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よく泣くわたしが涙を流す理由。

     先日、䞀緒に暮らす芪に「䜕故そんなによく家で泣くのか」ず蚀われた。その日は私は倜ご飯を芪ず食べたあず、涙を流しおいた。䜕か具䜓的な嫌なこずがあったから、ずかではない。泣きたくなったず思うより先に、涙がそっず静かに流れおいた。そしお私はそっず静かに涙ず䞀緒に゜ファに座っおいた。

     そう蚀えば昔から、「どうしたの、なんで泣いおいるの」ずよく芪に心配され、時には「泣くな」ず厳しく怒られおきた。「なんで怒られるんだろう」ず圓時は思ったりした。ただ泣いおいるだけなのに。今なら、起こる芪の気持ちもわかる。私の泣いおいる理由が芋えず、なにかしおあげたいけどわからず、芪も困っおいたのだず思う。

     
     “わたしはなんで家でよく泣くんだろう”

    今回じっくり考えおみるこずにした。
    共感しおくれる人、たたは私は違うよずいう人がいたら、教えおほしい。私も、“みんなの泣く理由”を知りたい。

     私は他の人に比べお泣くこずが倚いかもしれない
     私は家に限らずそもそもよく泣く、ず思う。けれど友達の前で泣くこずはめったにない。振り返っおみるず、䞀人で電車に乗っおいる時、䞀人で歩いおいる時、そしお家にいる時、これらのシチュ゚ヌションに私の涙は集玄されおいる。もちろん、映画や矎術䜜品に感銘を受けお涙するこずも倚いが、ここではそのような感動䜓隓による涙は陀いお考える。電車内で号泣したこずも数知れず、散歩の時には音楜を聎きながらしょっちゅう涙を流しおいる。家では家族の知る以䞊に泣いおいるであろう。

    泣く理由
     私はなぜ泣くのだろう。私はどうしおよく涙を流しおしたうのだろう。私は嫌々涙を流しおいるのではなく、むしろ奜んでいるような気もする。

     私の堎合具䜓的、説明しうる理由があっお泣いおいる堎合は少ない。

     「䜕があったの」ず泣いおいるず芪にそう声をかけられる。でも、私はい぀でも答えられない。だっお、涙を匕き起こした具䜓的な理由がないからだ。普段諊念のような感情で過ごし、他人に察しお期埅するこずが少ないのでそもそも具䜓的な出来事で傷぀くこずは少ない。䟋えば、友達が玄束の埅ち合わせ堎所に䞀時間以䞊遅刻しおきたこずがあるが、䞀ミリも怒りの感情は起こらなかった。

    具䜓的な出来事に傷が぀き、泣くこずは少ない、しかし私は泣く回数は倚いのである。

    ① 呚りのネガティブを吞い取る、そしお浄化

     私は普段友達の䌚話の聞き圹になるこずが倚い、友達の悩みや愚痎をよく聞き、たた私自身も率先しお聞いおいる。友達からは癒し的存圚ずしお思っおもらえるこずも倚く、私にだけはそう蚀った悩みを話せるず蚀っおくれる人も倚い。これは倧倉うれしい。もずもず人には幞せになっおほしいずいう感情も匷くあり、たた聞き圹などに自分は適しおいるずいう自負もあるため、これからも続けたいしこれからも友達にはそういう存圚ずしお思っおもらいたい。しかし、私が望んで行っおいる行動にも関わらず、どうやら私の䞭に友人たちの抱えおいた負の感情が蓄積しおいくようである。ちゃぜん、ちゃぜん、ず蚀葉の氎が泚がれるように。

    「溢れる、溢れる」

     友人たちの感情が自分の䞭に萜ちおいく様子を意識しお知芚できおいるわけではない。けれど心のコップが䞀杯になるように、自分が“これ以䞊友人たちの感情を吞い取るこずはできない、溢れおしたう”ずいう限界が定期的にくるようだ。比喩的ではなく、「溢れる、溢れる」そういう気持ちで心がいっぱいになる。私の心はせわしくなる。そうするずその悲劇的隒乱の心を鎮めるように涙が出おくる。

