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詊行錯誀䞭のLaLaLa、病院通いの1日

こんばんは。詊行錯誀䞭のLaLaLaです。
今日の䞀日を小説っぜく曞いおみたした。

今日は、二カ月に䞀床の倧孊病院の日だ。
7時に家を出る。朝の光がアスファルトの䞊を薄く照らし、ただ空気は少しひんやりしおいる。
むダホンから流れるのは、自分で䜜ったオリゞナル曲のメロディヌ。
これをBGMに、電車を䞉本乗り継いで、玄䞀時間半の小さな旅に出る。

家から駅たでは、およそ二キロ。
途䞭にトンネルがある。幅二メヌトルほど。

その真ん䞭を、䞀人のおじさん――いや、おじいさんかもしれない――が堂々ず歩いおいる。
そしお私も、なぜか同じくど真ん䞭を歩いおいる。

これはもう、䞀䌑さんの橋だ。
右に避けるか、巊に避けるか。
譲るのか、譲らないのか。

蚀葉も出さず、ほんの数秒のうちに、静かなずんち合戊が始たる。
結局、私が少し右に身をよじり、おじいさんは少し巊にずれお、䜕事もなくすれ違う。
勝ち負けのない勝負が、䞀぀終わる。

トンネルを抜けおしばらく歩くず、女子高生が私の脇をすっず远い抜いおいった。
ニュヌバランスの倧きなリュックを背負い、駅ぞ向かっお軜やかに走っおいく。
䞀歩、たた䞀歩。
そのたびに制服のスカヌトの裟がふわりず持ち䞊がり、少しだけ䞊にずれる。

颚のせいか、走る速床のせいか、あるいは朝ずいう時間そのものの勢いか。
理由はわからないけれど、その䞀瞬の軜やかさを芋おいるず、
さっきたでの眠気ずだるさが、ほんの少しだけほどけおいく。

やがお電車に乗り蟌む。
車内では、別の女子高生たちがスマホを芋おいる。
䞀人は挫画を読み、もう䞀人はリヌル動画を指先で流しおいる。

芗き芋をする぀もりなんおないのに、
ふずした角床で、画面の䞭身が芖界にこがれおくる。

その䞭に、どこか芋芚えのあるレむアりトがあった。
文字の䞊び方。行間。䜙癜の取り方。

「もし、あれが私のnoteの蚘事だったらな」

䞀瞬だけ、そんな想像をしおみる。
もちろん、実際に映っおいるのは、たったく別の誰かの文章だ。
それでも、自分の蚀葉がい぀か、あの小さな画面の䞭に混ざる朝を思い浮かべおみるず、
胞の奥が少しくすぐったくなる。

最初の乗り換え駅に着く。
ホヌムには、すでに先発の電車が入っおいる。
車内の様子を芋るたでもなく、立ったたたの混雑が目に浮かぶ。

四分埌には次発が来る。そちらなら、座れる可胜性が高い。
座れたら十五分は創䜜ができる。

病院の怜査を埅぀朝に、立っお揺られる十五分か、曞く十五分か。
答えは簡単だった。

私は先発を芋送り、次発を埅぀列に䞊ぶ。
ほどなく電車が来お、運よく座垭を確保できた。
スマホのメモ垳を開き、こうしお今朝の出来事を曞き始める。

西宮北口で乗り換える。
ホヌムに降り立぀ず、目の前に人の波が広がる。
神戞線で神戞方面ぞ向かう孊生ず瀟䌚人。
倧阪方面ぞ急ぐ孊生ず瀟䌚人。
その真ん䞭を瞫うようにしお、今接線ぞ乗り換える人たち。

その人混みの䞭で、私のすぐ前に䞀人の若い女性が歩いおいた。
背筋を䌞ばし、足取りは軜い。

このたた真っすぐ歩き続けたら、確実にぶ぀かる距離。
さっきのトンネルのおじいさんずの䞀䌑さん勝負より、
こちらのほうがよほど楜しい戊いだ。

右に避けるか、巊に避けるか。
心のどこかで「このたたぶ぀かっおみたい」ず思っおいる自分ず、
ちゃんず避けなさいず小蚀を蚀う自分が、同時に頭の䞭で喋り出す。

結局、私は小さく歩幅をずらし、圌女もそれに合わせるように進路を倉えた。
肩が觊れるか觊れないか、そのぎりぎりのずころですれ違う。
䜕も起こらないたた、二床目の勝負も終わる。

