不安神経症(パニック・強迫)の病理(臨床心理視点)
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どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
社交不安症。
パニック症。
強迫症。
芸能人や有名人が
カミングアウトするようになってきたことで、
大分認知されるようになってきています。
1つ1つの症状について、
これまで記事にしてきたことはありますが、
大学院に入る前の記事も混じっており、
パニック症や不安症について
臨床心理の視点から述べた記事は
これまで書いてきませんでした。
上記の症状は、一見すると
1つ1つが独立した症状と
感じてしまうかもしれませんが、
根底のところでは
同じ病理のカラクリが潜んでいます。
今回はそのような
「神経症」と呼ばれる病理の
共通項をまとめる記事にしていきます。
何か気づきある内容になれば幸いです。
神経症とは?

これまで度々ふれてきた、
精神疾患の病態を区分する3つの基準。
それが、
精神病水準、境界例水準、神経症水準です。
精神病水準が統合失調症などで最も重く、
境界例水準が境界例パーソナリティ障害などで
その次に思い病態。
神経症は最も軽い病態として扱われています。
神経症の中には、
うつ病も含まれており、
重度のうつ病を除いて
神経症に区分されるようになっている。
そして、
今回の記事で取り上げるような
「不安神経症」
「離人神経症」
「強迫神経症」
などが
神経症にはカテゴライズされている。
あとは、
摂食障害などですね。
以前も述べた神経症の特徴としては、
「コントロールを失う不安」が常にあり
感情や衝動というものを
抑圧することが多いことを述べました。
結果として、
無意識に感情や衝動を押し込め、
それを感じないようにしてしまう、と。
だからこそ、
無意識を解放するように
安心できるカウンセリングという場で
退行的になってもらう必要がある。
子どものように、
怒ったり、泣いたり、喚いたりすることが
治療になるということです。
今回は、
発達的側面を踏まえての
神経症の特徴を述べていきます。
身体への投影

精神病、境界例もそうですが、
神経症も同じく
自他境界というものが
はっきりと成立していない部分があります。
自他境界がどのように出来上がっていくかは、
また記事にしたいと思いますが、
自他境界が不鮮明なために、
外界からのダメージを受けやすい部分が
まず前提としてあります。
さて、それに加えてですが
神経症の特徴を一言で表すならば、
「内面で起こっている問題を身体の問題に置き換える」
と表現することができる。
「心の問題が身体に投影する」
とも言い換えることができます。
動悸や息苦しさなどの
身体症状として現れるということです。
では、なぜそれが起こるのか。
まず、神経症圏の人の特徴として、
これまで内面に目を向けてこなかった傾向が
多く見られます。
お金や学力、地位といった
外の具体的にみえるようなことばかりに
注意を払ってきた特徴を挙げることができる。
抽象的な内面というものを
なかなか捉えることができないと言えます。
それが背景にあることに加え、
不安というものは
心を全体的に覆う性質をもっています。
そうなると、
よりあいまいで靄がかかって
抽象的な問題になっていく。
よって、
それを身体に置き換えることで
目に見える具体的な問題となり、
自分で扱えると感じる問題に
擦り替えていくのです。
しかし、
身体の問題を解決しようとしても、
原因は内的な部分ですから
幾度も繰り返すことになる。
では、
そのような神経症圏の人たちは
どのように支援していけばよいのか。
不安神経症、離人神経症、
強迫神経症の症状別に
解説していきます。
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