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Photo byryokoyunoki

珟代俳句 切れ字䞍䜿甚䜜品 句 〜切れ字を䜿わない䜜品集〜

    Kusabue珟代語俳句

    珟代俳句
    切れ字䞍䜿甚䜜品集 句

    幎発衚の䞋蚘の句集のなかから、

    「切れ字を䜿甚しおいない句」

    だけを遞んで句にたずめたした。


    「口語䜓、珟代仮名遣い」を基本にしお、

    䞻立った「切れ字」は䜿甚せず、䜓蚀切れの句、切れ字のない句などだけで句集を぀くるずどのようになるのか

    その良い点、匷み、プラス面
    その悪い点、匱み、マむナス面

    には䜕があるのか

    たた切れ字ずは
    そもそも䜕のためにあっお
    どのような歎史的経緯で獲埗され
    俳句がそれを攟棄するこずで
    どんなリスクが生じるのか

    などの疑問から
    今回、実隓的にたずめおみた䜜品集です。

    楜しんでご芧いただければ幞いです。

    ※䜜品はすべお既発衚句です
    ※順次改蚂したす


    珟代俳句
    切れ字䞍䜿甚䜜品集

    ◇ 春の章 ◇

    にっぜんのかおりの梅の花ひらく


    倧ぞらを描いおいる画家春が来る


    梅いちりんにりんさんりん倩満宮


    䞀぀䞀぀ちいさな地球朚の芜吹く


    せんせいにせんせいがいお梅の花


    むダホンにぜんず觊れれば春の歌


    航跡は消えのこるみちかぜひかる


    コンビニがう぀くしい倜がたん雪


    䞀重咲き八重咲きすべお牡䞹の芜


    北を芋ればどこたでも北鳥かえる


    ふるさずがみえおくるのは春炬燵


    家族写真ずおいむかしの春のたた


    凧の空この村はただだいじょうぶ


    おのひらに萜ち街に萜ちがたん雪


    春満月そう぀ぶやいおしたうほど


    食り雛流行りやたいもなんのその


    倧空をひっくりかえし぀ばめずぶ


    鳩の空いのち芋あげるあたたかさ


    じんせいにずきおりよい日梅の花


    寝に぀いお奈良は蛙のこえのなか


    目にうかぶ満開のそらは぀ざくら


    ぀かのたのぞいわながらも花の宎


    にぎやかに来お沈黙のやたざくら


    家建おおそれからながい春のゆめ


    あかん坊がはっず泣きやみ春の雷


    亡くなっお圢芋のようにはるの月


    おおさかを出おおおさかは春倕焌


    なにがある倧山があるあさざくら


    地球から借りたからだで野に遊ぶ


    倜行バスはしりゆく先春あけがの


    目ひらいお花目぀むっお花ふぶき


    行く日々ののこりの䞀぀さくら逅


    倜のそらをくらくずもしお花の宎


    母子草はっずこころをずりもどす


    ふるさずの山ふるさずの山ざくら


    たからづか歌劇堎じゅう春のうた


    䞀人静咲けばかたくらものがたり


    ロケットが飛びたった空たさに春


    コヌヒヌのかおり千幎おがろの倜


    ポヌカヌのそれぞれの顔どこか春


    マンションの春灯やがお星のなか


    颚になるこず雲になるこず遍路杖


    豊じょうのゆめひずにぎり春の土


    今日たでのじんせいすべお春の月


    赀く咲いおなんのきざしの沈䞁花


    えんそくの子を海がよぶ山がよぶ


    時蚈台かげながながずはるのくれ


    おもいだすあの灯あの町おがろ月


    ぀ぎ぀ぎず匕いおゆく波春惜しむ


    このほしもほしぞらのなか蛙鳎く


    ◇ 倏の章 ◇

    顔あげおいた倏ブルヌむンパルス


    こころごず抌しひらくたど颚薫る


    たけが生え朔倪郎忌をたけが生え


    傘さしおたたずむ人もかき぀ばた


    䞖のなかをあらい流しお梅雚の月


    梅雚晎れおこころの底の氎たたり


    いち族の写真いちたいほたるの倜


    蟻いっぎき葉のさきに立぀倧自然


    錻うたは初恋のうた癜シャツ干す


    あおぎみおひずのかずだけ倏の月


    金魚玉ゆらりずいのちひるがえり


    目぀むれば奜きな人びず颚鈎聎く


    空よりもずおくを芋぀め゜ヌダ氎


    にぎやかにやがお静かに倏季講座


    遞手立぀空あおあおず飛び蟌み台


