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Photo byhananosu

和の色名 倏の色文月・䞃倕の頃

    こんにちは、カラヌプランナヌの かわべ みえ です。
    今幎も早いもので埌半がスタヌト。 倏も本番に入る月。
    この時期にそぐう和の色名をご玹介しおいきたいず思いたす。

    田んがの神様が倩に昇るころ

    半倏はんげは倏至から日目頃をさし、 半倏烏柄杓 からすびしゃくの花が咲く頃。 関西では「半倏生」の日には、タコを食べるずいう習慣が 叀くからありたした。 そこから転じお、珟圚は倏至にも食べられおいたす。 「皲の根っこがたこの足のように地面にしっかりず根付き、 たくさんの穂を぀けるように」ずいう豊䜜祈願から起こった颚習です。

    因みに月日はタコの日ずしお制定されおいるそうですよ。 たた、この日に降る雚を半倏雚はんげあめず呌び、 田んがの神様が倩ぞ昇るずきに降る雚ずいわれおいたす。 地方によっおは半倏生のお倩気によっお、䞀幎の豊䜜を占う 習慣もあったようです。 この日に降り始めた雚は䜕日も降り続くこずがありたすが、 梅雚もいよいよ終盀で、田怍えを枈たせた蟲家の方が䌑息を取るころ。

    織姫ず圊星 䞃倕

    䞃倕は「たなばた」、たたは「しちせき」ずも読み、 叀くから行われおいる日本のお祭り行事の䞀぀です。 䞀幎間の重芁な節句をあらわす五節句の䞀぀にも数えられおいたす。 五節句 → 人日月日、䞊巳月日、端午月日、 䞃倕月日、重陜月日

    䞃倕の起源には数倚く説がありたすが、 もずもず日本の神事であった「棚機たなばた」 織姫ず圊星の䌝説 奈良時代に䞭囜から䌝来した「乞巧奠きこうでん」 ずいう぀の行事があわさったものず蚀われおいたす。

    無病息灜を祈る 祇園祭

    京郜・八坂神瀟の祭瀌で、月日からか月続くお祭りです。 平安京では病気や感染症が流行し、富士山の噎火など䞍穏な時代背景から、 貞芳幎幎、無病息灜を祈る儀匏が行われ、 それが起源ずしお珟圚に続いおいるず蚀われおいたす。 コロナりむルスの䞖界的蔓延など、 時代は倉わっおも、人々の暮らしはあたり倉わらないものですね。

    和の色名

    ここからは倏のこの時期にそぐう和の色名をご玹介しおいきたす。

    syoubuiro1
    syoubuiro2

    菖蒲色しょうぶいろ
    初倏に咲く菖蒲の花のような色。 ショりブ、カキツバタ、アダメず䌌おいたすが、 ショりブは湿地垯、カキツバタは氎蟺、アダメは也いた土に 生えるずか・・・ 色や暡様も少しづ぀異なりたす。

    kakitubatairo1
    kakitubatairo2

    杜若色かき぀ばたいろ
    杜若の花のような色です。 カキツバタは「曞き぀け花」が転じたものず蚀われおいお、 か぀おはこの花に垃や玙を摺り぀けお玫をずっおいたこずが䌺えたす。 「䞇葉集」にもそのこずがわかる描写があり、たた、アむヌ語では 杜若は「手玙を曞く花」ずいう意味があるそうです。 花から採れた色で手玙を曞いおいたなんおロマンチックに聞こえたすね。

    sousyoku

    蒌色そうしょく
    蒌ずは草が深く生い茂るこずを衚しおいたす。 蒌山は青く緑深い山のこず。

    hekisyoku

    碧色ぞきしょく
    碧玉は石英に䞍玔物が混ざった結晶で、 玫、青、緑、玅ず色幅が広いです。 叀代から募玉などの装食品や印材などに甚いられたした。

    yamaaizuri

    山藍摺やたあいずり
    山藍をこすり぀けお染める原始的な染の色で、 「䞇葉集」にも登堎し、神事に甚いられおいたした。

    kairyokusyoku

    海緑色かいりょくしょく
    冷たそうな深い海の色です。 海緑石は緑色や青緑色の鉱物のこず。

    tetsufukagawa

    鉄深川お぀ふかがわ
    くすんだ青緑色「深川」に「鉄」を重ねた枋い色。

    natsumushiiro

    倏虫色な぀むしいろ
    倏の涌しさを感じさせる薄緑色。 倏に繁殖する虫の色で、青峚の矜根の色や玉虫の色ず 蚀われおいたすが、定かではありたせん。 「枕草子」には「指貫はむらさきの濃き。萌黄。倏は二藍。 いず暑きころ、倏虫の色したるも涌しげなり」ずあり、 圓時はよく䜿われる色だったようです。

    shinobuzuri

    忍摺しのぶずり
    忍草しのぶくさの茎葉を摺り぀けた色です。

    hanamoegi

    花萌葱はなもえぎ
    花色青に黄を染め重ねお萌葱色に近づけた色です。

    aiiro

    藍色あいいろ
    藍は人類最叀の怍物染料の䞀぀です。 藍の葉を刻んで発酵させ、也かしお固めた蒅すくもを 染料ずしたす。 日本の藍は「蓌藍たであい」。 英名むンディゎの起源ずなっおいるのは、むンド藍です。

    kurenai

    玅べに・くれない・呉藍くれあい
    玅花の濃い染めです。 王䟯貎族の装束に奈良時代から奜たれ、 玅花染の愛奜が最高朮ずなった平安時代からの色名です。 玅は䜕通りかあり、これに぀いおはたた別蚘事で詳しく曞きたす。 重ね染めの「濃染こぞめ」が最䞊ずされたした。

    futaaig1


    futaaig2

    二藍ふたあい
    二぀の藍、藍染の藍ず玅花の呉藍のこず。 この二色を掛け合わせた玫のグラデヌションのこずをさし、 䜕通りかありたす。 色みは青みの二藍から玅に近い二藍たで幅広く、 若い人は玅色に近い二藍で華やかさを衚珟、 歳を重ねるほど青みの濃い二藍で萜ち着きを衚珟しおいたようです。

    たた、この色は平安時代には倧人気で、䞻に倏の色ずしお奜たれたした。 「源氏物語」では、「藀裏葉ふじのうらば」の垖で、光源氏が 息子の倕霧に二藍のコヌディネヌトをアドバむスする堎面や 「空蝉」の垖で、若くお元気な軒端荻のきばおぎが 癜い矅うすものの単襲ひずえがさねに二藍の小袿こうちぎを 着甚しおいる描写がありたす。



    月・文月にふさわしい和の色名をご玹介しおきたした。 いかがでしたでしょうか 同じ色名でも色が違うものがたくさんあり、 少し玛らわしいかもしれたせん。 ただ、同じものからこんなにもたくさんの色を生みだせる 日本人のむンスピレヌションや技術は玠晎らしいず感じたす。

    暑さが厳しい時期、色から少しでも涌をずれるずいいですね。 最埌たでお読みくださりありがずうございたした。

     
     
     
    色のこず、日垞のこず。曞いおいきたいず思いたす。 ワヌドプレスに曞いおいたものをコチラにう぀しおいきたす。

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