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🍒恥ずかしがり屋の妹

      ~子どもの詩536 Family-94

     自分に似て、恥ずかしがり屋の妹が小学校に入学しました。みんなと仲良くできるだろうかと、兄として心配でなりません。
     Akiyama  Uです。子どもの詩を紹介しています。
           🔷
       なつみ
    妹のなつみは  今年一年生になった
    うれしいような  かなしいような  ふくざつな気分だ
    それは  ぼくと似ていて
    はずかしがり屋だから心配なのだ
    「大きい子と仲良うしいよ
    発表する時は大きな声で言うんやで」と言ってきた
    なつみは  ぼくよりしっかり者だけど
    やっぱり心配だ

    入学式の時も
    ちゃんと返事できるかなあと気が気でなかった
    なつみが入場してきた
    すごくきんちょうしている
    ぼくまで心ぞうがドキドキしてきた
    ぶたいに立って  いよいよ名前がよばれる番だ
    「武田なつみさん」
    「はい」
    ちゃんと言えてほっとした
    「ああ  良かった」
    かたの力がぬけるようだった
    花たばをもらった時は
    とってもうれしそうだった
    家に帰って「がんばっとったなあ
    きんちょうしとったやろ」と聞くと
    「うん」となつみは言った
    なつみが入学してきて良かった
    ちょっとドキドキすることはふえるけど

    ぼくの友だちが
    「なつみちゃんて  そうじ上手やで
    くつとか色んなもんのけて
    さっさとふいてるで」と言ってきた
    ぼくは「へえ
    家とぜんぜんちがうなあ
    ようやっとるなあ」と安心した
    学校では
    なつみの方がしっかりものだ
         5年 ともや

     無責任なことは言えませんが、なつみちゃんは大丈夫な気がします。
     兄のともや君は、自分の性格を知り尽くしています。そんな子は少しずつではあるけれど、時と場合によってどう振る舞うべきか学んで、演じる力(演技力?)がついてくるものです。
     兄を見て育った妹のなつみちゃんは、兄よりもアドバンテージがありますから学びが早い。「素の自分」と「公けの自分」、二つの自分を既に演じ分け始めているのかも分かりませんよ。
     だから、二人とも大丈夫な気がします。
           🔷
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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