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🍒子どもの詩251 Theme-85

     〜未来へと続く種〜

     読みに来ていただき、ありがとうございます。
     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     小学校の最高学年六学年にもなると、人生の全体像はまだ捉えきれないものの、こんなふうに生きていきたいという漠然としたイメージを持ち始める子が出てきます。奈央さんは、こう考えました。

       あさがお
    玄関横の片隅にあさがおの芽が出た
    砂利の中からひょろひょろのふたば
    だれも植えていない
    おそらく去年のこぼれ種
    決して主張せず
    いつ枯れてもおかしくない環境のなか
    けれどどこか堂々とした姿

    ふたばは少しずつつるをのばし
    真夏の太陽の下
    小さな小さなつぼみをつけた
    そしてやっぱり
    だれかに見てもらえるわけでもなく
    小さな小さな花がさいた

    私はだれにも気に留められない中
    花をさかせることができるだろうか
    小さな花でいい
    このあさがおのように人知れず努力し
    地に根をはり
    いつか自分の花をさかせられる人になりたい
    そしてその小さな花は
    未来へと続く種となる
         6年 奈央

     奈央さんの蒔いた種が発芽し、成長し、さらにつるを伸ばし、蕾をつけ、膨らみ、そして花を咲かせる。その日が来ることを、心から願っています。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
     また読みに来ていただけたら、嬉しいです。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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