
🐸最終話『カエルさんを守るって?』ちょっとお話長くなったにゃ🐾
翌朝。
BGMと一緒に楽しんでにゃん🎶🌈😸🐸
森に、
ガラガラガラガラ……
という、
どう考えても森には似合わない音が響いていました。
🐻❄️「…………。」
🐸「…………。」
ガラガラガラガラ……
音が、
だんだん近づいてきます。
🐻❄️「嫌な予感がする。」
🐸「…………。」
そして――
😸「おはようにゃーーー!!」
しれネコ登場。
背中には、
リュック。
双眼鏡。
虫眼鏡。
ノート。
水筒。
タオル。
ロープ。
なぜかヘルメット。
そして。
右手に、
スコップ。
左手にも、
スコップ。
🐻❄️「…………。」
😸「昨日の反省を活かしたにゃ!」
🐻❄️「昨日も同じこと言ってたよ。」
😸「今日は完璧にゃ。」
🐻❄️「何をするつもりなの?」
😸「決まってるにゃ。」
しれネコは、
バッ!!
と胸を張りました。
😸「今日から、しれネコは――」
🐻❄️「うん。」
😸「カエルさんを守るにゃーーー!!」
🐸「…………。」
🐸カエルさん警備隊、発足
😸「24時間!」
🐻❄️「え?」
😸「365日!」
🐻❄️「え?」
😸「しれネコがここで見張るにゃ!」
🐻❄️「それ、守るというより監視じゃない?」
😸「安心するにゃ、カエルさん!」
🐸「…………。」
😸「しれネコがいるにゃ!」
🐸「…………。」
😸「…………。」
🐸「…………。」
🐻❄️「むしろ落ち着かなそう。」
しれネコは、
カエルさんのいる葉っぱの前に座りました。

じーーーーーーーー。
🐸「…………。」
じーーーーーーーー。
😸「…………。」
じーーーーーーーー。
🐸「…………。」
じーーーーーーーー。
🐻❄️「しれネコ。」
😸「にゃ?」
🐻❄️「近い。」
😸「守ってるにゃ。」
🐻❄️「顔と顔、10センチくらいだよ。」
😸「何かあったら0.2秒で動けるにゃ。」
🐻❄️「カエルさんが逃げる方が速そう。」
30秒後。
😸「異常なしにゃ。」
🐻❄️「うん。」
一分後。
😸「異常なしにゃ。」
🐻❄️「うん。」
三分後。
😸「異常なしにゃ。」
🐻❄️「もう報告しなくていいよ。」
五分後。
😸「異常――」
🐻❄️「大丈夫。」
😸「まだ最後まで言ってないにゃ。」
🐻❄️「だいたいわかる。」
🪰敵、接近!!
そのとき。
ぶ〜〜〜〜〜ん。
一匹の小さな虫が、
カエルさんの近くへ飛んできました。
😸「!!!!」
🐻❄️「どうしたの?」
😸「敵にゃ!!」
🐻❄️「え?」
😸「カエルさんに接近中!!」
🐻❄️「待って。」
😸「しれネコが守るにゃーーー!!」
しれネコ、
発進。
😸「カエルさんから離れるにゃーー!!」
🐻❄️「だから待ってって!」
ぶ〜〜〜ん。
😸「逃げるにゃ!」
ぶ〜〜〜ん。
😸「こっち来たにゃ!!」
🐻❄️「しれネコ!」
😸「にゃ!?」
🐸「…………。」
ぺろっ。
ぱくっ。
😸「…………。」
🐻❄️「…………。」
🐸「…………。」

