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🍒 いのちはつながる

      〜子どもの詩204 Reiwa7-4〜

     読みに来ていただき、ありがとうございます。
     子どもの詩を紹介するnoteです。令和7年度、今を生きる子ども達の作品です。
           🔹
     我が子に伝えておきたい情報がある場合、それを人生のどのタイミングで伝えるのか、とても大切な選択が迫られます。次に挙げる作品の作者、えいと君のお母さんにも、伝えたいことがありました。えいと君には、双子の兄弟がいるはずでしたが、お腹の中でうまく育たなかったのです。えいと君のお母さんは、1年生の夏(令和7年の夏)にこのことを伝えました。

      だいじにするといのちはつながる
    四ひきもらったカブトムシのようちゅう
    ぐねんぐねんうごいてかわいい
    土のなかにすぐもぐっていってかわいい
    オスはぼくのなまえににた「えい」「えん」
    メスは大すきなともだちのなまえ「じん」
    かわいい「こり」
    なまえをつけるともっとかわいい

    さなぎになるときへんなかんじがした
    「えい」も「えん」も土にもぐらんかった
    「えい」はトイレットペーパーの
    しんにいれてあげた
    「えん」ははっぱをかぶせてあげた

    せいちゅうになるときまたへんなかんじがした
    にいちゃんのカブトムシをさわると
    クネクネがはやい
    「えい」も「えん」もクネクネがおそい
    やばいかもしれん
    からをぬぎだしたけど‥‥おそい
    しんぱいでなでなでしたけど
    ちょんとしかうごかない
    そのまま一しゅうかん
    「えい」はあし二本とせなか
    からをのこしたまましんでしまった
    「えん」はからはぬげたけど
    はねをかわかしているときに
    ちゃいろくならずにしんでしまった
    オスがたのしみやったのに‥‥
    つのはまがっている
    せなかはさなぎのままでボロボロ
    いたそう
    かわいそう
    そうか
    わかった
    にいちゃんが
    ようちゅうのときにもちまくったせいや
    にいちゃんが
    さなぎのときにツンツンしまくったせいや
    ぜんぶにいちゃんのせいや
    ‼︎
    ぼくはないた
    わすれないようにニひきのえをかいた
    土にうめてあげた
    かなしくてぼくはせわをやめた

    かあちゃんが
    おなかにいたぼくのしゃしんをみせてくれた
    ぼくのよこに
    うまれてこんかった子のしゃしんがあった
    ぜんぜんちがうかった
    ぼくみたいに大きくなっていかんかった
    かあちゃんもそのとき
    へんなかんじがしたらしい
    しんでしまってかなしくて
    じぶんのせいやっておもったけど
    しんでしもた子のぶんまで
    ぼくたちをだいじにせなっておもったって
    つらいけどぼくをせわしてくれたから
    ぼくは大きくそだった
    それにおとうともいもうともうまれた
    ぼくもにいちゃんのせいにしとかんと
    「じん」と「こり」のせわせなあかんわ

    ひさしぶりに「じん」と「こり」をみにいった
    「こり」は手にのってきてはずれんかった
    さみしかったんやな
    ほったらかしにしてごめんな
    にいちゃん
    これまでせわしてくれてありがとう
    にいちゃんのせいにしてごめんな

    せわをしていたら
    「じん」がたまごをうんだ
    人もカブトムシもだいじにすると
    いのちがつながるんやとおもった
    めっちゃうれしかった
    「えい」と「えん」のぶんまで
    このたまごをだいじにそだてるよ
         1年 えいと

     お母さんは、良いタイミングを選ばれましたね。
     生まれるはずだった、えいと君の兄弟(姉妹の可能性もありますが)の命も、これでえいと君につながりました。
           🔹
     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
     また読みに来ていただけたら、嬉しいです。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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