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疲れ切る前に休む。「キャリアブレイク」という最強の選択

    適応障害で休職してた社労士、きゅうまるです。

    気づいたら、心が限界ギリギリまで削られていた──。

    寝ても疲れは取れず、休日もリフレッシュできない。


    そんな状態で「あと少し頑張れ」と自分を奮い立たせた結果、突然ポキっと折れてしまう人を、私は何度か見てきました。


    でも実は、辞めるでも我慢でもない「第三の選択肢」があります。


    それが「キャリアブレイク」です。


    いわゆる「休職」と同じではありますが、考え方が少し違います。

    では、なぜそんな休み方が必要なのか。

    その理由のひとつが、近年増えている「燃え尽き症候群」です。



    見えない疲れ「燃え尽き症候群」

    外から見たら普通に仕事している。でも実はギリギリ。

    特に、周囲に合わせるのが得意な人ほど、自分の心が削れていることに気づきにくいんですよね。


    燃え尽き症候群(バーンアウト)
    になると、こんな変化が出ます。

    🌧️仕事が楽しくない
    🌧️やりたくないお客さんや同僚への関心が薄れる
    🌧️「自分はダメだ」と思い込む

    この状態はただの疲れじゃなくて、脳のバランスが崩れているサイン。

    放置すると、うつ病につながる可能性もあります。


    欧米では普通の「キャリアブレイク」

    日本ではまだ「休んではいけない」「キャリアに穴を開けてはいけない」という空気が根強くあります。


    一度レールから外れたら、戻れないのでは…という不安が、私たちを休ませない大きな要因になっています。


    一方、欧米では「キャリアブレイク」という考え方がごく当たり前に受け入れられています。


    キャリアブレイクとは、一時的に仕事を離れて学び直したり、スキルアップやボランティア活動に取り組んだり、単純に心身を休めるために充電期間をとること。

    言ってしまえば、コーヒーブレイクの「キャリア版」です。


    海外では履歴書に「キャリアブレイク期間」を堂々と書き、その間に学んだことや得られた経験を面接でアピールします。


    「休むこと=キャリアの後退」ではなく、「休むこと=次の成長への投資」という価値観が浸透しているのです。

    疲れ切ってから休むのではなく、疲れる前に小休止を取る。

    その方がパフォーマンスを維持でき、長期的に見てキャリア全体の成果も大きくなります。


    「休んでから、元気に働く」

    多くの人は、「全力で働いて → ボロボロになって → 休む」という流れを当たり前のサイクルとして受け入れています。


    ですが、この方法では回復しきれないまま次の仕事が始まり、疲れを持ち越すことに。

    結果として集中力や創造力が落ち、また同じサイクルを繰り返すことになります。


    たとえばスポーツ選手は、試合や練習で全力を出し切る前に、計画的に休養日を入れます。

    疲労を蓄積させないことで、パフォーマンスの波を安定させ、ケガの予防にもつなげています。


    これは私たちの働き方にもそのまま当てはまります。

    「まず休んでから、元気に働く」という発想は、甘えではなく戦略です。

    自分をメンテナンスする時間を先に確保することで、結果的に効率も成果も上がります。


    働き続けたいなら、走り続けるだけでなく、立ち止まる勇気が必要なのです。


    社労士の立場として思うこと

    社労士の立場から見ると、「キャリアブレイク」は制度的にも十分可能な選択肢です。


    例えば、傷病手当金や休職制度、有給休暇の計画的付与などを組み合わせれば、収入を確保しながら心身を整えることはできます。

    もちろん、「キャリアブレイク」で休みます! では、傷病手当金もでませんし、休職制度も基本的には使えません。


    今の日本では、「本当にヤバくなる前に休む」ということが、前提の話ではあります。

    また、企業によっては「自己啓発休暇」「サバティカル休暇」など、学び直しやキャリア形成を目的とした長期休暇制度を設けている場合もあります。


    ただ、制度があっても実際に利用する人は多くありません。

    理由は、「周りの目が気になる」「評価が下がるのでは」という不安や、制度そのものを知らないことが大半です。


    制度の存在を知り、自分の状況に合わせて活用することが、キャリアブレイクを実現する第一歩になります。


    …とはいいつつ、今の日本ではまだまだ、キャリアブレイクをするデメリット・リスクが多いのも現実です。


    私はというと

    私も過去に休職をしていますが、「休職を選んだ」というより、「会社に行けなくなりその結果、休職した」という感じです。


    当時は「まだ頑張れるはず」と思い込み、毎日をやり過ごしていました。

    けれど、ある朝、布団から起き上がれなくなったんです。

    その瞬間、「あ、これ以上は無理だ」と自分でもわかりました。


    休みに入ってからは、回復よりも「職場に迷惑をかけてしまった」という罪悪感や、焦り、不安感が強く、心が落ち着くまでに時間がかかりました。

    もしあの時、もう少し早く自分の状態を受け止め、キャリアブレイク的な休み方を選べていれば、もっと短期間で回復できたかもしれません。


    この経験から、「疲れ切ってから休む」より「余力のあるうちに休む」ほうが、復帰もスムーズで再発リスクも低いと実感しています。


    最後に

    もし今、「このままじゃ心が折れそう」と感じているなら、選択肢は「辞める」か「我慢する」だけじゃありません。

    疲れる前に休む。エネルギーをためる。

    それは未来の自分への、ちゃんとした投資ではないでしょうか。

    キャリアブレイクは、今の日本ではまだまだ浸透した考え方ではありませんが、少しずつ休むことに対するイメージが変わっていくことを願っています。

    ここまで読んでくださりありがとうございました。


    「ちょっと気になるな」と思っていただけたら、ぜひフォローしてもらえると嬉しいです。

    きゅうまる

    私のこれまでの経緯や想いについては、こちらに詳しく書いています👇

     
     
     
    休職にまつわる、お悩み相談しています👇 https://mosh.jp/kyumaru/home 休職の専門家|相談実績100件以上|社会保険労務士×人事×休職 経験|休職中に転職|専門家×当事者の立場で休職の悩み相談/休職者の転職支援|休職の制度・転職・休職のリアルを発信

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