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🍒子どもの詩199 Theme-64

       〜お腹の中の赤ちゃん〜

     読みに来ていただき、ありがとうございます。
     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     切迫流産を防ぐために、出産前に入院する場合があります。長くなる場合には、母方の実家近くの産院に入院することが多いようです。むく君のお母さんも、県北部の実家近くで四ヶ月の入院生活を続けて、ようやく産み月を迎えました。

       おなかの中の赤ちゃんをみた
    「むく  おかあさんと
    おなかの赤ちゃんを見に行こうか」
    「行く  行く」と答えた
    四ヶ月ぶりにお母さんと出会った
    お母さんのおなかはスイカが
    すっぽり入っているみたいに大きい
    病院についた
    「小田さあん」とかんごしさんが呼んだ
    部屋に入る時ドキドキした
    「早く見たい」
    パソコンを見ると先生が
    「これはさかごです」と言った
    まずお母さんのおなかにゼリーをぬった
    つぎにちょう音波をおなかにあてて
    パソコンにうつした
    先生がちょう音波をうつした
    「鼻のあな」
    「せぼね」
    「しんぞう」と説明した
    せぼねは一本の太いほねがあって
    その横に小さいほねがたくさんついていた
    心ぞうは口をパクパク広げているみたいだ
    ずっとパクパクしていた
    心ぞうはこうやって動いているのだな
    こんなの見るのは初めてだった
    「なぜ  さかごはだめなの」と聞いた
    「ふつう頭から出る
    さかごだとおなかを切って出すかも」と
    お母さんが言った
    心配になってきた
    先生が「体重がふえています
    成長していますよ」と言った
    病院へ来てよかった
    赤ちゃんが元気になってきたのでうれしかった
    赤ちゃんの体の中のようすを見て
    手足もできていた
    生まれた手をさわりたい
         4年 むく

     弟や妹ができた時、今まで100%自分に向いていた意識が赤ちゃんに向けられ、「赤ちゃん返り」が表れる場合があります。しかし、むく君の場合は、おそらく大丈夫でしょう。「生まれた手をさわりたい」。こんな思いで、弟か妹の誕生を待つのですから。誕生した時、いの一番にしたことは、自ずと知れた、もみじの掌を触ること。
            🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
     また読みに来ていただけたら、嬉しいです。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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