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Photo bynatsuhino

コイン、幻想

    KTM ∣令和の詩作人

    ひとつのコインを指でなぞる

    銀色の輝きが夜空に溶けるように

    一瞬の光、そして消える

    この世界の願いのように


    投げた瞬間、宙を舞う

    裏か表か、どちらに転ぶ?

    選べぬ未来、選べぬ運命

    その軽やかな回転の音が

    心の中で響き渡る


    幼い頃、夢見た物語

    宝物を探し、星空を駆け巡る冒険

    コインひとつで全てが変わると

    信じていたあの日々の遠さよ


    だが今、知っている

    コインはただの道具

    夢は儚く、掴むことのできぬ霧のよう

    それでも、なお希望を込め

    もう一度、コインを空に投げる


    表か裏か、どちらでもいい

    その一瞬の煌めきに、意味を見出して

    夢物語は、現実と手をつないで

    儚くも、確かな道を照らす



     
     
     
    静かに時を刻む、礼儀を纏ったサラリーマン。 けれど心には、詩人の風が吹く 誰にも見せたことのない言葉たち。 自らの表現を、まだ諦めたくない。 拙い詩かもしれませんが、 それが誰かの心に響き、小さな喜びを灯すことができたなら、 私にとって、それ以上の喜びはありません。

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