
🍒私の町にある物
〜子どもの詩528 Theme-255
都道府県市区町村別の基準地価が、先日発表されました。
ニュース番組に登場した専門家が、次のように解説します。
「人が住まいや地域を選ぶ時、これまで二つの大きな基準を大切にしてきました。一つは利便性(交通、店等)。もう一つは居住性(自然環境、騒音等)です。」
Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
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ああ 来た来た
帰り道 やさしいかおりが走った
なんのかおりだ?
おぼえがある
ああ このかおり 麦のかおりだ
黄色と黄緑色とオレンジ色
麦独特のあきない色
色を相談してきめているのではない
自分勝手に色を決めているのに
こんなにそろって美しい
ふしぎだけど
やっぱりあきることはない
麦の穂がそまると みんなほっとする
ああ 来た来た
このかおり
5年 すみれ
ダイヤモンドの朝つゆ
田んぼがすごくキラキラ光ってる
何かな
たくさんの朝つゆだ
おこめのはっぱぜんぶについている
朝顔のはっぱについた朝つゆを
おかあさんと見たことがあるけれど
こんなに一面の朝つゆを見たのははじめて
そっとのぞいてみると
小さなつゆがダイヤモンドのように光ってる
手にとろうとはっぱにさわったら
ダイヤモンドは すっと手にすべりおち
こわれてしまった
あしたの朝も
ダイヤモンドの朝つゆが
できているといいな
2年 みやび

私の村
あなたの村には何がある?
あなたの町には何がある?
私の村には緑がいっぱい
家から一分くらい歩いたら
すぐ山に入る道があるんだ
その山には
ちょっと前に校長先生が言われた
「きつね岩」もあるんだ
冬から春にかけて
雪が少しずつなくなり始めたころ
私 「きつね岩」に登ることが多くなる
「きつね岩」から下を見下ろすと
村がよく見わたせる
私 ときどき思うんだ
こんな緑の多いきれいな所に生まれて
よかったって
6年 りさ
先にあげた専門家の解説は、次のように続きます。
「利便性と居住性は、今の日本では相反した基準です。だからこれまで、天秤にかけながら住む場所を決めてきたのだと思います。でも、最近の地価の上がり方や下がり方を見ていると、二択ではなく一択になったと感じます。人は、利便性のみを求めるようになりました。」
麦の香り、稲の朝露、高い岩場から見える自分の故郷。こんな経験ができる子ども達は、どんどんと減ってきています。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。