今接駅に着く。
阪神電車が、私にはどうにも苊手だ。
今接駅のホヌムは、たるで運呜の分岐点みたいだず思う。
歊庫川に停たる電車ず、歊庫川を通過しおしたう電車が、
なんの悪気もなく、同じホヌムに䞊んでいる。

スマホでメモを打ちながら電車に乗り蟌む。
目指すは、川の䞊に浮かぶようにある歊庫川駅。
だが、運悪く、その電車は歊庫川に停たらないタむプだった。

しばらくしお顔を䞊げるず、芋えるはずの川が芋えない。
代わりに芖界に飛び蟌んできたのは、氎面の光ず芳客垭。

プヌルだ。
よく芋るず、それは尌厎の競艇堎だった。

「たたやっおしたった」

心の䞭でそう぀ぶやく。
尌厎駅で降り、神戞方面行きの電車に乗り換えお、歊庫川駅たで戻る。
ちょっずした遠回り。
キセルではない。ただの、朝の寄り道。

ようやく倧孊病院に到着する。
ここに通うようになっお、もう䜕幎になるだろう。
入院したのも、これたでに五回。

䞀床目は網膜剥離。
芖界の端に垂れた黒いカヌテンを、芋なかったこずにはできなかった。

二床目は飛蚊症。
目の䞭に䜏み぀いた小さな圱ず、䞀緒に生きおいくこずになった。

そのあず、胆のうの党摘手術。
さらに、胃にピロリ菌が芋぀かっお、぀いでにず受けた倧腞内芖鏡怜査で、腫瘍が九぀。
モニタヌの䞭に映る九぀の圱を芋ながら、
人生の欠片をひず぀ひず぀切り取られおいるような、䞍思議な心持ちになった。

内芖鏡で党摘出。
結果は、すべお陜性。
「陜性」ずいう蚀葉が、ここたで重たく感じられたこずはなかった。

それからは、幎に䞀床、胃カメラず倧腞内芖鏡のために、この病院に通っおいる。
そしお今日は、腎臓ず糖尿病の蚺察もセットだ。

たずは怜尿。
朝からちゃんず出るのか、出ないのか。
毎回、静かな戊いがある。
䜕床かに䞀床は、「出たせんでした」ず医者に癜状する矜目になっおしたう。

今日は、すんなり出おくれた。
玙コップを持぀手の力が、ほんの少しだけ抜ける。

続いお採血。
今日の担圓は、若い男性の怜査技垫だった。
二カ月に䞀床、かろうじお人間の女性ず喋れるチャンスは、あっさりず消えた。

それでも、針を刺す技術は確かで、チクッずした痛みは、い぀もより短く感じた。
看護垫さんず違っお、「痛かったですね、ごめんなさい」の䞀蚀もない。
代わりに、事務的な「お疲れさたでした」が萜ちおくる。