😸「…………食べたにゃ💦」
🐻❄️「食べたね。」
😸「敵を。」
🐻❄️「ごはんを。」
😸「…………。」
🐻❄️「第2話で見たよね。」
😸「…………。」
🐻❄️「虫、食べてたよね。」
😸「忘れてたにゃ。」
しれネコは、
そっとノートを取り出しました。
カキカキ。
📝
『虫 → 敵ではない』
🐻❄️「ずいぶん基本的なところから始まったね。」
😸「大切な発見にゃ。」
🐻❄️「二回目だけどね。」
☔カエルさんが濡れる!!
しばらくすると。
ぽつ。
😸「にゃ?」
ぽつ。
ぽつぽつ。
雨が降ってきました。
😸「大変にゃ!!」
🐻❄️「今度はなに?」
😸「カエルさんが濡れるにゃ!!」
🐻❄️「カエルだから……」
😸「待ってるにゃーー!!」
ダダダダダ!!
🐻❄️「どこ行くの!?」
しばらくして。
😸「間に合ったにゃ!!」
しれネコが戻ってきました。
手には、
小さな傘。
🐻❄️「…………。」
しれネコは、
カエルさんの上に、
そっと傘を差しました。

😸「これで安心にゃ。」
🐸「…………。」
🐻❄️「…………。」
😸「濡れないにゃ。」
🐻❄️「カエルさん、雨は大丈夫だと思うよ。」
😸「…………。」
🐻❄️「むしろ湿ったところで暮らしてるし。」
😸「…………。」
🐸「…………。」
しれネコは、
そっと傘を閉じました。
カキカキ。
📝
『カエル → 雨、大丈夫』
🐻❄️「しれネコ。」
😸「にゃ?」
🐻❄️「もしかして……」
😸「にゃ?」
🐻❄️「カエルさんのこと、あんまり知らないまま守ろうとしてた?」
😸「…………。」
🐻❄️「…………。」
😸「だから今、知ってる途中にゃ。」
🐻❄️「…………。」
😸「にゃ?」
🐻❄️「それはちょっといいこと言った。」
😸「そうにゃ?」
🐻❄️「うん。」
😸「メモしておくにゃ。」
🐻❄️「自分で?」
🌿守るって、なんだろう
雨がやみました。
森に、
いつもの音が戻ってきました。
葉っぱから、
ぽたん。
水滴が落ちます。
虫が飛びます。
水が流れています。
そして、
その中で、
カエルさんは静かにしています。
🐸「…………。」
しれネコも、
少しだけ静かになりました。

最初にこの森へ来た日。
しれネコは、
昼と夜で色が変わるカエルさんを見て、
😸「別のカエルにゃーー!!」
と大騒ぎしました。
次の日。
何を食べるのかわからなくて、
バナナ。
マンゴー。
パイナップル。
そして、
おにぎりまで差し出しました。
でも、
カエルさんが食べたのは、
小さな虫でした。
😸「おにぎりが虫に負けたにゃ……。」
あの日は、
本気で落ち込みました。
そして、
卵を探した日。
😸「カエルの卵は水の中にゃ!」
と、
水の中を必死に探しました。
石を見つけ。
自分の足を見つけ。
最後には、
顔まで水につけました。
そしてわかったことは――
😸「水だったにゃ。」
🐻❄️「そりゃそうだよ。」
卵は、
ずっと頭の上。
水面に張り出した、
葉っぱにありました。
😸「聞いてないにゃーーー!!」
そして昨日。
森がなくなったら、
カエルさんはどうなるんだろう。
そう考えたしれネコは、
😸「森を作るにゃ!!」
と、
スコップ一本で穴を掘りました。
そして、
穴を掘り終わってから気づきました。
😸「木がないにゃ。」
🐻❄️「先に気づこうよ。」
色のこと。
食べもののこと。
卵のこと。
葉っぱのこと。
水のこと。
森のこと。
しれネコは、
最初にここへ来たときより、
カエルさんのことを、
ずっとたくさん知っていました。
😸「しろくま。」
🐻❄️「なに?」
😸「守るって……」
🐻❄️「うん。」
😸「ずっとそばで見張ることじゃないにゃ?」
🐻❄️「たぶんね。」
😸「何でもしてあげることでもない?」
🐻❄️「うん。」
😸「虫を追い払うことでもない。」
🐻❄️「うん。」
😸「傘もいらない。」
🐻❄️「うん。」
😸「スコップも……」
🐻❄️「いらない。」
😸「そこはまだ考え中にゃ。」
🐻❄️「何に使う気なの。」
しれネコは、
葉っぱの上のカエルさんを見ました。
🐸「…………。」
😸「まず知ることにゃ?」
🐻❄️「うん。」
😸「カエルさんが、どうやって暮らしてるのか。」
🐻❄️「うん。」
😸「どんな森が必要なのか。」
🐻❄️「うん。」
😸「それを知って……」
しれネコは、
少し考えました。

