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文化摩擦を設計で解く ─ 銀座マナーブック制作記録⑤

    仕事場の記憶 Vol.18—注意を“提案”に変えるための、言葉と伝え方の設計。


    このシリーズは、私が長年立ち続けてきた“現場”の記憶です。
    変化の激しい時代の中で、自分がこれまでどんな現場に立ち、どんな熱狂を作ってきた人間なのか。その足跡を具体的に残すために、この「仕事場の記憶」を綴っています。
    光と音の温度、人の表情、空気の重さ――言葉では残らないものを記録しています。


    どう伝えるか。


    注意を“提案”に変えた
    優先順位が決まり、冊子の骨格が見えた。

    だが、最後にもう一つ、大きな判断が残っていた。

    どう伝えるか。

    内容が正しくても、伝わらなければ意味がない。
    強く言えば反発が生まれる。
    弱すぎれば届かない。

    注意を、提案に変える必要があった。


    言葉はできるだけ命令形を避けた。


    「〜しないでください」ではなく、
    「〜しましょう」に近づける。

     
     
     
    クリエイティブプロデューサー/文筆家。 音楽、仕事、日常の違和感を、記憶の側から書いています。 NIKE、Google、資生堂等の大型イベントや銀座100周年等の文化プロジェクトを企画演出。 エッセイは基本週3回更新。 asakawa@rightplace.tokyo

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