昚日の倜八時から、䜕も食べおいない。
ようやく怜査が䞀通り終わり、胃の䞭ぞ流し蟌んだのは、コンビニの冷やし䞭華だった。

なぜ冷やし䞭華なのか。

理由はシンプルで、倀札に「50円匕き」ず曞いおあったからだ。
ただ、それだけ。

コンビニの冷やし䞭華は、決しお矎味しいずは蚀えない。
麺は少し硬く、タレもどこか物足りない。
それでも、空腹の胃には、塩分ず炭氎化物がやけに優しく感じられた。

「垰りには、ちゃんずした矎味しい冷やし䞭華を買っお垰ろう」

そう、固く心に決める。

腎臓内科が終わり、糖尿病内科の蚺察宀に呌ばれる。
画面に䞊んだ数字を芋た医者の顔が、い぀もず違う枩床をたずった。

空腹時血糖倀、305。
正垞䞊限が109だから、ほが䞉倍。

過去の数字は、だいたい120から180のあいだ。
それでも十分高かったのに、今回は桁が違う。

続けお、HbA1c。9.3%。
糖尿病のラむンずされる6.5%を、倧きく超えおいる。

䞀瞬、蚺察宀の空気が、ほんの少しだけ重くなる。

医者はモニタヌから目を離し、こちらを芋お蚀う。

「怜査入院を考えたしょう」

私は、ずっさに口を開いおいた。

「次の怜査たで、少しだけ様子を芋させおもらえたせんか」

無茶を蚀っおいるのはわかっおいる。
それでも、今この瞬間に「入院です」ず告げられるのは、どうしおも避けたかった。

少しの沈黙のあず、医者はため息をひず぀眮いおから、
「じゃあ、二カ月。数字が改善しおいなかったら、そのずきは必ず入院したしょう」ず蚀った。

薬局に向かう途䞭、さっきの数字を䜕床も頭の䞭で繰り返す。
305。9.3。

䜓調が悪い日が倚かった理由が、ようやくひず぀の圢になっお芋えた気がした。

薬局の埅合で、凊方箋ず䞀緒に枡された怜査結果の玙を眺める。
数字の列が、私の生掻のどこかを静かに指さしおいる。

「二カ月で、なんずかしないず」

入院を避けるため、ずいうだけじゃない。
これから先の自分のためにも。

病院を出た足で、䞊新電機に向かう。
ここにも、最近の私の生掻の物語が䞀本、続いおいる。

䞀月、NURO光が突然切れた。
思いがけない断絶だった。

そのドタバタの末に、eo光に乗り換えた。
キャンペヌンで、Netflix䞉カ月分ず、䞊新電機のポむント䞀䞇五千円分が぀いおきた。

申し蟌みのずきに、䞊新電機のポむント䞀䞇五千円分がもらえた。
それでストヌブを買い、その枩かさでこの冬を越えた。

さらに、「回線が開通しおから䞉カ月以内に、もう䞀床䞀䞇五千円分のポむントが぀きたす」ず聞いおいた。
そのポむントの有効期限は、そこから䞉カ月だけだった。

今日、そのポむントで䜕かを買おうず思っおいた。
ずころが、レゞで確認するず、期限が月日なのだった。

「あ、もうダメかもしれたせんね」

䞀瞬、そう芚悟しかけたずころで、担圓の女性が蚀った。

「ちょっず本瀟に確認しおきたすね」

圌女は電話をかけ、なにやらやりずりをしたあずで戻っおきた。

「倧䞈倫です。今日ならポむント、䜿えたすよ」

その䞀蚀で、䞖界の芋え方が少しだけ明るくなる。

私は、そのポむント䞀䞇五千円分を䜿っお、冷颚機を買った。
今幎の倏は、盞圓暑くなるらしい。
さっきたで冬のストヌブでぎりぎりをしのいでいたこずを思えば、
今床は冷颚機で、倏もどうにか乗り切れそうだ。

振り返っおみれば、NURO光の回線が切れたこずから始たった䞀連の出来事は、
eo光ぞの乗り換えず、スマホ代千円の節玄ず、
NetflixでWBCの詊合を楜しんだ時間ず、
冬をしのいだストヌブず、
そしお今日買った冷颚機ぞず、
静かに぀ながっおいた。

病院の数倀は最悪だったけれど、
䞊新電機では、ギリギリのずころで救われた。

人生は、こういうプラスずマむナスの垳尻合わせを、
勝手にどこかでやっおいるのかもしれない。

倕方の空は、すっかり明るさを萜ち着かせ、
朝ずは違う色で街を照らしおいた。

家に垰ったら、
今日こそ、矎味しい冷やし䞭華を䜜ろう。
麺はきちんず茹でお、冷氎で締めお、
タレも自分奜みに少しだけ甘くする。

二カ月埌、
同じようにこの道を歩くずき、
今日の数字が、笑い話になっおいたすように。

そう願いながら、
私はたた、い぀もの垰り道を歩き出した。

いいなず思ったら応揎しよう

LaLaLa はぁ、はぁ  っ お願い、です   『怪獣の腹の䞭で』を  どうしおも、私の手で「玙の本」にしたいんです  っ あなたの、そのサポヌトが  本の、䞀ペヌゞに、なりたす  っ。 はぁ  応揎、しおくれたせんか  っ

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