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第0話:『理系変人・海軍大佐の航泊日誌』読めないノートを186枚撮影した理由。帝国海軍大佐・高柳勝次郎という男


    はじめまして、漫画家の上乃かなえです。
    現在、私の親族は実家を手放し、解体するという超現実的なミッションに直面しています。その解体費用、見積もりでなんと600万円以上……!( ;  ; )

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    上乃自画像


    2026年2月下旬、少しでも足しになればと、家から出てきた古い本や書類を古本屋さんへ買い取ってもらいました。でも手放す直前、なぜか分からないけれど「これを残さなきゃいけない」という衝動に駆られ、スマホで無我夢中でスクショを撮り続けていました。その数、なんと180枚以上。

    ノートの主は、私の曾祖父である大日本帝国海軍大佐・高柳勝次郎。世間には知られていませんが、歴史の教科書に載るようなとんでもない記録が刻まれていたんです。

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    周防航舶日誌抜粋
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    周防分隊長として乗艦
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    三笠での夜間射撃訓練
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    海軍大佐になったのは昭和4年


    伝説の戦艦「三笠」に乗ったり、世界一周したりする超エリート。でも彼が遺した記録の本当の面白さは、そこではありませんでした。

    軍人といえばいかついバリバリの体育会系と思われがちですが、勝次郎は違いました。

    数式を使って「遠くにいる敵艦が、どの角度を向いて進んでいるか」を瞬時に計算したり、
    6インチ砲の1/100ミリ単位の歪みに気付いて分解修理してみたり、

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    キリッ(上乃かなえ画)

    そう、彼は巨大兵器をこよなく愛する「くそ真面目な理系男子」だったんです。

    なぜそこまで理屈と安全にこだわったのか。実は若い頃、目の前で火薬庫の大爆発事故が起き、同期を33人も亡くしていたから。彼なりの、二度と部下を死なせないための不器用な愛でした。

    そして、このノートの最後に彼が「新築した」と書き残した家こそが、今まさに私が600万かけて解体しようとしている家なのです!(笑)

    やるしかない。勝次郎の人生、私が伝えていくしかない!!!!
    歴史も地理もミリタリー知識も全然知らない私が、AIと公式記録と共に必死に解読して、ひいおじいちゃんの軌跡を辿っていきます!!!

    間違ってる箇所などがありましたら教えてください〜!(漫画に関しては日誌に残っていた出来事をベースにしていますが、キャラクターの会話や細かい情景はマンガとしての演出(創作)を含んでいます)

    帝国海軍35期生高柳勝次郎の履歴書はこちら⬇️

    次回以降、毎週漫画やイラストでの解説とコラムを無料で連載していこうかと思います。


    いっぺんに読みたい方はこちらの有料記事からPDFがダウンロードできますのでぜひ!!⬇️

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    この人が勝次郎だ!!!!


    【本作について】

    本作は、私の曾祖父・高柳勝次郎が遺した大正時代の海軍日誌や写真を元にした、個人の記録の再構成です。
    当時の生活様式や出来事を後世に伝えるための資料的・創作的な試みであり、特定の政治的思想、宣伝、または差別を助長する意図は一切ございません。

    【無断利用について】

    本記事および掲載している資料画像、写真、PDF、翻刻、解説文、漫画、構成、注釈等の著作権・利用権は、上乃かなえおよび関係権利者に帰属します。

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    上乃

     
     
    漫画家。曾祖父(帝国海軍大佐・高柳勝次郎)が遺した極秘の『航泊日誌』を解読し、漫画とコラムで連載予定。 ※本作は遺された実物の日誌・史料に基づく歴史的記録の再構成です。特定の思想信条を支持・反映するものではなく、歴史のひとコマを客観的に描くことを目的としています。

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