
🍒 マリリンの死
〜子どもの詩334 Pet-12〜
飼っているペットが、不慮の事故で死んでしまう。これほど悲しいことはありません。ペットは、家族と何らかわりはありませんから。
Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
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マリリンの死
マリリンはマルチーズという種類で
最高でも三十センチぐらいにしかならない犬だ
マリリンは二十五センチぐらいだったと思う
「ピューピュー マリー」とよぶと
うさぎみたいにピョンピョンはねながら
ぜんそくりょくで走って来た
来ると私のふとももにとびついた
「クンッ ク〜ン ク〜ン」と
あまえるみたいに頭をすりよせていた
マリリンはボールが一番好きだった
日かげのしばふに持って行き
前足二本でおさえながらかみついて遊んでいた
夏 いっしょに川に泳ぎに行くと
だっこしていっしょにつかっているのに
ぶるぶるふるえながらこわがっていた
そのマリリンが犬にかまれて死んだ
四月十七日 私が家に帰ると
おばあちゃんが目を赤くし
なみだをうかべながら私を見た
私は一しゅんドキッとした
「マリリンが死んでもた」
「えっ!うそっ!ほんま?」
おばあちゃんは小さくうなずいた
「うらの箱に入っとるわ
おじいちゃんが墓作って
うめちゃる言うたったんやけどな
みさとが帰って来るん ちょっと待とか 思て」
私は走って家の裏に行った
ダンボールの中に
マリリンが小さくうずくまっていた
とっても小さくなっていたような気がした
私はマリリンを見たしゅん間
なみだがいっきに出てきた
なみだがとまらなかった
マリリンをそっとさわってみた
お腹の横に血がたくさんついていて
つめたくかたくなっていた
顔は見たくなかったし見れなかった
マリリンの墓は
私とおじいちゃんとおばあちゃんで作った
私はボールと楽しく遊んでいる
マリリンを思い出しながら
そのボールをマリリンの横にうめてやった
6年 みさと
お墓の横に埋められたボールで、マリリンが遊ぶ。そうやってみさとさんの記憶の底に、かわいいマリリンは、ゆっくりゆっくりと沈んでゆきます。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。