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あの日、泣いた弓子についてのオレの思索

    久保マシン


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    2026-9/22 修正 編集


    あとがき

    コレはボクの高校時代の自伝的マンガである。したがって内容は、ほぼ現実だ。ただしそれは前半に限っていて、後半部分は現実とは違う。『オレの思索』部分から後は文字通りボクの思索、頭の中での物語なのだ。

    当時の現実はどうだったかというと、泣いてる弓子に対してボクは「泣くことないじゃん」「別にオレ何とも思ってないし」みたいな感じで軽く慰め…それで終わっていた。ただ弓子の気持ちを知っていて、そんなふうに慰めてることを、なんとなく後ろめたくも思ってもいた。その後、ボクと弓子はずっと友達関係のままだったのだが、この話には続きがある。

    高校を卒業して間もなく、弓子は全てを知ったという。そして、ボクが最初から彼女の気持ちを知っていたことにショックを受けたそうなのだ。その話を聞いてボクが思い出したのは弓子が泣いた日ことだった。あの日に感じていた後ろめたさは罪悪感になった(オレは弓子を傷つけたんだ)そんな言葉が頭の中を回っていた。しかし、そのときのボクにはわからなかった。あの日の何がいけなかったのか、自分に何が出来たのか…


    それが何十年も経って突然分かった。ふとしたことから、弓子が泣いた日のことを思い出したときに、当時は感じなかった感情が湧いてきたからだ。それは…

    好きな男子が自分のせいで廊下に立たされただけのことで泣きじゃくる弓子を、その高校生らしい一途で純粋な気持ちを、とても愛おしく感じたのだ。そう、当時のボクはそんな彼女のピュアな想いを感じることも受け止めること出来なかったのだ。

    あの頃のボクは自分の想いの方(誰かを好きな感情)が優先で誰かから自分に向けられる想いには鈍感だった。だから一途な弓子の想いに向き合うことすらしていなかったのだ。ひどい話だ…

    だからボクは今、このマンガを描いたのかもしれない。
    これは当時のボクが傷つけた高校生の弓子への懺悔なのだ。


    マンガと文:久保マシン(Y)くぽりん

    くぽりん著作権



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