
🍒 ぼくは母の仕事をばかにしない
〜子どもの詩437Family-76〜
しゅん君のお母さんの仕事は、美容師さんです。ちょっとした行き違いから口喧嘩になりますが、言葉の遣り取りの末に、しゅん君はお母さんの仕事観を知ることになりました。
Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
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お母さんの仕事
「そんなに無理して仕事をがんばらんと
たまには早く帰ってきてよ」
ぼくはお母さんに言ってしまった
お母さんがおそいから
ぼくはいつも家で一人だ
お母さんは ためいきをついて
かぜをひいたまま仕事に行ってしまった
ぼくはお母さんに
無理をして体をこわしてほしくない
だからそう言ったのに
その日から ぼくとお母さんは
少しけんかをするようになった
「あのね わたしはお客さんの髪を切って
きれいになってもらって
一人でも多くのお客さんの笑顔が見たいのよ」
おこらないで お母さんが言った
ぼくは言い返した
「じゃあ何のために
かぜで熱があるのに仕事に行くの」
お母さんはだまりこんでしまった
二人ともだまった
「いつも わたしにそう言うけど
何て思っているの?」
「ぼくは お母さんに無理をしてほしくない」
「わかったわ でもこれだけはわすれないでね
わたしが一人のお客さんの髪を切ることで
一つの笑顔ができるのよ」
ぼくは ずっと考えていた
そうか
お母さんの一つの仕事は
一万個の笑顔になるんだな
ぼくは二度と
お母さんの仕事をばかにしない
5年 しゅん
言葉の遣り取りを繰り返しながら、しゅん君のお母さんは思ったはずです。まだまだ小さいと思っていたけど、うちの息子も、ずいぶんしっかりしてきたもんだ。
全力で受け答えするお母さんの様子が、そのことを如実に語っています。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。