
遥かなる日暮の稜線を
大きく開いた左手
やっと陽の沈んだ
空を押さえつける
骨の浮く右の手
あの山の端を掴み
爪をかける
臍は右を向く
肩は軋み腰を離れる
ついていく肘を尖らせて
硬い腕を引く
山を
空から
ゆっくりと剥がした
ギザギザと
ささくれ
弧を描く
影
手から
もう離れ
ぽっかと開く
潤んだ黒い穴は
単なる線を
わたる

大きく開いた左手
やっと陽の沈んだ
空を押さえつける
骨の浮く右の手
あの山の端を掴み
爪をかける
臍は右を向く
肩は軋み腰を離れる
ついていく肘を尖らせて
硬い腕を引く
山を
空から
ゆっくりと剥がした
ギザギザと
ささくれ
弧を描く
影
手から
もう離れ
ぽっかと開く
潤んだ黒い穴は
単なる線を
わたる