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クジラみたいになりたい

    マウスのクローンが58世代目で途絶えてしまうというニュースを読みました。複製を続けるたびに遺伝子にエラーが起こり、それが蓄積していって、どこかで命に関わる突然変異が入って死んでしまうというわけです。潜性遺伝子が普通に生きていれば、問題ないところがあるところで染色体の両方が潜性になると命に関わってくるわけですね。

    クローンだとどうしても遺伝子のエラーが含まれてしまうから、どうしても限界があるようです。それでも人間だったら、一生で80年生きるとして、50回生まれ変わったら、4,000年くらいは生きられそうです。そんなに生きたいわけではありませんが、クローンで生まれ変わったら、前の自分にこうやって生きろと指示されて、辟易とするみたいな。今とあんまり変わらなかったりして。

    自分のAIに生き方を洗脳されるみたいなSFが書けるかもしれません。それだったら、素直に自分で子供を作った方が楽そうですね。クローンを作るとエラーが発生するのに、交配だとエラーが起こらないのは不思議ですよね。減数分裂で遺伝子を増やすのではなく、半分にするのと遺伝子の多様性を組み込むことで致命的なエラーが起こらないようにしているのでしょう。よくできているなと思いました。

    産まれたクローンマウスは健康で、寿命も一般のマウスと変わらず、どこにも異常がないように見えたのだが、オスとメスの自然交配で産まれた通常のマウスに比べて、遺伝子の突然変異が3〜4倍も多いことがわかった。クローンなので、その突然変異もすべて次の世代に受け継がれてしまう。それがどんどん累積され、やがて、正常な子どもが産まれなくなるということだ。

    "クローンマウス58世代目で途絶える 山梨大学が20年で突き止めた繁殖の限界 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)", https://forbesjapan.com/articles/detail/94521, (参照: 2026年4月7日)

    単純に遺伝子を複製するだけでは、限界があるわけで、じゃあ個体の寿命を長くしようとする方向性もあるわけです。ものすごく長生きするのはクジラで、ホッキョククジラは200年くらい生きるみたいです。その理由は遺伝子を修復する能力がものすごく高いので、ガンになったりせずに長生きできるようです。

    実際に遺伝子修復を促すたんぱく質の研究とかがなされているそうで、将来的にそういった技術が普及すると人間の寿命は長くなることが期待されそうです。じゃあ、漫画の能力みたいに遺伝子修復能力を高めればいいじゃんとなりますが、そう単純ではなく、遺伝子が変化しないので、環境の変化への対応力がなくなってしまいます。

    地球の環境が激しく変わりつつありますから、単に個体の寿命を伸ばすだけでは、将来環境が変わったときに絶滅してしまう可能性があります。一口に長生きと言っても、個体だけではなく、環境のことまで考えないといけないので、深い問題だと思います。クローンで新しい自分に生まれ変わるよりは、クジラみたいにのんびり生きる人生の方が良いかなと個人的には思います。長生きしたいというよりは、不必要に身体が劣化しないでほしいという感じです。

     
     
     
    普段はプログラムを書いています。上手な文章を書けるようになりたくnoteを始めました。 Amazonアソシエイト参加中

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