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🍒子どもの詩223 Theme-69

       〜ただいま通院中〜

     読みに来ていただき、ありがとうございます。
     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     子どもの苦手な所の1つが、病院です。(まあ、大人の私もですが。)特に耳鼻科と歯科は、痛み以上の恐怖感を持っている子が多いようです。何しろ経験不足なので、痛みの予測ができないためでしょう。
     日頃賑やかにしている子も、学校医に来ていただいて実施する耳鼻科検診や歯科検診の際は、いつになく神妙な顔をしています。通院時の出来事をテーマとする作品を2点紹介します。

       うるさいな
    行きたくないなあ
    こわいなあと思いながらじびかへ行った
    耳のおくのこまくをきるのだ
    「今から切ります」と言うと
    茶色のゴムがふくらんだものを耳に入れた
    水をすいこむホースが
    ジュルジュルといってとてもいやだ
    ヒリヒリと耳のおくがいたい
    「もう終わりました」という先生の声で
    いたいのが終わった
    薬をもらって
    お母さんといっしょに家に帰った
    耳がすうっとして気持ちがいいけど
    お母さんの「勉強しいよっ」という声が
    今まで以上に大きく聞こえて
    うるさくてこまります
         4年 あきら

     プールシーズンになると耳に水が入り、滲出性中耳炎になる子が出てきます。そんな時は、溜まった膿や水を排出する日帰り手術をします。手術と言っても、細いメスで鼓膜に小さな穴(1〜2mm)をあける数分の処置なので、痛みはほとんどありません。
     術後は1〜2週間で穴が塞がります。あきら君は、聞こえが戻って、聞きたくない言葉までクリアーに聞こえ、困ってしまったようですが。
     一方、歯医者では‥‥。

       虫ば
    はいしゃさんへ行った
    先生に
    「キーンとけずらへんか」と聞いた
    だまってわらっている
    「いたかったら手  上げよ」
    先生が言うてくれた
    手  上げたけどキーンはやめてくれへん
    なみだが出そうになった
    外に出るとお月さんが出とった
    お月さんも虫ばになったんやろか
    けずられたんやろか
    ないているようやった
         2年 けいすけ

     医者の醸し出す、問答無用感が伝わってきます。「キーンとけずらへんか」と聞いた時、お医者さんが黙って笑っていたのは、「キーンと削るで!」と宣言しているわけです。歯医者は、怖い所です。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
     また読みに来ていただけたら、嬉しいです。 

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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