
🍒伝統芸能を引き継ぐ子
〜子どもの詩491 Theme-229〜
詩の良い所の一つは、自分が経験し得ない視点に立たせてもらえる事だと思います。
日本の伝統芸能の獅子舞。中でどんな事が起こっているのかなんて、普通の人は知ることはありませんから。
Akiyama Uです。子どもの詩を紹介しています。
🔹
ししまい
ピーピ ピッピ
ピーピ ピピピ
ピーピピ ピピピピ
ピーピ ピッピピ
笛の音が聞こえると
ぼくの体は自然に動きだす
前に後ろに右に左にななめにも
後ろ足の子といきを合わせて
「せいのっ」でころがる
すばやく起きて また動く
ぼくはししになっている
頭をふって 口を大きくあけ
強くてかっこいいししだ
でも だんだん足が重くなる
うでがしびれてくる
こしがいたくなる
元気のないししになる
そんな時
おじさんたちの声が聞こえる
「こしを低くしろ」
「もっと頭を上げて」
「よし うまいぞ」
ぼくはふんばり気合いを入れなおす
何もかもわすれて
ひたすら手足を動かす
リズムに合わせてほえて はねて
力強く舞い続ける
5年 ゆうすけ
赤い顔と鋭い歯を持つ「獅子頭(ししがしら)」をかぶり、緑色の唐草模様の衣装をまとって踊る獅子舞。お正月やお祭りなどの行事で、無病息災や悪魔払い、五穀豊穣を願って何十年、何百年と舞いは継承されてきました。
ゆうすけ君もまた舞いを引き継ぎ、次世代へと送っていくのでしょうね。