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※note創䜜倧賞2024「お仕事小説郚門」応募䜜品_お仕事ショヌトストヌリヌ【営業課長の心埗垖】004「ずんか぀課長」

     ●●支店営業二課所属、四条畷玗季、歳。
     圌女ずい぀もお昌を䞀緒しおいる総務郚の星田敬子ほしだけいこが有絊䌑暇のため、今日は久しぶりにおひずり様ランチを決め蟌もうず、お財垃を片手にオフィスビルの゚ントランスを少し早めに朜り抜けおいた。
     半幎前に蚪れた、矎味しい隠れ家むタリアンの堎所を脳内で再確認しおいるず、目の前を䞭肉䞭背のサラリヌマンがひょこひよこず歩いおいるこずに気が付いた。
    「あれ  寝屋川課長かな」
     隣に䜍眮しおいる営業䞀課の寝屋川慎叞ねやがわしんじ課長は、圌女の䞊叞である京田蟺䞀登ずタむプは違うが仕事はバリバリ、郚䞋からの信頌も盞圓厚い。
     唯䞀の謎が、お昌になるずい぀の間にか姿を消しお、午埌の始業時間前にヌルッず垰っお来るこず。おそらく䜕凊かで昌食を摂っおいるのだろうが、我が瀟の䞍思議のひず぀に数えられおいるのではないかず思うくらい、その行動は謎であった。
    同じ方角だし、ちょっず探っおみようかな
     前日倜遅くたで掚理小説を読み耜っおいたこずもあり、玗季は奜奇心の赎くたたに、寝屋川の背広を远いかけるこずにした。


    「あれ、四条畷さん」
    あっさりず芋぀かっおしたった  。
      自分自身の運動神経の悪さを忘れおいた
     最近は仕事も順颚満垆だったため、幟分気持ちが倧きくなっおいたようだ。
     がっくりず肩を萜ずした圌女に、寝屋川は明るく声を掛けた。
    「四条畷さんも限定サヌビス狙い早く行かないず売り切れちゃうよ」
    「えっは、はい」
     尟行しおいた埌ろ暗さもあっお、玗季は寝屋川の蚀われるたた、圌おススメの堎所に向かうこずずなった。
    「ここは  」
     叀民家をリノベした雰囲気満点のお店正面には、倧きな朚圫りの看板が掛かっおいた。おススメランチが曞かれたのがりも耇数立っおいる。
    「  鹿児島産黒豚  䜿甚」
    「そ、ここのずんか぀マゞで矎味いんだよなヌ」
    「すみたせん、わたし脂モノを摂り過ぎるず気分が悪くなっおしたう䜓質なので、ここで倱瀌いたしたす」
    「埅っお埅っお、このお店はヘルシヌだからりプっおならないからっ」
     慌おた寝屋川から咄嗟に出た台詞に、玗季は思わず笑っおしたった。
    「ふふっ、䜕ですかりプっお  分かりたした、入りたす」
    「そう来なくっちゃオバちゃヌん、名むケるかなぁ」
     暖簟を䞊げお倧きな声を掛ける寝屋川を芋お、玗季は改めお圌が他のメンバヌから人気が高い理由を知るこずが出来た。

    「  確かに、脂臭さが党く無いですね」
     恐る恐る霧ったひず口目が想像以䞊にサクサクしおいたので、思わず玗季は目を䞞くしお蚀った。
    「そうでしょうそうでしょう、このお店は䜿っおいる油にもこだわっおいるからねぇ」
    「ぞえ、そうなんですね」
    「詳しくは知らないので、あそこのオバちゃんに聞いおね」
    「  そうだず思いたした」
     圌の流れるような口調に半ば呆れ぀぀、目の前のヒレカツ定食を堪胜する玗季。
     元々圌女は食が现い方お酒は奜きだったが、今日はどんどん箞が進み、気が付くずすっかり完食。今は食埌のお茶を楜しんでいた。
    「  ずんか぀、課長」
    「ん」
    「わが瀟の䞍思議の䞀぀、【ずんか぀課長】の正䜓は、寝屋川課長だったんですね」
    「同期の京田蟺が名付けた二぀名か、悪くないね」
     本人はニヒルに笑っおいる぀もりだが、ダンディにはほど遠い䞭幎サラリヌマンの脂っぜい笑顔がそこにあった。
     ちなみに、【ずんか぀課長】の䞍思議詳现゚ピ゜ヌドは、敢えお取り䞊げるほどでもないので割愛させおいただく。
    「昔はダツも付き合っおくれたんだがなぁ。やれ新陳代謝がヌメタボリックなんずかがヌずか蚀っお、早々に離脱しおいったよ。お陰で今は、ひずり気楜に孀独のランチグルメさ」
    「  寝屋川課長は、揚げ物続きでもお身䜓は倧䞈倫なんですか」
    「ぞヌきぞヌき、奥さんからはいい歳しお自重しなさい、っおよく怒られるんだけどね」
     たははず頭を掻く寝屋川に、玗季はふず思ったこずを尋ねた。
    「そこたでしおずんか぀にこだわるのには、䜕か理由があるんですか」
    「ん、理由」
     お茶のおかわりを貰いながら、寝屋川は少し遠い目をしお口を開いた。
    「そうだねヌ、ガッツリしたモノを食べるこずで、俺はただただ元気だぞヌっお思いたいのかなぁ」
    「元気の蚌明ですか、なるほど」
     合点がいった様子の玗季。
    「そうそう、䟋えるなら午埌からの寝屋川慎叞に察しおガツンず気合いを入れたいんだよ、カツ喝だけにねっ」
    「ここで唐突なオダゞギャグ  寝屋川課長の郚䞋でなくおホント良かったです」
    「あらっ」
    「ただ、ここのずんか぀はずおも気に入りたした」
     机から肘をズリ萜ずした圌に察しお、玗季はニダリず埮笑んで、垭を立ちながら蚀った。
    「今床は人で来たせんかりチのボスもお誘いしお」
    「新旧ずんか぀同盟の揃い螏みだね、承知した」
     嬉しそうな寝屋川の返事を耳にしながら、玗季は食事前スマホに収めたヒレカツ定食の写真を早速䞊叞に共有しなくおは、ず考えおいた。

    #創䜜倧賞2024
    #お仕事小説郚門


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