
心地良さと愉快さの演出:My Favorite Things×John Coltrane Ver
本記事を手に取っていただき、誠にありがとうございます。
らむです。
今日は夜、自宅への帰り道に歩きました。湘南は雨が降っており、最初は歩くのが億劫でありましたが、お気に入りの音楽を聴いていたら、愉快な気分になってきて、いつの間にか傘をさし、楽しみながら歩いている自分がいました。

今日のワンショットを撮り忘れそうになりました。
少し離れた江ノ島を振り返り、
優しい灯りをしばらく眺めた後、
自宅へ戻りました。
今日は、そんな雨降る帰り道に愉快な気持ちを運んでくれた一曲を紹介します。John Coltraneの奏でる「My Favorite Things」です。
「My Favorite Things」は、元々「The Sound of Music」というミュージカル作品で歌われていたようですが、私は別の形でこの曲に出会うことができました。
最初の出会いはアニメ「坂道のアポロン」を観ている時でした。主人公のボン(作品の相棒から呼ばれている愛称)が、この曲を弾くシーンがいくつかあるのですが、その時に知ることができました。以下はある日の文化祭で、バンドグループの演奏前に生じたトラブルの繋ぎとしてピアノを弾き始めるシーンになります。
作品を見ながら何ていう曲なのだろうと、とても興味を惹かれて調べ始めたのを今でも覚えています。そしてこの坂道のアポロンをきっかけにジャズ系の音楽も聴くようになりました。
それから現在では、「My Favorite Things」を聴くときは、サックスプレーヤーのJohn Coltraneが奏でるものをよく聴いていて、今回はそのバージョンを取り上げさせていただきました。
自然と愉快な気持ちにさせてくれるメロディが本当に大好きです。そのメロディに坂道のアポロンでは、ピアノとドラムのみで演奏されていたところに美しいサックスの音色が組み合わさって、最高にクールです。
聴いていると、どんな空間にいても心地よさを感じられるような魅力があって、ポジティブな思考がどんどん頭の中で流れていき、今日の雨の帰り道にも彩りを添えてくれました。
雨が傘に降り注ぎ、持ち手に与える微細な振動。
流れる曲の中で静かなパートに入った時にかすかに聴こえる、傘の上を跳ねるボトっとした雨音。
勢いよく歩を進めるたびに、ふくらはぎに戻ってくる水滴が次第に肌へ冷たさを伝えていく感覚。
雨でメガネ越しの視界がぼやけて、江ノ島の光が滲み輝く姿。
そういった些細なことにも心地良さと愉快さを感じられるような瞬間を、この曲が演出してくれました。
最初は億劫だった雨の帰り道が、こころ弾むひとときになりました。
John Coltraneの奏でる「My Favorite Things」は、億劫な時でも心地良さと愉快さを演出してくれる、私にとって大切な一曲です。