
🍒子どもの詩295 Worker-17
〜クリーニング師〜
「大きくなったら、何になりたい?」と尋ねるとしましょう。
小学校の低学年の男子だと、プロ野球選手やプロサッカー選手等、どちらかと言うと華やかで遊び心のある仕事をあげることが多いように思います。でも、全てがそうではありません。身近な人の、意外な所に価値を見い出している子もいるのです。
Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
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おじいちゃんの手
「じいちゃん 手を見せて」
「じいちゃんのは しわだらけやで」
大きな手だった
「ずっとアイロンかけをしてるから
すごい力もちなんやで」
お母さんが教えてくれた
じいちゃんにどんなしごとをするのかたずねた
「おきゃくさんから
クリーニングのしなものをあずかったら
まずしみがないか点けんして
大きなきかいに入れてあらうんや
それからかんそうしてアイロンかけをするんやで
夏はめちゃくちゃあつくて
いっぱいあせが出てしんどいんやで」
じいちゃんはお母さんの弟の
ひろくんといっしょにしごとをしている
クリーニングしのめんきょをとるのに
べんきょうとカッターをあてるしけんがある
しけんをうける前にひろくんは
カッターのアイロンのかけ方を
なん回もなん回も
じいちゃんに教えてもらったそうだ
えきの近くにある
じいちゃんの店に行ってみた
ひろくんの作ったかんばんがある
入り口もひろくんが作った
レンガや石できれいに作って入りやすくしてある
ブーンブーン 大きな音がする
きかいの中でせんたくものがグルグル回っている
ものすごくあつい
ひろくんはアイロンをかけ ふくろに入れていた
「四十五度ぐらいになるんやで」
じいちゃんはあせをふきながらはたらいていた
「じいちゃん カッターのアイロンのしかた教えて」
「まずそでを当てる
つぎはえり
それから前ボタンのところ
平たくのばしてぜん体をきれいに当てる
アイロンのおん度は百八十度ぐらい」
「ぼくもやってみたい」
「やけどしたらあぶないから あかんあかん」
いま店はいそがしくて
あさ八時から夜八時まで
じいちゃんはひろくんとはたらいている
ぼくもじいちゃんのような
大きな手になれるといいな
2年 りゅうた
職人の手。特に指先は、その人の生き様が如実に反映される場所です。その手の凄みが感じ取れるりゅうた君もまた、豊かな才能を持った子に違いありません。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。