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🍒子どもの詩129 Pet-3

      〜バニラ〜

     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     登場するのは、バニラと名付けられた地域猫です。毎日登校時に心通い合わせれば、地域猫もまたペット同様の存在となります。

       バニラ
    バニラはふつうのねこ
    こねこでもないし大きいねこでもない
    かおの右がわが白で
    左がわは白と茶色
    せなかとおしりは茶色
    しっぽはまじっていて
    おなかはたぶん白
    白と茶色がまじってソフトクリームみたい
    白のところがバニラにみえたので
    おねえちゃんとかんがえて
    なまえは「バニラ」にした

    バニラはいつも薬局のちゅう車場にいる
    朝学校にいくと中でみつけた
    薬局のねこかな?
    のらねこかな?
    あついときは車の下
    車のないときは葉っぱにかくれて
    雨のときはやねの下にいる
    やっぱりのらねこかな?
    いつもちゅう車場からこっちをみてる

    バニラはかわいい
    女の子かな?
    それとも男の子?
    おねえちゃんと「バニラ」とよぶと
    「ニャーア」という
    声が小さくてたかくてかわいい
    きっと女の子だよ
    「ニャーア」というと
    バニラのかおの白と茶色が動いて
    くちゃくちゃになる
    「いってきます バニラ」
    バニラはじっとみおくってくれる

    バニラはおしゃれ
    いつもかおを手できれいにしている
    手でかおをじょうずになでる
    だからいつもフサフサのかお
    やっぱり女の子だよね バニラ

    バニラははずかしがりや
    おかあさんとちゅう車場の前をとおった時
    バニラをしょうかいした
    「バニラ」とよんでもぜんぜんなかない
    車の下でじっとしている
    「バニラ」とおかあさんもよんだ
    バニラはじっとみてるだけ
    くらい中で目が光っていた
    はずかしかったんだよね バニラ

    バニラはいつも一人ぼっち
    家はあるのかな?
    何をたべているのかな?
    友だちはいるのかな?
    わたしとおねえちゃんが
    はじめての友だちだよね

    ある日バニラがいなかった
    「バニラ!バニラ!」
    よんでもいない
    お家に帰ったのかな?
    何かたべにいったのかな?

    次の日バニラはまた葉っぱにかくれていた
    「バニラ」と二人でよぶと
    「ニャーア」といった
    バニラのかおはフサフサ
    きのうはどこへ行ってたのかな?
    しんぱいしたよ バニラ
    お家にかえったのかな?
    本当はたくさん友だちがいるのかな?
    とってもふしぎなバニラ

    かわいくてふしぎなバニラ
    朝はいつもそこにいてね
    わたしたちをみおくってね
    「今日もいってくるね バニラ!」
         3年 なな


     子どもも学校で色々な出来事があって、楽しいことばかりではないと思います。緊張も強いられます。
     毎日の暮らしの中で、のんびりしたバニラのような猫と会えることは、力が抜けリラックスできる時を得るということ。地域猫とは言え、ペットの力が発揮される場面です。「ニャーア」とひと声鳴いてくれるだけで、今日一日頑張れそうな気がしますから。

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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