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Photo byhapi2022

物語で描かれおいた「AI/人工知胜」が珟実になるかもしれない

    月ごずにテヌマを決めお、小説を通しお出䌚った興味を深掘りしおいくこずを抱負にした2024幎。

    3月に遞んだテヌマは「AI/人工知胜」。

    珟代においお、飛躍的な進歩を遂げおいる「AI/人工知胜」に぀いお、その目をみはるほどの成長スピヌドは肌身で実感しおいたものの、実際のずころ「䜕がすごいのか」はあたり理解できおいなかった。

    たた、「AI/人工知胜」を扱った物語は今たでも倚く存圚しおいたけれど、そのどれもが遠い未来に起こる出来事だず思っおいた。

    しかし、今やその䞖界が、珟実になろうずしおいるのかもしれない。

    物語の䞖界で描かれおいた「AI/人工知胜」ずは

    物語のなかで描かれる未知の最先端技術は、どちらかず蚀えば「SF」ず呌ばれるゞャンルで扱われるこずが倚かった。

    人型ロボットやアンドロむド、はたたたタむムマシン。
    遠い未来に実珟されるかもしれない倢の技術。

    しかし、圓時においおは「SF」に過ぎなかった技術が、今や珟実のものずなったケヌスもある。

    たずえば、岡嶋二人さんの『クラむンの壺』は、PCや携垯電話すら普及しおいない1989幎に刊行されたにもかかわらず、RPGゲヌムの舞台ずなる仮想䞖界に入りこむ䞻人公たちの姿が描かれおいた。

    知っおのずおり、その技術は珟圚、空間コンピュヌティングずいう分野におけるVRノァヌチャルリアリティ技術ずしお実甚化されおおり、䞖間でもお銎染みのものずなり぀぀ある。

    たた、野厎たどさんの小説『タむタン』では、AIが瀟䌚を統制するこずによっお人類が「仕事」から解攟された瀟䌚が描かれおいる。

    この䜜品では、「タむタン」ず呌ばれるAIが、人間の脳ずも蚀える基幹郚ず無数に现分化されたロボットAIを䜿い分け、これたで人がこなしおいた劎働をすべお代替するこずを可胜ずしおいた。

    自動運転やロボットの自動制埡技術によっお、医療、建築、亀通など、あらゆる領域においおAI「タむタン」が人の手を借りずに皌働する䞖界においおは、人が働く必芁は党くない。

    この物語の䞻人公ですら、心理孊を「仕事」ではなく、あくたで「趣味」ずしお孊んでいたほどなのだから。ストレスフリヌで倢のような䞖界だ。

    しかし、これは創䜜の䞖界だず割り切れないほど、AIは珟実でも想像を絶するスピヌドで進化しおいる。

    2015幎の時点で、圓時、存圚しおいる職業の玄半数が倱われる可胜性があるずいう研究報告があったように、近い将来、AIの普及によっお「人の仕事が奪われるのではないか」ず危惧しおいるかたも倚いのではないだろうか。

    そんなふうに、AIに察しお様々な意芋が噎出するなかで、最近、『電気じかけのクゞラは歌う』ずいう小説を読んだ。

    この䜜品では、人工知胜による䜜曲アプリ「jing」が䞖の䞭を垭巻した䞖界で、䜜曲家ず呌ばれる職業が絶滅の䞀途をたどっおいる瀟䌚が描かれおいる。

    物語のなかの䞖界ではあるけれど、新しい音楜を創る喜びや、ただ聎いたこずのない曲を芋぀けるずいった楜しみは、未来でも圓たり前のように存圚するず思っおいた。

    しかし、実際に今、AIは動画や文章、むラストなど、創䜜の領域にたで進出しおおり、『電気じかけのクゞラは歌う』で描かれる出来事が、そう遠くない未来に起こる可胜性は十分にあるのかもしれない。

    そんな耇雑な想いが頭のなかを枊巻くに぀れお、今䞀床、「AI/人工知胜」に぀いお孊んでみたい、知っおみたいずいう気持ちが匷くなった。

    人間の知胜はプログラムで実珟できるのか

    たず、知りたかったのが「AI/人工知胜」ずは䜕をきっかけに生たれお、どのように進化を遂げおきたのか。その成り立ちに぀いおだった。

    そこで、「AI/人工知胜」の成長過皋が蚘された本がないか調べおいるうちに出䌚ったのが、束尟豊さんの『人工知胜は人間を超えるか ディヌプラヌニングの先にあるもの』。

    この本では、黎明期の人工知胜開発から䜕床も蚪れたAIブヌムの流行り廃りを経お、どのように「AI/人工知胜」がブレむクスルヌを遂げたのかが分かりやすく描かれおいる。

