メインコンテンツへスキップ

雨粒に映る② 物語編 【俳物語】


     雨が降る。
     ポツポツと。

     丸い宝石のように、
     滴り落ちる雨だれ。

     その丸き宝石に、
     映る世界は…


     視線も、
     気持ちも下がる雨の日。

     家から出ずに、
     窓の外を眺める。

     屋根の端から、
     雨粒が滴り落ちる。
     ポトポト。

     水たまりに跳ねて、
     ポチャポチャと。

     車のライト、
     ビルの明かり、
     反射してキラキラ光る。

     丸い宝石みたい。


     少し気になって、外に出る。

     傘に当たる雨粒、
     ノックのように、
     コツコツと。

     葉っぱの上に乗った雨粒。

     そこから見える景色は、
     どんなのだろう。

     しゃがんで、
     そっと覗き込む。

     交差した世界が映り込む。

     建物も人も道も、
     光も影も、
     逆さまに。

     現実と幻想、
     過去と現在さえも、
     交差する。


    自由律俳句を元に書いた物語です。


    自由律俳句の記事はこちらから
    ↓

    #創作大賞2026
    #オールカテゴリ部門

     
     
    自由気ままに 詩やちょっとした言葉を書いていく。 自然のふとした、美しさに気づきたい。 誰かの心に、小さな雫が落ちるような一言を。

    あなたへのおすすめ