
新!記野式:サクッと!ゲーム業界講座 6月後半号
こんにちは。梅雨に入りジメジメした毎日が続いていますが、まだ猛暑には入っていないので何とか生きています。記野が軽くダウンしていた関係で配信が1日遅れてしまいました。本当に申し訳ありません。
私はこのメルマガを書く前にイギリスに行ってきたのですが、ロンドンのような大都市ではなく田舎にいたためしっかり街は見てきていないのですが、帰り際に見たロンドンには確かにゲーム小売店はまったく見受けられませんでした。
記野式でもお伝えしているように、一時はよく見たイギリスにおける大手ゲーム小売店GAMEの存在は確認できず3月に店舗が消滅した、というのは事実のようです。

さて、後半号の記事にまいります。まえがきは「ソニーのハードウェア回帰とMicrosoftの戦略転換」です。
6月前半号で告知させて頂いた通り、アメリカ市場データCircana(旧NPD)の2026年5月は発表が遅れているため7月前半号で報告させてください。
ドイツの5月の売上データ、5月のPSNゲームダウンロードランキング、5月の世界のモバイルゲーム市場、そしてMAUで見る5月の世界のゲームソフトランキング、売上額で見る5月の欧米主要国ゲームソフトランキングが続きます。
業界のレイオフのまとめ、Electronic Arts(EA)のEA Advertisingなどなど、その他のニュースも合わせて読んでみてください!
なお、今号の為替レートは、1ドル= 162円で計算しています。
<記野式まえがき:ソニーのハードウェア回帰とMicrosoftの戦略転換>
1.ソニーはハードウェア回帰が明確に

ソニーが最近SEC(Securities and Exchange Commission:米証券取引委員会)へ提出した最新の年次報告書(Form 20-F/2026年版)を見るとそれまでソニーが都度述べてきた「PCなどのマルチプラットフォームへの1st パーティタイトル展開を継続する」という文言が丸ごと削除されていました。完全に経営陣および法務的な関係者の意志が入っている「サイレント修正」と言えます。
つまり、1stパーティとしてソフトウェアはハードウェアをけん引するためのものである、と至極真っ当な方針へ立ち戻ったということです。これは大きくソフトウェア戦略を振りきったMicrosoft の影響でもありますが、比較的早い段階での修正とも言えます。
この変更にはどういう背景があるのでしょうか?