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「言葉」

    毎日私の頭の中には言葉で溢れかえっていて、何度も何度もその波に溺れそうになる。
     
    とにかくみんなが羨ましくうつる
    二の腕が細いあの子、自分の目標とするステージをもう獲得してるあの子、海外で活躍するあの人、私にないものを持ってるあの人
    気付けば世の中が焦り始める年齢になったわたし
    時間だけが経っていって
    周りがどんどん活躍する中
    自分だけが毎日無駄な時間を過ごしてる気がして、もどかしいのに行動してるはずなのにそれが結果につながることは中々なくて
    私は努力できてないんだ、どうしたら良いんだろう
    あの時ああしてればよかった
    なんであの時こうしなかったんだろ?
    私はなんで痩せれないんだろ?
    タラレバが尽きない
    ううんでも私はあの子の事別に憧れてない
    自分の今の体型が好きだし幸せ
    そうやって自分に嘘をつく
    確かに幸せ
    だけど今の体型は全然好きじゃないし
    本当はあの子がすごく羨ましい
    だけどそうやって自分に自信があるように見せないと何もかも崩れちゃいそう
    本当は今だって十分若いはずなのに、どんな体型でも綺麗って時代になってるはずなのに、他人の言葉を丸ごと飲み込んでしまって落ち込んでしまう自分が本当に嫌だ
    毎日そう考えては、とにかく頑張ろう!頑張り続ければ夢は叶うって自分に明るく言い聞かせて
    それでも上手くいかない日々に疲れて
    終わりがないこの毎日は一体いつまで続くんだろうって
    いつになれば私は世界に見つけてもらえるんだろう
    いつになれば私の願いが叶うんだろう
    私は何をしたいんだっけ
    もしかして向いてないのかな?
    毎日毎日自分の頭の中で言葉だけがぐるぐるし続ける
    それでも頑張るしかなくて
    自分を信じて歩き続けるしかなくて
    そんな感じで毎日過ごしている
     
    私は昔から、言葉にすごく影響される人
    言葉が大好きだし言葉が大嫌い
    たった一言で大笑いして幸せな気持ちになったり、救われたり、明日も頑張ろう!って思えることがある
     
    だけどその分、何気なく言われた一言をずっと頭の中で何度も繰り返してしまう
    もう忘れたはずなのに、突然思い出して苦しくなる
    誰かの言葉を勝手に自分の価値みたいに感じてしまう
     
    だから私は人の心をぽかぽかにして幸せな気持ちになるような言葉を選んで生きて行きたい
    他人にも自分自身にも
    オードリーヘップバーンも言ってた
    「美しい唇であるためには、美しい言葉を使いなさい。美しい瞳であるためには、他人の長所を見つけなさい」って
    小学五年生の時の私には本当に衝撃だった
    だけど私はその時にこれからこの言葉を人生の言葉にしよって決めたんだ
     
    私以外にも言葉で苦しんでいる人は沢山いると思う
    だって今の世界は言葉で溢れすぎているから
    だけどそんな人たちに伝えたい、
    もちろん私自身にも
     
    頭の中で言葉の波が溢れていても、それは悪いことではないし、自分が飽きるまで溢れさせたら良い
    人はそれを「考えすぎ」「もっと前向きに楽に考えな」っていうけど、別に良い
    自分の気が済むまで頭の中で言葉を流し続ければいい
     
    でも頭の中に溢れる言葉があまりにも自分を傷付けてきて苦しいーーってなった時は、それと同じくらい自分が幸せーーって感じられる言葉をかけてあげたいよね
    そうじゃないと帳尻合わないから
     
    言葉に飲み込まれそうになったことが一度でもある人は、
    きっと誰よりも言葉を大切にできる人
    だから
    今の自分を無理に変えようなんて思わなくてもいい
     
    でも難しいんだよ、ほんと
    結局、頭の中に溢れ続ける言葉って、自分を責めたり傷つけちゃう言葉の方が多い気がする

    じゃあ、どんな言葉をかけてあげたら自分は幸せな気持ちになるの?って?

    それはね
    ただ一言

    今の人生に新しい言葉を追加してあげるなら──


    「私って今日もラッキー!」


    これかな。
     

    #創作大賞2026 #エッセイ部門


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