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【実験くん】AI で小説って書けるの?!(10) - まとめと結論

本題

前回、第1話をそれなりに作った我々。今回が本シリーズ最終回です。

このやり方で 20話(約3000文字×20=60000文字くらい?)ほど試しに作ってみましたが、結論を言います。

えーと。……あ、いや、全部、書き直します。

はい、一から作り直します。理由は以下。

  • 話が、やはりというかなんというか、平坦な気がします。

  • 読んでて、イマイチ面白くないなぁ……(完全に主観)。

  • あと、これは私の落ち度ですが、プロットが練りきれてない。

    • 特に、悪役に感情移入できない。

    • 伏線回収が練りきれてない。

しかし、一から書き直す、っていうのは悪いことではありません。なぜなら、基本、以下だと思ってるからです。

創作物はバージョン3で
本物になる

さて、意味が通じますかね。どういうことかな?

私は元々プログラマーなので、ソフトウェア開発が本業(だった≒今は違う)のですが、最初のバージョンというのは基本的に「グダグダ」です。

大事なことなので、2回言います。最初のバージョンというのは基本的に「グダグダ」です。

  • 最初は試行錯誤することも多いので、どう作るかから始まっている。

  • 最終的には一応動くが、似たような処理や、非効率なソースコードが点在しており、まさしくプロトタイプ的な実装になっていることが多い。

  • 保守性も低く、拡張性もほぼ期待できない。

そこで、一からリライトするわけですね。そのメリットは以下。

  • 目的と手段が明確であり、ソースコードの美しさ、実装の効率性などの見通しが立っている。

  • 仕様書(個人だと外部仕様くらいですが)も正しく書けるため、手戻りも少ない。

  • 修正のベースとしての保守性や拡張性も考慮して実装できる。

二度手間を補って余りあるメリット。そして、そのリライトでもまた、目につく弱点や保守性・拡張性の不足が見えることも多いです。

なので、本当に価値が出せるのはバージョン3、というのが経験則です。

研究開発費が限られてるとそうもいかないですが、個人ベース、オープンソース開発では基本的にそのような傾向かな、と。

ここでのポイントは、変にパッチで修正(≒部分修正)しない、ってことですね。つまり、

「元のソースコードをベースに修正しない」

ということです。完全に一からリライトするのが正解です。部分的に流用して統合していくのは構いませんが、それも新規ソースコードでの必要性に応じて、です。

その辺は匙加減ですが、データ構造などは再利用+アルファ、ロジックは完全リライト、がまあ良い感じでしょう。

では、どうしていくか。

以下の方針です。

  • キャラクター設定:キャラ立ちは悪くない。ただ、悪役の動機、主人公たちの動機はもっと尖らせたほうが良さそう。

  • ストーリー:全体的に、キャラ・アークの具体化と、伏線回収の綿密化。

キャラクター設定は、プログラムで言えばデータ構造的なので、今のをベースにもう少し尖らせます。

ストーリーはロジックなので、今のストーリーは参考にしつつ新規に作ります。全体的な流れは割と今のに合わせますが、それを書き直すのではなく、一から新たなストーリーとして書いていく、というのがポイントです。

ということで、再度プロット作りに入ります。

で、結局 AI で小説書けるの?

の答えですが、どこから書かせたか、によるのではないですかね。

  • 設定やプロットから作らせる。

    • 無理です。無理でした。私的には。

    • というか、設定やプロットを出させる、って……、「書きたいものがない」と言ってるようにも聞こえますね。

      • ……何のために書くんでしょう?

  • 設定やプロット、話の展開や各話の具体的なイメージがあり、それをインプットして清書させる。

    • 割といけるのでは?

    • 細かく指示しないとダメでしたが。

    • ただ、出てきたものの手直しは100%必要。

ですかね。今のところは。

設定やプロット自体が作者の個性だと思うので、まあ妥当かな?

ということで、続編作ってみますが、上記の後者でどこまでできるか試します。

後日追記:
上記やり方でもダメでした……。中途半端に書いてもらうと、前後の文章に引きずられてうまく直せません。さらに、「面白くない」と思ったときに小手先で直しても、全然面白くならないです。ダイジェストだけ壁打ちして、本文は自分で書いたほうが圧倒的に思い通りになります。なので、LoL2 はそれで行きます。

今後はどうなりそう?

近い未来、改善されていくとすればまずは手直ししなくても良いレベルになる感じでしょうね。

設定やプロットは、「その話で何が言いたいのか」という極めて主観的な領域なので、難しいんじゃないかな?

とはいいつつ、技術革新は凄まじいので、何らかのブレークスルーがあるかもしれない。ほんの少しのインプットから膨大な、かつ完成されたテキストを出力する、くらいはできるかもね。

まあ、それが「作者の言いたいこと」に100%合致してれば、それはそれで1つの表現として認めても良いかもね、とは思います。

では、どうしていくのがいい?

最終的には需給のバランスで価値が決まるので、その時代にあった形を見つけていくしかないですね。

私は作曲してますが、おそらくその価値は「作曲者本人」にあるかないか、だと思います。音楽が代替可能でも、作曲者が代替可能でなければ価値になる、ということです。

小説も同じですね。従って、クリエイターの皆さんは、自分自身の差別化と、キラリと光る個性を追求していくのが宜しいのではないでしょうか。

ということで、今回の実験レビューはひとまず終わりです。

ご清聴、ありがとうございました〜!


もしかしたら、ネタバレ含めない程度に【実験くん2】やるかも。本編を公開した後に、実際の制作ノート的に出す感じならネタバレしてもいいかな?

その形なら、プロットも全公開できますしね。

期待せずに。


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