
🍒子どもの詩241 Theme-76
〜優しさの継承〜
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子どもの詩を紹介するnoteです。
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10月は稲刈りのシーズン。この頃は同時に、爬虫類のヘビにとって、卵から新しい命が生まれる季節でもあります。だから小さなヘビが、稲刈り機に巻き込まれて犠牲になることが十分考えられます。
ヘビの赤ちゃん
「あっ へびの赤ちゃんや」
弟のこうたが田んぼに走って行った
「うわぁ かわいそうにきずがある」
おなかから血が出ている
「消どくえきないか」
手のひらでベッドを作ってやった
グニュグニュ動いてこそばかった
赤ちんでちょんちょんとぬった
「ウウウ」
へびがないた
きずはどんどん広がっていって
どないしようもない
虫かごの中にワラを入れてやった
その日のばん
ヘビは「ウウウ」とないていた
虫かごの中に手を入れてせ中をなでた
「はよねえよ
元気になるんやで」
けさ虫かごをのぞくとヘビは死んでいた
わらの上でねているように死んでいた
「ごめんよ 手当ができなくて」
こうたはなみだをぽろんぽろん流していた
「おはか作っちゃろ」
わらにつつんで田んぼにうめた
生まれたばかりやのに
すぐ死んでもてかわいそうやな
3年 りさ
姉のりささんと弟のこうた君。きっと優しい家族に包まれて生まれ育ったのでしょう。傷ついた小さな命への労りの気持ちが、作品全体に表れています。虫かごに入れられたヘビの背中をなでる行為は、一体どこから生まれるのか。きっと病気の時に、少しでも楽になるようにと背中を撫でられた経験が、2人には共通してあるのではないでしょうか。
優しさは、このようにして継承されていきます。
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