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Photo bykenyonezawa

🍒子どもの詩126 Theme-21

      〜ピンチはチャンス〜

     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
    「ピンチはチャンス」とよく言われます。多くの人が同様の体験をしたから、このような言葉が生まれたのだと思います。松葉杖生活を強いられることになったももかさんにも、何かのチャンスは訪れるのでしょうか。

       まつばづえが教えてくれたこと
    「いたっ!」
    私のまつばづえ生活はこの瞬間から始まった
    学校の階段から落ちてしまったのだ
    友だちが先生を呼んでくれて
    おんぶしてもらって保健室に行った
    その時はただのねんざで
    すぐ治るだろうと軽く考えていた
    家に帰ってからお母さんが
    「みせてみ」と言ったのでみせようとすると
    痛くて痛くてくつ下がぬげなかった
    病院に行ってみてもらうことになった
    「骨があった場所からずれています」
    お医者さんの言葉に私は背すじがぞくっとした
    まつばづえは初めて
    だから前に進むのも大変
    とくに家でも学校でも
    階段の上り下りには苦労した
    練習をしていて頭から落ちそうにもなった
    トイレに行くのも大変だった
    お風呂に入る前はいすを使って服をぬいで
    体を洗うのもひと苦労だった
    学校では運動会の練習を
    見学しないといけなかったし
    自分の机を自分で送ることもできなかった
    夜ねるとき足の痛みがじんじんひびいて
    よく眠れなかった
    とにかく何もできなかったので
    つまらなかった

    でもまつばづえが教えてくれたことがある
    それはいつも当たり前で気付かなかった
    家族や友だちのやさしさだ
    友だちは私のペースに合わせて
    階段や廊下をいっしょに歩いてくれた
    そうじ場所を私ができるところと
    かわってくれた
    祖母は学校までむかえにきてくれたり
    荷物を持ってくれたりした
    父や母はいやな顔をせず
    私のできないことをいろいろ手伝ってくれた
    本当にみんなありがとう
    これから家族や友だちが
    私のようにこまっていたら
    この経験を忘れずに
    私がみんなを助けたい
         5年 ももか

     思い通りにならない時は、何かを学び取る大きなチャンス。ピンチはチャンスとは言い当て妙な言葉です。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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