
夢のあと -連作短歌-
押し黙り月が綺麗と唐突に
わからないまま見上げた夜空
君の手の細く折れたるその角に
見惚れてしばし目も離せずに
甘き夢二度と見じとぞ誓ひしも
なほ懲りずしてまた惑ふらん
二郎系 三島 ゴダール HX Stomp
君の好物 明日から我も
恋病ブレーキ効かない機関車さ
暴れ走るよ
修羅シュシュシュポッポー
やさぐれもの
ポテチにチョコを乗せて喰らふ夜
既読のつかぬ吹き出し睨み
マンゴーにメロン 豆乳 つれぬ君
今日もわたしをイガイガさせる
我が痛み知る由もなし君なれば
清々しき顔で珈琲を飲む
ありていに言へば一瞬に済むことを
地球三周まわりたがる君
隠せども色に出にけり君が想ひ
知りつつ知らぬふりをしつる身
まなざしの鋭き矛を向けてなほ
我が身射んとや狙ふ若人
香り立つ芍薬の花儚げに
月夜の明かり求め開かん
夏草の匂ひに君を想ひ出す
むせかえるほどの青き香りに
足元に碓氷の氷知らぬ間に
割れて落ちたる湖のつめたさ
荒ぶれど奥に隠せる淋しさや
持て余す激 青き若さよ
愛関心
君欲りせしものことごとく
はや君がものとなりてありしを
もう一度君に逢へたらなんと云ふ?
テメエ畜生覚えてやがれ!
思い出すことはもうない気がしてた
不意打ち喰らうあの時の曲
君くれた
あまい心と云ふ曲は
あまい記憶と今はなりけり
君の手の尖った角が好きだった
こころもとない繊細な角が
落花なほ枝に帰らず
破鏡また幻夢再び照らすことなく
脆きもの愛でし季節は終わりなば
陽だまりの温み今は求めむ
うろこ雲涼しい顔してこちらを見てる
小鳥はわたしを励まし歌う