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季節を迎え入れる暮らしへ。京都洛柿庵という、手染め麻ブランド

忙しいライフスタイルのなかで、いつの間にか「今」を見失いがちな日々。

溢れる情報や雑音に囲まれ、
心は落ち着かず、
気づく暇もなく、
感性がそっと閉ざされている——。

「もう、こんな時期なんだ」とカレンダーを見て、ふと気がつく。

気がついたら夏が終わっていた、気がついたら冬になっていた。そんな経験は、現代を生きる多くの方にとって決して珍しいことではないのかもしれません。

京都洛柿庵(らくしあん)は、そんな現代にひとつの心のあり方を提案するブランドです。

それは、季節と共に心の豊かさを取りもどすこと。
華やかに主張するのではなく、日常の暮らしにそっと寄り添いながら、季節の息づかいをやさしく届けること。

それがこのブランドの根底に流れている思いです。


京都洛柿庵(らくしあん)が生まれるまで

1975年に創業した村田工芸を母体に、2004年に染ブランド「洛柿庵」が誕生しました。

その後、2011年に「京都洛柿庵」として屋号を確立し、京都・三条の町家に実店舗を構えながら、直営オンラインショップと合わせてブランドを展開してきました。

創業から半世紀近く、京都という地で染めと向き合い続けてきた歴史があります。

2006年からは海外展示会への出展もはじまり、欧米のインテリア見本市での取扱歴を持つなど、早い段階から「日本の手仕事」を世界へ届ける試みを続けてきました。

クラフト系のブランドとして、これほど長い輸出の経験値を持つのは、実は希少なことです。

長い時間をかけて積み重ねてきた技術と信頼が、京都洛柿庵のものづくりの土台になっています。


変わらない、3つの軸

染め職人の手仕事

京都洛柿庵の作品は、引き染め・ろうけつ染・型染・手描き・手彩色。これらの技法を組み合わせた一点一点の染色で生まれます。

すべて職人の手によるもので、機械はいっさい使いません。

量産が当たり前になった時代に、なぜあえて手仕事にこだわり続けるのか。それは、人の手でしか表現できないものがあるからです。

機械では決して生み出せないぬくもりと柔らかさ、そして一枚一枚に宿る微細な個性。量産品と同じ柄であっても、手で染めた作品には、見る人の心に届く「気配」があります。

「人の手でつくるものには、量産では生まれないぬくもりがあります。 柔らかさや微妙な表情は、機械では決して再現できません。 だからこそ、手仕事ならではの温かさを、これからも大切に残していきたいのです。」

この言葉は、京都洛柿庵が手仕事を選び続ける理由そのものです。

麻素材へのこだわり

京都洛柿庵が選ぶのは、100%手織り麻を中心とした自然由来の素材です。

麻はその生分解性の高さから、環境負荷が低い素材としても注目されていますが、洛柿庵が麻を選ぶのはそれだけが理由ではありません。

光を透かしたときのやわらかな表情、手に触れたときの自然な風合い。素材そのものが持つ美しさを引き立てながら、染めの技術で季節の色を纏わせること。

それが、洛柿庵のものづくりの姿勢です。

二十四節気という感性

京都洛柿庵の商品づくりの根幹にあるのが、日本の「二十四節気」です。
春分・立夏・白露・冬至……かつての日本人は、一年を二十四に分け、ほんのわずかな風の変化にも生命の兆しを感じて暮らしていました。

自然に耳を澄ませ、自分の内側にも静かに目を向ける時間を大切にしていたのです。

京都洛柿庵は、その感性を一枚一枚の作品の中に宿し続けています。

季節ごとに新作が生まれ、季節の草花や風物詩が手染めで描かれた作品たちが、暮らしの中に季節の移ろいをそっと届けます。


京都洛柿庵が届けたいこと

「物のうつろいや、しつらえとして暮らしに取り入れる文化を作りたい。飾るということではなくて、季節を迎え入れるという感じで」

「飾る」という言葉と「迎え入れる」という言葉は、似ているようで、まったく違います。

飾るのは、見せるためのこと。
迎え入れるのは、共に過ごすためのことです。

京都洛柿庵が届けたいのは、後者です。

のれんを掛け替えるとき、
細タペを取り出すとき、
koyomiフレームを差し替えるとき——

その小さな行為が、季節の節目を意識するひとときになる。
忙しい日々の中でも、手を止めて「ああ、もうこの季節か」と感じる瞬間が生まれる。
そんな暮らしの文化を、洛柿庵はていねいに提案し続けています。

押しつけるのではなく、そっと差し出すように。一日一日を、大切に過ごしてほしいという願いとともに。


ブランドの言葉

京都洛柿庵は、職人技と素材美に二十四節気の感性を宿すブランドです。
自然のうつろいを感じながら生きること。光と影、静けさと温もりが共存する空間を大切にすること。
それが、京都洛柿庵が提案する「感性がひらき、心が満ちる暮らし」です。

この言葉は、ブランドの背骨です。商品の美しさだけでなく、京都洛柿庵が提案する暮らしのあり方そのものが、ここに凝縮されています。


このnoteについて

このnoteでは、京都洛柿庵の商品やブランドの世界観を、ていねいな言葉でご紹介していきます。

手染めの技術のこと、二十四節気のこと、それぞれの商品に込められた思いのこと。商品に宿した想いの奥行きを、少しずつお伝えできればと思っています。

京都洛柿庵の作品は、日々の暮らしに静かな余白をつくり、心が穏やかになる、ひとときをもたらします。どうぞ、ゆっくりとお付き合いください。

京都洛柿庵 三条店
住所:京都府京都市中京区三条町339
▼オンラインショップ
https://shop-kyoto-rakushian.com/
▼公式サイト
https://www.leciel-japan.com/
▼Instagram
https://www.instagram.com/kyotorakushian3joten/

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