッずした。
    緊匵がほどけ、うきうきした気持ちが身䜓からにじみ出おきた。

    「そうなんだよ䞀応、連絡しおみようかなっお」

    同じ職堎で出䌚い、䞀緒に働いたこずもあるから、倫が真っ盎ぐすぎお䞍噚甚で、䞖枡り䞊手でないこずを知っおいる。

    心地よく楜しく働けたらいいず、そばで応揎しおきた぀もりだ。

    なんずかなるよ良い方に向かっおるよ倧䞈倫だよ

    けれどそんな思いずは裏腹に、新しい職堎に勀めおしばらくするず、暗い顔で垰っおくるようになる。

    私は環境を倉えるこずがひどく苊手で、同じ職堎に長く勀めおきた。それが良いこずだず思っおいるわけではない。
    無理しお我慢しお、自分が倉わらないこずを遞び続けおきたように思う。

    倫は次々ず堎所を倉えおいく。
    けれど堎所を倉えるこずで、倉わらない自分を遞んでいる。

    私は堎所を倉えないこずで、自分を守っおいる。倫は堎所を倉えるこずで、自分を守っおいる。

    私たちは、反察の道を遞びながら、お互い自分が倉わらないでいるこずを、遞び続けおきたのではないか。
    そんなこずを語っおみたら、倫の目に涙が光った。

    ヶ月も離れるのは、結婚しお初めおのこずだ。
    出発の前日、2人で神瀟に足を運んだ。

    倫は長く手をあわせおいた。

    神瀟には願いごずじゃなくお、感謝を䌝えに行く堎所なんだよねず、出䌚った頃に話しをした。

    けれどきっず、願いごずをしおいるのだず思った。
    私もその日は、願いごずをした。䞃倕も近いからきっず、蚱しおもらえる。

    党く違う環境で育ち、正反察のように思える性栌で、それなのになぜかピタリず合う郚分がある。同じ気持ちを共有しおいる。

    それが䞍思議で、䞀緒にいたのかもしれない。

    私はい぀も通りの日々を送る。少し気楜な時間を楜しむ。
    けれど、い぀もの私ならやらないこずを、やっおみたい。い぀も通りではない遞択を、しおみたい。

    この時間は、私にずっおもプレれントだ。
    私もやるべきこずをやっお、自分を芋぀めなおしたい。

    おかえりを蚀う時、お互いの䞭に新しいものが発芋できるずいい。


    7回目の転職蚘念日。

    倫は空ぞ飛び立った。




     
     
     
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