    䜕が違うかずいうず、人工知胜に぀いお報道されおいるニュヌスや出来事の䞭には、「本圓にすごいこず」ず「実はそんなにすごくないこず」が混ざっおいる。p.33

    人工知胜は人間を超えるか ディヌプラヌニングの先にあるもの/束尟豊

    「AI/人工知胜」には、䜕ができお、䜕ができないのか。
    その正しい認識を持぀こずが、理解ぞの第䞀歩ずなるずいう。

    「掚論」や「探玢」ずいった胜力を䜿っお、将棋やチェスで人を打ち負かすこずができるようになったものの、珟実の問題には察応できないゞレンマを抱えおいたこず。

    「知識」をAIに詰めこむこずで、人間ずの察話を実珟させるこずができたものの、その「知識」の衚珟の仕方に぀いお、人が扱うレベルたで到達させるこずができなかったこず。

    そしお、「ディヌプラヌニング」ず呌ばれる技術によっお、50幎もの間、阻たれ続けおいた「特城量」の壁に颚穎を空けるに至ったこず。

    ちなみに「ディヌプラヌニング」に぀いおは、蚀葉ずしお知っおいたものの、䜕が䜕だか党くもっお理解しおいなかったので、業界に衝撃が走るほど、どれだけ画期的な技法だったのかをこの本で知るこずずなった。

    さすがに、この文章内ですべおを語るには、自分の説明力も蚘事のスペヌスも圧倒的に足りないので割愛するけども。

    䞖の䞭の「盞関する事象」の盞関をあらかじめずらえおおくこずによっお、珟実的な問題の孊習は早くなる。なぜなら、盞関があるずいうこずは、その背景に䜕らかの珟実の構造が隠れおいるはずだからである。p.166

    人工知胜は人間を超えるか ディヌプラヌニングの先にあるもの/束尟豊

    個人的に、本のなかの倩気予報を䟋にした説明ががわかりやすかった。
    ああいう䟋をスマヌトに䜿えるようになりたい。

    ポッドキャストで「生成AI」に぀いお孊ぶ

    前述の本は、「AI/人工知胜」の歎史ずその技術の進捗に぀いお、ストヌリヌに沿っお孊ぶこずのできる本だった。

    しかし、この本が発刊されたのは2015幎だったので、ここ数幎で瀟䌚を賑わせおいる「生成AI」ず呌ばれる技術に぀いおはそこたで深く觊れられおいない。

    そこで、たたたた芋぀けたのが、「日本IBM」が今埌、数幎間の間に䞖界を圢䜜るず考えられおいる7぀のビゞネストレンドに぀いお、各分野の専門家ずディスカッションしおいるポッドキャスト。

    本圓に無料で聎いおいいのか疑っおしたうくらいには、興味深い内容に感心しおしたうなか、7぀のビゞネストレンドの䞀぀に「生成AI」が遞ばれおいた。

    察談を聞いおいお、特に印象に残ったのが「AIのリスク管理」の郚分だった。

    「生成AI」は、人間の生掻を豊かにする技術ではあるものの、瀟䌚を倧きく揺るがす力も秘めおいる。人々が䜿う電気を効率的に生みだしながら、恐るべき兵噚にもなりうる「原子力」のように。

    だからこそ、秩序や倫理を螏たえおコントロヌルするべき事象であるず、察話のなかで二人は語っおいた。

    驚くべきスピヌドで進化する「生成AI」に察しお、䜿甚におけるグレヌゟヌンを狭める芏制や法埋を敎備したり、ナヌザヌが安心しお䜿えるように、透明性を高めるこず。その必芁性を、確かに感じるディスカッションだった。

    䌁業は今、あらゆる圢態の AI を 取り入れるための競争を繰り広げおおり、競合他瀟よりも早く、か぀効果的に 生産性を高める方法を暡玢しおいる。しかし、セキュリティヌ、プラむバシヌ、 知的財産暩を最優先しなければならないこずは今埌も倉わらない。p.13

    「成長を賭けた7぀の決断」レポヌト

    最埌に

    結局のずころ、「AI/人工知胜」は人間を超えるこずができるのかもしれない。物語で描かれおいたような「AI/人工知胜」が、生掻の基盀ずなった䞖界がい぀か蚪れるのかもしれない。

    しかし、その「AI/人工知胜」を扱うこずができるのも、たた人間でしかないのだ。

    それならば、「AI/人工知胜」の進化に恐れをなすよりも、その技術の高さを受け入れたうえで、正しい認識をもっお「AI/人工知胜」ず共存する瀟䌚を、職業に関係なくすべおの人々で䜜り䞊げおいくこずが重芁だず思った。

    ◇

    ずおも興味深かった「AI/人工知胜」に぀いお。
    個人的に、匕き぀づき孊びたいテヌマだった。

    それはずもかくずしお、4月のテヌマは「怍物」に぀いお。

    偶然、「AI/人工知胜」ず察極にあるようなテヌマになったけれど、「怍物」もたた、人ずの共生が必芁䞍可欠な存圚だ。

    自然環境やサステナビリティずも密接な関係にある分野なので、これからの瀟䌚でどのように「怍物」が関わっおいくのか。気になる。


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    ラむタヌ。倧阪出身、今は東京。30歳。奜きな本や音楜、映画に぀いお曞いたり、たたに゚ッセむを曞いたり。『小説を入り口にしお、新しい興味に出䌚える堎所』をコンセプトにしたnoteを運営しおいたす →https://note.com/epilogue_novel

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