😸「邪魔しないことも、大事にゃ?」
🐻❄️「そうだと思うよ。」
しれネコは、
カエルさんから、
一歩後ろへ下がりました。
😸「ここから見守るにゃ。」
🐻❄️「うん。いい距離。」
🐸「…………。」
五秒後。
😸「カエルさーーーーーん!!」
🐻❄️「声の距離ーーー!!」
📝しれネコができること
しれネコは、
ノートを開きました。
最後のページに、
大きく書きました。
『守る前に、知る。』
その下に、
『近づきすぎない。』
さらに、
『虫を追い払わない。』
そして、
少し迷ってから、
『スコップはいらない。』
😸「…………。」
🐻❄️「書けたね。」
😸「書いてしまったにゃ……。」
🐻❄️「なんで残念そうなの。」
😸「でも、しろくま。」
🐻❄️「なに?」
😸「しれネコにも、できることがあるにゃ。」
🐻❄️「なに?」
😸「話すにゃ。」
🐻❄️「話す?」
😸「カエルさんのこと。」
🐸「…………。」
😸「こんな小さなカエルがいること。」
😸「昼と夜で色が変わること。」
😸「虫を食べること。」
😸「葉っぱに卵があること。」
😸「その下に水があること。」
😸「そして――」
森を見上げます。
😸「この森で暮らしてること。」
🐻❄️「うん。」
😸「しれネコが知らなかったこと、みんなにも話すにゃ。」
🐻❄️「それならできるね。」
😸「いっぱい話すにゃ!」
🐻❄️「うん。」
😸「毎日話すにゃ!」
🐻❄️「うん。」
😸「朝も夜も話すにゃ!」
🐻❄️「ちょっと多いかも。」

知らなかったカエルを、
知る。
知ったことを、
誰かに話す。
すると、
今までただの葉っぱだったものが、
少し違って見えるかもしれません。
その葉っぱの下に、
小さな命がいるかもしれない。
そのそばの水が、
命につながっているかもしれない。
その木も、
虫も、
森も。
誰かの暮らしの一部なのかもしれません。
知ることから、
守ることは始まる。
しれネコにできることは、
案外、
もう始まっていました。
🐸またにゃ!
夕方。
そろそろ、
森を離れる時間です。
😸「カエルさん。」
🐸「…………。」
😸「楽しかったにゃ。」
🐸「…………。」
😸「いろいろ勉強したにゃ。」
🐸「…………。」
😸「いろいろ間違えたにゃ。」
🐻❄️「ものすごくね。」
😸「そこは少しだけ言ってほしかったにゃ。」
🐻❄️「かなりだったよ。」
😸「…………。」
🐸「…………。」
カエルさんに別れを告げて、
😸「じゃあ、またにゃ!」
🐻❄️「元気でねー!」
🐸「…………。」
二人は歩き出しました。
てくてく。
てくてく。
しばらくして。
😸「しろくま。」
🐻❄️「なに?」
😸「帰るにゃ。」
🐻❄️「うん。」
てくてく。
……。
😸「しろくま。」
🐻❄️「なに?」
😸「帰るって……」
🐻❄️「うん。」
😸「どっちにゃ?」
🐻❄️「…………。」
😸「…………。」
🐻❄️「そもそも、どうやって来たんだっけ?」
😸「…………。」
二人は、
ゆっくり周りを見ました。
森🌳🌳🌳
木🌳
水。
葉っぱ🍃
🐸。
そして、
スコップ二本。
😸「しれネコたち……」
🐻❄️「うん。」
😸「帰れないにゃ?」
🐻❄️「たぶん。」
😸「…………。」
🐻❄️「…………。」
😸「今気づいたにゃーーーーー!!!」
🐻❄️「ぼくもーーーーー!!!」