    涙の登堎、私の涙には蚀葉が詰たっおいる。

     溢れ出しパニックの心を鎮めるように涙が登堎する。そしお私の涙には、どうやら蚀葉が詰たっおいるようなのだ。心にたたった蚀葉が涙に詰たっおいるようなのだ。

     せわしない心から、蚀葉が涙に詰められお運ばれ旅立っおいく、私の心は荷造りされた涙を芋送りながら空っぜになっおいく。すべおの涙の茞送を終えたた新しい友人たちの混沌ずした感情を匕き受けるために。


     私の心にたたるものは、友人たちの感情だけではない。ちらりず觊れたように、私は人に幞せになっおほしいず思う気持ちがある面では匷いようである。 
     昔から囜際協力やチャリティなどに関心が匷いこずからも掚枬される。そのため、友人に限らず、盎接的な関わりのない人に降りかかる悲しみの圱響も私は受けるのである。昚今でいうず、コロナの圱響は倧きい。自分が飲食店でアルバむトを行い、より他人ごずに感じられないこずも関係しおいるが、コロナにかかっおしたった人、医療埓事者、コロナで経枈的に圱響をうけた人の話をニュヌスで聞くのも蟛いものがある。私の想像でしかない圌らの悲しみは私の䞭に、ちゃぜん、ちゃぜんず溢れるたでたたっおいくのだ。コロナに関わらず、海倖で頻発する玛争や児童劎働などの囜際問題も、自分ができるこずはないのかず心がえぐられるような思いをする。


     埓っお、様々な他人のネガティブを吞収しおしたう私は溢れるこずがあるのだ。溢れたら、流すしかないのである。私の堎合は、それが涙であるこずが専らなようだ。


    ② 自信を取り戻すための涙

     二点目の理由ずしお自分を保぀ためを挙げた。これは、①の溢れた心を鎮めるためず関連しおいるのではないのかず思うかもしれない。しかしここで述べたいこずはそれずは異なる。自分に察しお幻滅しそうになったずきに私は涙を流すようなのである。

     私は基本的に人ず接するずきは他人が心地よい気持ちになれるようなふるたいを心掛けおいる。぀たり舞台であれば圱歊者やそもそもの倧道具などの舞台セッティングの裏方のようなポストを自ら負うのである。

    完璧になれない私をなかなか認められないわたし

     他人を幞せにしたいしかし、毎回人に察し理想的/完璧なふるたいができおいるかず蚀われればそうではない。そのため、私は行動を頻繁に振り返り反省をするこずが倚い。どのような行動がその状況では最適であったか、頭の䞭で議論が行われる。圓たり前だが、耇雑な状況䞋では明確な具䜓的詳现な答えがあるわけではない。しかし私の䞭での掻発な議論は止たらない。暫定的な答えは䞀時眮かれるが、その答えにも䞍安が぀きたずう。

    そしお答えず自分をも芋倱う。自分を䞻人公ぞず取り戻す涙

     私はぐるぐるず捕たるこずのない答えの尻尟を远いかけ、したいには自分自身を芋倱うようである。自分ずは䜕なのか、䟡倀のある存圚なのか、ぐるぐるず呚りめたいを起こしおいる私にはそのような自身の根本をも疑うような問いが目の前に珟れる。そのような時に私は涙を流すようである。自分自身のために、自分自身を癒しめたいから自らを呌び芚たすように。この時に流す涙は自身を無敵にさせる。裏方を普段奜む自分を完党たる䞻人公ぞず仕立おあげる。最倧限に自分を呚囲から隔絶し、自分自身を最倧限に哀れみ耒めたたえる。自分は玠晎らしい人間なのだず涙を流しながら自分に蚀い聞かせる。こうするこずによっお、私の脳内は敎い、次第に冷静さを取り戻す。䞀切のバランスを取り戻すようなのだ。

    ここたで぀ら぀らず述べおきたが、芁するに私は呚りのネガティブを吞い蟌み、それにより自分自身を芋倱い、心のバランスを芋倱っおしたうらしい。心にネガティブが溜たりすぎたら、それを攟出し、たた「私はわたしわたしは䞻人公」ず自分の涙に思い出させおもらう時が必芁みたいだ。私にずっおは涙は盞棒であり、い぀でも味方の友達だ

    あなたは、どんな時に涙をながしたすか

     
     
    20代。文孊ず音楜ず倜が奜き。

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