    せみしぐれ「こころ」䞀冊机の䞊


    じんるいのはんぶん眠るな぀の月


    芋お億千芋぀めおひず぀な぀の星


    ひろびろず芋えるかぎりの海開き


    神朚を芋あげるひずにみどりさす


    はたらいおひず代ひず代の青田颚


    寝ころんでうちゅうに䞀人倏座敷


    ゆびさきでふれおひやりず金魚鉢


    飛びたっおおもたい尻のこがね虫


    教䌚のひっそりずしお薔薇のなか


    ふるさずの倧きさほどの神茿行く


    日本じゅうおなじじだいを倕涌み


    このあたりすでにな぀ぞら熱気球


    衛兵がすっくすっくずあるく倏至


    ハンモックほしのせかいは無限倧


    生き死にの音ひびかせお蝿たたく


    京ふうりん䞀代ごずのものがたり


    瞄文遺跡いちたんねんの蝉しぐれ


    わか葉しおむかしをいたに東倧寺


    芋぀づけおずおくなりゆく滝の音


    もくもくず雲もくもくず田草取り


    飛びこんでちいさなしぶき倪平掋


    サヌファヌに劻ず子がいお暮の浜


    ずびうおが飛んできらきら䞀億幎


    かいきょうをたたぐ倧橋けさの虹


    瀬戞内のうみたっしろに西日さす


    盛り぀ける手ゆびやわらか冷玠麺


    うれしさをざくざくくずすかき氷


    ひずびずがう぀くしいのは祭の倜


    県粟の花ひず぀ひず぀がゆめの䞭


    蟻の列すすむいのちのものがたり


    ケルン積んで山のむこうも青い山


    滝こだた山ふかければふかいほど


    人類のた぀えい䞀人キャンプの火


    飛んでゆくいち矜いち矜が倧倕焌


    ◇ 秋の章 ◇

    倧ぞらのどこからずなく小鳥来る


    い぀の䞖もたえぞたえぞず阿波螊


    顔照らす花火きえおはたたひらく


    あかるくおこの䞖あの䞖の倧花火


    虫鳎いお生死の果おのかぜのおず


    かがやいお地球ひず぀ぶ぀ゆの玉


    ひずり行く花野い぀しか倢のなか


    屋根屋根に日ざしがしみお峡の秋


    千光寺千々のひかりの぀ゆむすぶ


    山やたをぐるりずう぀す぀ゆの玉


    さたざたのあかを぀くしお玅葉山


    しずけさのきわみに倜の団扇眮く


    ほんずうはしずかな地球虫のこえ


    生きるこず死ぬこず倩の河のした


    倩文台倜々萜ちかかるあたのがわ


    秋嶺のこだたしばらくしおかえす


    巻き䞊げお東京があるあきすだれ


    ぐちの屋台わらいの屋台ぬくめ酒


    母のこえ子のこえ虫のこえのなか


    がんやりず灯ずもる霧が䜐枡ヶ島


    工堎をう぀くしくしおあかずんが


    手にすくう近江のけしきみずの秋


    釣りざおのさきたで暮れお秋の浜


    果おるのは䞀日果おないのは秋思


    䞀枚の間を吊りさげおあきすだれ


    草原に日のあるかぎりばったずぶ


    スカむツリヌ真ん䞭に眮き流れ星


    タクシヌに乗っおここから先は秋


    奏䞊のこえに倜明けおあきた぀り


    たびびずもすすきの穂わた草千里


    林檎もぐ空からあたえられるたた


    らい䞖にはらい䞖の悩み曌珠沙華


    釈迊の匟子るいるいずしお鐘の秋


    ゎスペルにブルヌスレゲ゚長い倜


    いちたいの倧ガラスたど鳥わたる


    手に぀぀む楜茶碗よりあきのこえ


    ひずり来おひずりのたたの秋の浜


    たちあがるリス二䞉匹朚の実降る


    飛隚のバス霧にあらわれ霧にきえ


    いねを干す戊前戊埌きょうあした


    既芖感のなかにたたずみ赀ずんが


    たくさんの船たくさんの秋の暮れ


    バックパッカヌゆく囜々の秋倕焌


    埅たされお月スクランブル亀差点


    暪断歩道のたんなかあたり秋の颚


    がうえんきょう朚星土星あたの河


    ほしがしがながれおここに倩球儀


    すすき原ふりかえっおもすすき原


    フラむパン火にかけどおし豊の秋


    りむスキヌはるかな囜の秋のいろ


    ◇ 冬の章 ◇

    ぀ぎ぀ぎず雲がずびゆき冬に入る


    目぀むっおこた぀は心矜ばたかす


    螏みしめおひずりのおずの萜葉道


    螏み抜いおひずりおどろくは぀氷


    鬌がわら目をみひらいお霜の屋根


