
【アジア競技大会2026】テックボール。手は使わない。台は曲がっている。
卓球台は平らなのが当たり前です。
ところが、テックボールで使う「テックテーブル」は、中央が盛り上がるように大きく反っています。
テックボールは、2014年にハンガリーで生まれた、サッカーと卓球を組み合わせた競技です。
誕生から12年で150以上の国に広がり、今大会の正式競技になりました。
サッカーボールを足や腿、胸、頭で操り、3タッチ以内に相手側へ返します。
私が面白いと思ったのは、3タッチの**「使い方」**です。
手や腕は使えず、同じ部位で続けて触ることもできません。ダブルスでも、2人合わせて使えるのは3タッチまでです。
「3回も触れる」のではなく、**「3回で返球を組み立てなければならない」**のです。
ボールを受けた瞬間に、次は腿、その次は頭とつなぎながら、曲がった台に当てる角度まで判断する。サッカーのリフティングを見ているようですが、相手のいない場所を狙って返す駆け引きは、卓球にも通じます。
見どころは、テーブルの近くで繰り出されるアクロバティックな返球でしょう。
高く上がったボールに合わせて身体を倒し、足を振り上げて打ち込む姿は、サッカーのバイシクルキックそのもの。それほど激しく動いても、相手選手やテーブルに触れることは禁止されています。力でぶつかるのではなく、最後までボールを操る技術で勝負するのです。
日本代表の注目選手
日本代表は4人。その一人、早稲昭範選手は**「寝転びながらリフティング」のギネス世界記録保持者**です。
寝転んだままボールを落とさない選手が、曲がったテーブルを相手にどんな足技を見せるのでしょう。想像しただけでワクワクします。
競技は9月17日から20日まで行われます。アジア競技大会自体の開幕は9月19日なので、テックボールは大会開幕の2日前から始まるフライング種目です。
選手は手を使わず、3タッチで組み立てながら、曲面から返るボールを読み解く。
曲がった台の上では、私たちが想像する以上に緻密で熱い勝負が繰り広げられそうです。
出典
名古屋市「第20回アジア競技大会 テックボール」
JOC「テックボール」
日本テックボール協会「テックボール日本代表決定」
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