🐸「…………。」
そのとき。
森の奥から、
何かが聞こえました。
「……こー!」
😸「にゃ?」
「……どこなのーーー!」
🐻❄️「なんか聞こえる。」
「しれネコーーー!」
😸「!!」
「しろくまーーー!」
🐻❄️「!!」
ガサガサガサッ!!
🐱🐻❄️「ギャーーーーーーーーー!!!!」
木の向こうから、
髪はボサボサ。
息はゼェゼェ。
あちこち葉っぱだらけの、
しれ姉さんが飛び出してきました。
👧「いたーーーーーー!!!」
😸🐻❄️「しれ姉さん!!」
👧「もうっ!!」
しれ姉さんは、
二人をぎゅーーーーっと抱きしめました。

👧「ずっと探してたんだよーーー💦」
👧「どこ行ってたのよ、ふたりとも~~~!!」
😸「…………。」
🐻❄️「…………。」
二人は顔を見合わせました。
そして、
😸「コスタリカにゃ。」
👧「…………。」
🐻❄️「コスタリカ。」
👧「…………。」
😸「カエルさんがいたにゃ。」
👧「…………。」
🐻❄️「卵は葉っぱにあったよ。」
👧「…………。」
😸「森も作ろうとしたにゃ。」
👧「…………。」
🐻❄️「穴だけ掘った。」
👧「…………。」
しれ姉さんは、
しばらく二人を見つめました。
👧「…………。」
👧「何の話???」
🤣🤣🤣
😸「いっぱいあったにゃ。」
🐻❄️「本当にいっぱいあった。」
👧「と、とにかく帰るよ💦」
😸「帰れるにゃ!?」
👧「帰れるよ!」
🐻❄️「どうやって?」
👧「…………。」
😸「…………。」
🐻❄️「…………。」
👧「…………。」
👧「知らない。」
😸「えええええええーーー!!」
🐻❄️「なんで来たのーーー!?」
👧「二人を探してたら、ここにいたのよーーー!!」
😸「しれ姉さんも同じにゃーーー!!」
🤣🤣🤣🤣
ここで、
ふわっ。
風が吹きます。
葉っぱが舞います。
画面が緑に包まれて――
次の場面。
いつもの場所。
地面に、
三人。

😸「…………。」
🐻❄️「…………。」
👧「…………。」
😸「帰ってきたにゃ。」
🐻❄️「帰ってきたね。」
👧「…………。」
😸「しれ姉さん。」
👧「なに?」
😸「どうやって帰ったにゃ?」
👧「知らない。」
🐻❄️「どうやってコスタリカに行ったの?」
👧「知らない。」
三人。
「…………。」
😸「まあ、いっか。」
👧「よくないわよ!!」
🤣🤣🤣
そして。
しれネコは、
大切そうにノートを抱えました。
そこには、
この森で知ったことが、
いっぱい書いてあります。
😸「しれ姉さん。」
👧「なに?」
😸「カエルさんのこと、みんなに話すにゃ。」
👧「うん。」
😸「いっぱい知ったにゃ。」
🐻❄️「いっぱい間違えたけどね。」
😸「それも話すにゃ。」
👧「じゃあ、一緒に話そうか。」
😸「にゃ!」
そして最後。
遠いコスタリカの森。
いつもの葉っぱ。
いつもの水。
そして、
いつものカエルさん。
🐸「…………。」
その横に――
スコップが二本。

😸「…………。」
どこか遠くから、
声が聞こえたような気がしました。
😸「スコップ忘れたにゃーーーーー!!!」
🐸「…………。」

おしまい。🐾
追記 : 画像生成の際、🐸がありゃりゃ?
あなたはだあれ?となったりしてます💦
最後のカードで、物語の中の🐸を
確認してくださいねー✨
(直さないのかって?…直さないよw)
・・・・・・
WONDER LABOボランティア募集中
ガチャであそぼー🐱
「ばんばれ!しれちゃんねる」制作中!!
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