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大きくなったら何になる?(第7話)

    くりす

    *この物語は、人生の半分は終えたと思われる
     筆者の半生を小説風に振り返るものである。
     これまでを思い返し、これからを考える物語。
     登場する人物・団体等は全て仮名であり
     モデルはいますが、実在はいたしません。

    (登場人物 就職活動編)

    ・新井   ・・・ 筆者の分身(大学生)
    ・矢崎   ・・・ 専門学校で出会った、
              5歳年下の同級生。

    【第7話 就職活動編】


    「うわっ、ゆで卵するのに水入れてなかった!」


    知らなかった訳ではなく、ボーっとしてたりで。
    この手の失敗をしょっちゅうしてた。

    大学に入って家を出て、始まった独り暮らし。
    簡単な料理くらい身に付くかと思ったが。
    結局、ほとんど身に付かなかった。
    色々ぶち込んだ味噌汁を作ろうとして、
    水の量が少なすぎたのか?
    よく味が染みた煮込みのようなものができたのが、
    4年間の最高傑作だった。(再現できないが)

    料理以上に、勉強の方も身に付かず。
    何となく行った大学の専門的な授業については、
    ほとんど理解できなかった。
    講義はちゃんと出たし、落第もしなかったけど。
    4年間、本当に何も身に付かなかった。

    「お前ら、そんな中途半端な事ばっかりしてたら
     中途半端な会社に入って、
     中途半端な人生になるんで!
     わかっちょんか!」

    どこのなまりか分からない言葉を交え。
    講義の間中、学生に怒鳴り散らすこの教授。
    学生間で一番不人気な教授だったが。
    後の自分の人生を考えると、
    まさにその通りだったような気はする。

    その4年を経ての、就職活動。
    とうとう待ったなし。
    社会人への入り口にまで来てしまった。
    けど、案の定。
    自分の人生にちゃんと向き合ったりは
    全くしていなかった。。。

     
     
     
    子供の頃は小説家になるのが夢だったおじさん。 日常をエッセイにしたり、小説にしてみたり。 面白おかしく書いてけたらと思います。 社歴25年の事務員なので、事務職にまつわることも。

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