文化摩擦はなくならない。でも設計できる。—銀座マナーブック制作記録 総括編
仕事場の記憶 Vol.19—対立を感情ではなく構造として扱うという方法。
このシリーズは、私が長年立ち続けてきた“現場”の記憶です。
変化の激しい時代の中で、自分がこれまでどんな現場に立ち、どんな熱狂を作ってきた人間なのか。その足跡を具体的に残すために、この「仕事場の記憶」を綴っています。
光と音の温度、人の表情、空気の重さ――言葉では残らないものを記録しています。
なぜ“正しいこと”ほど、現場ではうまくいかないのか。
5回にわたって書いてきた銀座マナーブックの話は、
インバウンド対策の記録ではない。
異なる文化が交わるとき、
何が起きるのか。
そして、それをどう扱うのか。
その記録である。
摩擦は、開かれている証拠である
文化摩擦は悪ではない。
街が開かれているからこそ、摩擦は生まれる。
組織が多様であるからこそ、衝突は起きる。
閉じた場所に摩擦はない。
そこには安定はあるかもしれないが、変化もない。
問題は、摩擦そのものではない。
摩擦を放置することだ。
整理されない感情は、やがて対立になる。
属性ではなく、行為で分解する
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