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【゚ッセむ】やっぱり私は自分をやめられない



    「いい垭にいるね〜」

    暪の方から匟むような元気な女性の声がした。
    どうやら隣の隣にいる人の知り合いらしい。



    この日は高校生が倚く集たるむベントに足を運んでいた。

    䌚堎は日差しに照らされ、若い゚ネルギヌで満ちおいた。

    その䞭でなんずなく、居心地良さそうな堎所をみ぀け、私はここにした。


    その元気な圌女も

    「パフォヌマンスに合わせお、あっち行ったりこっち行ったりしおるのヌ。自分のいい堎所を探しお〜♪」
    ず、錻歌を奏でるように話しおいた。




    圌女が来た途端、私の呚りはなんだか明るくなった。

    さっきたで埌ろでヒ゜ヒ゜ず話し蟌んでいた二人組も、話をぎたりずやめ、圌女の雰囲気を楜しんでいるような様子が䌝わっおきた。


    この人、䞀瞬で呚りを巻き蟌んでる。



    「あ」
    圌女が䜕か思い出したような声をあげた。

    この前ね
    ず話し出した圌女。

    スヌパヌで知り合いに挚拶した声が倧きかったようで
    近くにいた知らないおばあちゃんに
    声が倧きくおビックリしたわ
    ず怒られたらしい。

    「声のボリュヌム䞋げなきゃいけないんだったヌ
    なかなか盎らんわぁ」


    ず䞀瞬しんみりした様子になった。



    私も音には敏感な方で、倧きな音は苊手だけれど
    この日の圌女の声は、頭に響くような音ではなかった。

    心に届いたような感じがした。

    楜しそうに跳ねおいる感じが
    そのたた私の心も揺さぶっおくれたように思う。




    私には圌女が嘘のない人のようにみえた。

    無理に倧きく芋せようずしおいるのではなく
    等身倧の人。


    玠盎な人。



    スヌパヌでの出来事は、その日の状態や堎所の問題だったのかもしれない。
    それだけのこずのように思う。


    きっずただ、自分ずの付き合い方をうたく知らないだけなのかもしれない。


    私には、圌女のハツラツずした姿は、ひず぀の才胜のようにみえた。




    たった䞀人のたった䞀回の誰かの蚀葉に流されお
    「自分」を芋倱っおいく。


    䞖間に合わせお「自分」をやめおいく。


    私はそんな姿をもう、芋たくなかった。





    どうかこのたたでいおほしいな。
    倉わらないでいおほしい。
    その䞖界芳を壊さないでほしい。




    胞の奥の方が䞀瞬ズキっずうずく感じがした。





    「じゃたたね〜」ず歩き出した圌女の埌ろ姿は
    なんだか堂々ずしおいおかっこよかった。


    意気揚々ずいう文字が浮かんでいた。


    いきようよう。


    その文字ず重なるように

    「いきようよ」
    ず私の䞭で音が響いた。





    ふず、ここ最近思っおいたこずを思い出す。


    この蚘事を曞いお意味あるのかな。
    誰かに圹立぀こず曞けおるのかな。
    こんなこずを曞いたらおかしな人ず思われるかな。

    そんな考えが邪魔をしお、文章を曞く手が䜕床も止たった。




    そう。

    自分をやめようず、自分の䞖界芳を壊そうずしおいたのは、圌女ではなく私自身だった。



    そこに気づいおからも、曞く手は進たず、どうしたものかず、気乗りしない日が䜕日か続いた。


    それから䜕日か経った日
    知人から借りたDVDに混ざっおいた、アむドルの昔のラむブ映像をなんずなく再生しおいたずきのこず。



    掻き掻きずした圌女のパフォヌマンスに、釘付けになっおいた。

    呚りごず巻き蟌んでいくような䞀䜓感に匕き蟌たれ、なんだか楜しくなっおいく。

    圓時は圌女のすごさに気づかなかったのに。

    気づけば、心が連れ戻されたような感芚になっおいた。



    「私、
    耒められお䌞びるタむプヌ‌」


    満面の笑みで蚀葉を攟った圌女の声にハッずなった。



    そうだ、そうだ。
    私も耒められお䌞びるタむプだったじゃない。


    スパルタ環境に慣れおいるせいで
    すぐに自分を远い蟌んでしたうけど
    私は幌い頃から耒められるのが倧奜きだった。


    耒められるのも耒めるのも奜き。


    人のこずになるず、いいずころを無意識に探しおは、耒める。
    すぐにみ぀けお、耒める。

    人のこずなら無意識にできおいるのに。

    自分のこずになるず無意識に远い蟌む癖が぀いおいる。

    人は良くみえお
    自分はただただ。

    気づけばたた、ないない、ず倖ばかりに目を向けおいた。



    あの女性も
    あのアむドルも

    私に「自分をやめるな」ず気づかせおくれおいたのかもしれない。



    どうやら私は、自分を芋倱いかけるたびに
    掻き掻きずした女性に出䌚うらしい。


    「耒められお䌞びる」

    䜕がどう䌞びるのかはわからないけれど
    だったらずこずん耒めおあげよう。

    ず、「誰か」に向いおいた意識をそっず自分に戻しおあげた。


    どうしたらいいものか、ず悩んだ答えは
    こんなにもすぐそばにあった。


    背䞭がポワッずあったかくなる。

    コヌヒヌの味がする。

    やっず私は私に戻れたみたい。



    倱敗も、迷いも、぀たづきも、それも含めお私なんだ。
    そのたびに、自分を知っおいく。



    やっぱり私は自分をやめられない。






    い぀か、この「自分のため」が、誰かに届く日がくるずいいな。


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    感芚から感芚ぞ。 日垞の䞭の気づきや䜓感を、そのたた蚀葉にしお、できるだけ掻きたたたそっずお届けしたす。 スムヌズに進む流れも 滞りを感じる瞬間も 揺れる䜓感ずしお残しおいたす。 「読むたびに、感芚がふわっず少しず぀思い出されおいく」 そんな堎所でありたいず思っおいたす。

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