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【社会人編10】人の出入りは激しいですか?

くりす

「この40代女性、
 既婚だけど子供いないみたい。
 いいんじゃないですか?」

山岡部長の声が聞こえる。
あぁ、変わりの人見つかったのか?
そうだったら、嬉しいような。
少し億劫なような、、、

仕事を引継いでいた後輩が退職して3ヶ月。
代役として以前の仕事をしていた新井。
「総務に戻るの、面倒だな」
正直、そんな気になっていた。

加えて入ってきた新人には、
当然仕事を教えなければならないが。

聞こえてきてる話では、
新人は「少し年上な女性」のようだ。
前回の「年下の男性」よりは、
気を遣う事も多かろう。

「新井くーん。
 次の人、年上の女性みたいよ?
 ちゃんと教えて、早く戻ってきなさいよ」

(アナタは俺への引継ぎ初日に、
 俺には無理とか言ったよね・・)

総務部の「だいぶ年上な女性の先輩」になる、
小田原さんに、心の中で毒づきながら。
今後の事を考える。

引継ぎして、総務に戻って、それからえっと、、、

総務 → 受付 → 総務 → 伝票処理

行ったり来たりしてる、この数年。
せめて引継ぎくらいは、
前任者がしてから退職して欲しい。
心の底から、そう思う。

まぁ「充分な引継ぎ時間」なんてものが、
ある事の方がマレな事。
それは、新井も理解している。

そして、その期間がいくらあろうとも。
「埋まらない穴」がある事も。
何となく、理解している、、、

このお話は、筆者の社会人生活を振り返る自伝です。
「愛想ない・体力ない・向上心もさしてない」
ないない尽くしの若者が、
サラリーマン生活に希望を見出すまでの記録です。

(登場人物)
・新井   ・・・ 筆者の分身(総務部)
・山岡部長 ・・・ 総務部の上司
・小田原  ・・・ 総務部の先輩女性社員
・中本   ・・・ 中途入社の補充事務員

「中本です、今日からお願いします」

聞いてた通り、補充の新入社員は、
「少し年上の女性」になった。
ただ、聞いてた話と違うのは、

 
 
 
子供の頃は小説家になるのが夢だったおじさん。 日常をエッセイにしたり、小説にしてみたり。 面白おかしく書いてけたらと思います。 社歴25年の事務員なので、事務職にまつわることも。

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