芋出し画像

その䟡倀芳を手攟した時、ずっずそこにあった宝物に気付いた 。

悩みが生じた時、
今握りしめおいるその思いを
䞀床手攟しおみる 。

䞖界を俯瞰しお芋た時

ああ、私は
この思い蟌みや偏芋、䟡倀芳によっお
苊しんでいたんだなず気付く 。

そしお、
さっきたでの
むラむラや䞍安は消え
そこには
軜やかなたでに
玠晎らしい䞖界が広がっおいる 。


さお、
孊校の倏䌑みが終わり
小䞭孊校のボランティア掻動が
再開したした。

孊期最初の掻動は
小孊校幎生の習字孊習支揎でした。

その日は
倏䌑み前に持ち垰った習字道具を
ただ持っお来おいない子が
倧勢いたので
急きょ
教科曞やプリントを䜿った孊習に
倉曎になりたした。

孊期は
比范的穏なクラスでしたが、
この日は、
開始の挚拶が終わっおも
垭を立ち、
倧隒ぎしおいる子が
、人いお、
教宀の䞭がざわざわしおいたした。

こんな颚に
誰か䞀人の蚀動によっお
たるで化孊倉化が起きたかのよう
クラス党䜓の雰囲気が
がらっず倉わるこずは
よくあるこずではあるのですが 。

先生の泚意も
この日は
党く効き目がありたせんでした。

孊校モヌドに
切り替えられないのか 
それずも
これが本来の姿なのか 
それずも
原因はもっず別なずころにあるのか 

想像するには
私はあたりにも
子どもたち䞀人䞀人のこずを
知らなすぎたした。

どうしたものか 。

戞惑いながらも
私は少し
むラむラしおきたした。

そんな自分に気付き、
はっずしお、
すぐに乱れた心を
萜ち着けたした。

䞀番目に付いたのは
䞀番埌ろの垭のH君でした。

私はH君の偎に立ち
そこから
しばらく様子を
芋守るこずにしたした。

先生は
最初こそ泚意をしたしたが
あずは、
授業を進めおいきたした。

H 君の様子をしばらく芋おいお
あるこずに気付きたした。

倧隒ぎしお
授業を劚害しおいるように芋えお
実は先生の蚀葉に
しっかり反応しおいるのです。

気持ちは授業に向いおいる 
きっず倧䞈倫 
そう思いたした。

「プリントに
 日にちず名前を曞きたしょう」
先生が蚀いたした。

なかなか曞かずにいるH君に
尋ねたした。

「あれっ、
 今日っお䜕日だったっけ」

するず、H君は
俺はちゃんず知っおいるよ
ずでも蚀うように
「○○日だよ」
ず埗意気に日にちを曞き始めたした。

その日の孊習は
右はらい、巊はらいずいった
『はらい』の孊習でした。

先生の指瀺に埓っお
H君もプリントに
曞き蟌みを始めたした。

この頃には
立ち歩いたり
倧声をあげるこずが
だいぶ少なくなっおいたした。

たた、H君の蚀葉から
H君が授業の内容を
良く理解しおいるこずも
分かりたした。

習った挢字も
ちゃんず䜿っおいたした。
その䞭には
少し難しい字もありたした。
私はそのこずを耒めたした。

プリント孊習の埌半に
先生が蚀いたした。

「『はらい』のある字を
 思い぀くたたに曞いおみたしょう」

H君は、
おもむろに机の䞭から
囜語の挢字緎習垳を取り出しお
その䞭から
『はらい』のある挢字を
必死に探し始めたした。

先生ずしおは
自分で考えお
曞いおほしかったのかもしれたせんが、
これも䞀぀の意欲の衚れずしお
倧切にしたいず思い
その姿をそのたた
受け止めるこずにしたした。

さお、H君は、
芋぀けた挢字を
次々に空欄に曞き蟌んでいきたした。

あっずいう間に、
空欄は埋たりたした。

しばらくしお、先生が 
「どんな挢字がありたしたか」
ずみんなに尋ねたした。

次々に手が䞊がり
それぞれ思い぀いた挢字を
発衚しおいきたした。

その郜床、
先生は黒板にその字を曞き、
『はらい』の郚分を○で囲みたした。

H君も
手を挙げお発衚したした。

H君は、
自分が曞いた字の䞭でも
䞀番画数が倚い
「祭」ずいう字を発衚したした。

先生は
「祭」の『はらい』の郚分を
○で囲みたした。

「祭」には、
『はらい』がカ所もありたした。

「たくさんはらいがあったね」
私はH君に蚀いたした。

実はH君の名前の䞭にも
『はらい』のある挢字が
文字もあったのですが
本人はそのこずに
気付いおいないようでした。

「H 君の名前の䞭には
 『はらい』のある字が、
 ぀もあるんだね」
私がそう蚀うず、
H君は自分の曞いた名前を
驚いたように眺めたした。

そしお、
さっき曞き蟌んだうちの文字を消しお
自分の名前の挢字に曞き替えたした。

そうしお
誇らしげに
プリントを眺めたした。

い぀の間にか
立ち歩くこずも
倧声を䞊げるこずもなくなっおいお
みんなず䞀緒に
楜しく授業を受けおいたした。

すぐに気持ちを
切り替えられなかっただけで
H君の䞭には
奜奇心や意欲
キラキラした宝物が
あったのです。

授業は静かに受けるべき
みんなに迷惑をかけおはいけない

そんな思い蟌みや偏芋を
䞀旊手攟しお
その子の姿をたるごず受け止め
気持ちに寄り添っおいった時、
そこにずっずあった
玠晎らしい宝物に
気付くこずが出来たした。

それは
思い蟌みや偏芋に瞛られた䞖界にいたら
きっず芋぀けられなかった宝物。

本圓はどの子もみんな
キラキラした宝物を
持っおいるのですね。
H君のように。

䞀人䞀人の心の䞭にある
倧切な宝物が
キラキラず茝いおいったら
ステキだな 。

そしお、もしも、
これから先、
誰かの倧切な宝物が
茝きを倱っおいるこずに気付いたら
その茝きを
芆い隠しおいるもの、
その痛みや傷に、
思いを寄せおあげられたら 
そんな颚に思いたす。



いいなず思ったら応揎しよう