    今日たでの旅今日からのかえり花


    いちたいのそらどの家も垃団干す


    ふたずっお鍋ぐ぀ぐ぀ずにほん海


    かがやいおどれもしんじ぀冬の星


    枝さきをぜたりぜたりずふゆの霧


    おどろいお氎さわぎだす浮き寝鳥


    村長のかげずひかりの日なたがこ


    あしあずが散らばっお行く雪の門


    平和ずは燃えやすいもの聖暹立぀


    いきいきずれきしの果おの聖倜劇


    湯ざめしお星がかがやきだす故郷


    アメリカがひずすじ冬の飛行機雲


    五重の塔五重を぀たうふゆのあめ


    さいげ぀をみおくるこずが萜葉焚


    ボむゞャヌは今どのあたり冬銀河


    たた䞀人湯をぬぎすおお冬至颚呂


    さっそくに空を晎らしお門束立぀


    いちねんがここにおち぀く萜葉焚


    だいぶ぀のいちねんの黙幎のくれ


    䞀぀぀いお幎を぀らぬく陀倜の鐘


    照らされおそれぞれの顔初日の出


    あいさ぀のいち語いち語が花の春


    たた䞀人鳩矜ばたかすは぀もうで


    䞀人䜏むひずりながらも雑煮の銙


    撒きたいおしおの花咲く正月堎所


    もち䌞びおい぀たでずなくお正月


    焌き芋屋この䞖のひずはすべお客


    空枯はちきゅうずひず぀冬倕映え


    ずおい島寒ゆうやけずずもに消え


    プロキオンカペラシリりス庭焚火


    が芋぀めおいる䞖雪降りだす


    雚やんで足あずたみれラグビヌ堎


    フェリヌ行く島ひず぀ず぀雪景色


    あかん坊の這い這いの旅春たぢか


    ロボットがひょこひょこ歩く春隣


    絵ぶすたのなかにも䞀人旅のひず


    掛け軞のなかから消えた雪おんな


    手のひらに黙にぎりしめふゆの土


    子どもらの口からも湯気おでん鍋


    さいごにはすべおをくべお倕焚火


    ホットティヌホットコヌヒヌ婚話


    凍おながら癜いしぶきを那智の滝


    犬がきえ犬小屋がきえふゆすみれ


    あなたずのけんかもいずれ春炬燵


    いっぜんのたんねん筆も春を埅぀


    い぀も
    ご芧いただき
    ありがずうございたす


    ◯俳句の基瀎から
    自由になろうずしおきた歎史

    俳句の基瀎は
    「の型、季語、切れ字・切れ」
    ずされおいたす。

    俳句の歎史䞊で
    それらから自由になろうずしお、

    の型を厩したのが「自由埋俳句」

    季語を厩したのが「無季俳句」

    そしお珟圚にかけお、切れ字・切れを厩そうずする掻動もあるようです。

    それが良いか悪いかは別にしお、「自由埋俳句」「無季俳句」の䟋のように枝分かれした俳句になっおいく可胜性も䞀方であるのかもしれたせん。


    ◯俳句の切れ字

    ◇叀兞的切れ字 十八字
    鎌倉宀町時代
    や・かな・けり・よ・か・ぞ・に・ぞ・せ・
    ず・れ・け・ぬ・぀・し・じ・らむ・もがな

    ◇叀兞的切れ字 二十二字
    安土桃山時代
    や・かな・けり・よ・か・ぞ・こそ・ぬ・し・
    じ・む・を・はば・さぞ・いさ・い぀・
    いかで・いづれ・いく・もなし・もがな・げぢ

    ◇珟代的切れ字 の候補 
    よ・か・ぞ・ず・に・ぞ・せ・で・たで
    ず・れ・け・た・が・お・は・な・こそ、等


    䞋蚘は、俳句における
    文語・口語の倧たかな図です

    ◇文語俳句ヌ文語䜓ヌ叀兞語ヌ叀い時代の文䜓

    ◇口語俳句ヌ口語䜓ヌ珟代語ヌ曞き蚀葉
               ∟ヌヌ話し蚀葉

    ◇仮名づかい 歎史的仮名遣い 珟代仮名遣い

    より詳しく现かいこずは、曞籍・ネット等でしらべおみおください



    䞻立った切れ字を䜿甚しおいない䜜品を集めたした

    幎公開の句集から䜜品を遞んでたずめたものです

    解説などに぀いお、至らない点、十分に曞き぀くせおいない郚分もあるず思いたすがご容赊ください

    俳句に぀いおは個人、団䜓によっお様々な考え方や芋解がありたす


    ◇関連蚘事◇


     
     
     
    珟代語で俳句・俳詩・短歌を曞いおいたす俳句俳詩連䜜俳句短歌䜜品の個人制䜜ず投皿をたのしんでいたす 各蚘事はマガゞン欄にたずめおいたす の俳句アカりントは note連携のものだけです