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【惑星知性の設計図】第10巻:新しい直接販売を始めようとしたら、昔からの味方の売店から怒られてしまった話

【惑星知性の設計図】第10巻:新しい直接販売を始めようとしたら、昔からの味方の売店から怒られてしまった話

​前回のあらすじ

第9巻では、言葉が通じていても発生する「文化の壁」の正体と、共通ルール(85%)を固めた上でお互いの価値観を尊重し合う(15%)信頼関係の築き方についてお話ししました。

​前文

「ネットを使って、全国のお客さんに自分たちの商品を直接(D2C)届けよう!」

利益を増やし、ファンと直接つながるための新しい挑戦。とても前向きで素晴らしい試みに思えます。しかし、いざインターネットでの直接販売を始めようとすると、「自分たちを飛ばして商売する気か!」と、長年商品を売ってくれていたお店や代理店の方々から猛反発を受けてしまいました。

​時代に合わせた新しい挑戦が、なぜ今まで支えてくれた「大切な味方」との揉め事に発展してしまうのでしょうか?

​本文

原因は、新しい販売ルートを作ることで「これまでお世話になってきたパートナーの稼ぎや存在価値を奪ってしまう」という不安や不信感を与えてしまうことにあります。

​自分たちだけが得をしようとしてネット販売(直販)を始めると、既存のお店からは「裏切られた」と感じられます。しかし、お店側の顔色ばかりを気にして古いやり方に縛られたままだと、時代の波に乗り遅れて会社そのものが倒れてしまいます。

​この衝突を乗り越えるには、昔からの仲間を「ライバル」にするのではなく、「新しい形のパートナー」として巻き込む工夫が必要です。

​ネットでは「限定の商品やストーリー」を売り、実店舗では「実際に手にとって体験できる場所」として役割を分けるなど、お互いが得をする新しい仕組み(共存の道)を提示しなければなりません。

​説明

ここでのカギは、「役割の再定義」と「信頼の維持」です。

​価格設定や販売する商品の分け方など、お互いの領域を侵さない「明確なルール(85%の確定領域)」をガチガチに固めておきます。

​その確固たる取り決めの上で、「店舗に来てくれたお客さんをネットに誘導したら売上の一部を還元する」といった、双方にとってメリットのある「新しい協力関係(15%の潜在領域)」を創出していく。

​過去の恩を無視して突き進むのでもなく、変化を恐れて止まるのでもない。お互いが勝ち残れる枠組みを再設計することこそが、古い絆を守りながら新しい未来へ挑むための設計図です。

​次回予告

次回は「『地球にやさしく』を頑張るほど、目の前のお金がなくなって苦しくなるジレンマ」をお届けします。良いことをしているはずなのに経営が圧迫されてしまう矛盾と、持続可能な取り組みの秘密に迫ります。お楽しみに!

​#惑星知性の設計図 #ビジネスモデル #D2C #新規事業 #パートナーシップ #商売の基本

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