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🍒子どもの詩170 Theme-54

       〜教室の窓〜

     読みに来ていただき、ありがとうございます。
     子どもの詩を紹介するnoteです。
           🔹
     ランドセルを背負って、子ども達は毎日学校に来ます。全員が元気いっぱい、幸せいっぱいで通っているのだとしたら、どんなに素晴らしいことでしょう。でも現実は、違う。いろいろな出来事や思いを背負いながら生きています。大人と同じように。
     今日の詩は、少し寂しい気持ちにさせる作品です。

       まどから
    まどからじっと見つめている子
    何を見つめているの?
    その子のやさしい目が悲しみでうずまっている
    一人教室にぽつん‥‥
    友達の遊ぶのをじっと見ている
    なぜ?
    みんなと遊ばないの?
    するとその子は答えた
    「みんな仲間に入れてくれないから」
    聞きとれないほどの小さな声
    きっと悲しみのあまり声が出ないのだろう
    四月に入って間もないのに
    この子だけ
    とり残された

    遊んでいる友達の声を聞くと
    顔をそむけてしまう
    ただ一つ
    友がいた
    それは
    絵本である
    まるでこの子の親のように
    それが友達であった
    春のさわやかな風が
    気もちよくふいている
         5年 ゆき

     ゆきさんは、いったい誰のことを書いているのでしょう。友達のことなのでしょうか?それとも、自分のこと?友達の中にある、自分と同じ思い?
     そんな視点で、もう一度読みなおせば、春の風に自分も包まれていきます。ゆきさんにも、友達にも、必ず第二章が始まります、きっと。

           🔹

     最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
     また読みに来ていただけたら、嬉しいです。🍒

     
     
    気がつけば、子どもの書く文章を収集する人生になっていました。職業柄とも言えますが、誰もがしていることではないので、やはり謎です。ただ一つ言えるのは、自分の体験し得なかった事やこれから起こる可能性の低い出来事を、子ども達が代わりに体験してくれている、そんな認識です。感謝です。

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