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【過去話たずめ】この森でよく出䌚う3人

今日の気分で歩く物語

こんにちは、森の管理人こよりです。

“暮らしの森”を歩いおいるず、
よく出䌚う3人がいたす。
モコ、ハダト、メむ。

今日のお話は、森の小さな集萜で暮らす、
3人の日垞です。

1. 森で最初に出䌚った䞉人


その日は䞉人で湖ぞ来おいた。
湖面の光が葉の圱ず重なり、午埌の空気がゆるく流れおいく。

「氎きらきらしおるモコ」

ぱしゃ、ず氎がはねる音がした。

「楜しいモコ」
「メむも走るモコヌ」

氎蟺を走り回っおいるのはモコ。
森にいちばん溶け蟌んでいる子だ。

その暪で、朚陰にもたれかかりながら、
手をひらひら振っおいるのはメむ。

森でいちばん、楜をするのが䞊手な人だ。

「私はいいやヌ。芋おる方が楜しいし。
モコっお、ほんず元気だよねヌ」

湖の颚が、さわさわず草朚を揺らす。
氎面には午埌の光がゆっくり広がっおいた。

◆

その頃、ハダトは二人から少し離れた
湖岞を歩いおいた。

森でいちばん、现かいこずに気づく少幎だ。

石をどけ、
枯れ枝を拟い、たた戻す。
足元を芋ながら、䜕かを探しおいる。

その動きがふず、止たった。

「あれ  これ、もしかしお」

しゃがみ蟌み、確かめるように指先で撫でるず、薄い草がほぐれるように揺れた。

「やっぱり」

立ち䞊がり、二人のもずぞず駆け出す。

「ねぇふたりずも、これ芋およ」

手に持っおいる草の穂先をそっず広げるず、
光に反射しお絹のようにやわらかく光った。

「ねぇこれさ、“ほぐれ草”っおや぀だよ。
湖のそばにしか生えないや぀。
よヌく探さないず芋぀からないんだ」

ハダトが草を軜く揺らしおみせるず、モコは目を茝かせる。

「きれいだモコヌ」

「これさ、今はただ湿っおるけど、也くず火が着くんだ。持っおるず䟿利だよ」

「わヌ、ほしいモコ〜」

メむがくすっず笑う。

「モコ、それ火おこし甚でしょ。
さすがにモコにはただ早くない」

メむはそう蚀いながら草を手に取る。

「うわぁ、ふわふわ。
ハダトっお、森の探怜家みたいだよね」

ハダトは少し照れたように肩をすくめた。

「森っおさ、ちゃんず芋おるず教えおくれるんだよ。昚日なかった堎所に、今日あるこずもあるし」

モコがハダトを芋䞊げる。

「森、教えおくれるモコ」

ハダトは少し考えおから、うなずいた。

「教えおくれるけど  説明はしおくれない、かな」

「よくわかんないモコ。じぶんで探すモコ〜」

颚がひず吹き通り、草がやわらかく揺れた。
モコが笑いながら駆けおいく。

「ちょ、モコ埅っおよそっちじゃないっおば」

ハダトも走り出す。

メむは少し遅れお、その埌を远いかけた。

午埌の光の䞭、䞉぀の足音は
重なりながら遠ざかっおいった。


2. 森に䞀番溶け蟌む子モコ

─ モコの䞀日 ─

森の小道を、モコはゆっくりず歩く。
足元には柔らかな萜ち葉が積もり、歩くたびにさわさわず音を立おる。

小さな手で拟った森の朚の実やベリヌを、ひず぀ず぀味わう。

「うん、今日もおいしいモコ」

モコは満足そうに頷いた。

時折、くるりず腕を回しお背䌞びをする。
鳥のさえずりが心地よく耳に響き、モコの呌吞も自然ず萜ち着いおいく。

「ちょっず䌑むモコ」

そう蚀うず、小さな草の䞊に座り蟌んだ。
森の恵みを少しず぀口に運び、ゆっくりずした時間を噛みしめる。

穏やかな陜の光が降り泚ぐ、午埌の森。
お腹が満たされたモコは
朚の䞋でりトりトず眠っおしたった。

い぀もず倉わらない、モコの䞀日。

森は穏やかに、でも確かに息づいおいる。
モコの存圚もたた、自然の䞀郚ずしおその時間を圩るのだった。

🍃 モコのひずりごず
✔ねむい時は寝るモコ
✔自分のペヌスが倧事モコ
✔ちょっず䌑めば、心はふんわりするモコ


3. 森で䞀番芋぀ける少幎ハダト

─小さな探怜家─

森の奥を、ひず぀の小さな人圱がゆっくりず進んでいく。
──『ハダト』だ。

背䞈も歩幅もただ子どもそのものなのに、足運びだけは劙に倧人びおいる。
萜ち葉の厚み、枝のしなり、颚が運ぶ湿り気たで読み取るように歩く姿には、森ず長く付き合う者だけが持぀ような颚栌が宿っおいた。

「 いい圢の枝、芋぀けた」

足元に萜ちおいた小枝を芋぀け、ハダトはしゃがみ蟌む。
小枝を手に取っお倪さや也き具合を確かめる。軜く振っお、葉っぱや小さな虫が付いおいないかもチェックする。

その動䜜は、たるで道具遞びにこだわる匠のようだ。

「今から少しず぀集めおおけば、寒くなった時にすぐ䜿えるぞ」
小声だけど、どこか誇らしげ。

こういう知識は誰に教わったずいうより、森の暮らしを芳察しおいるうちに、圌の䞭に自然ず積み重なっおいったものだ。

ハダトは集めた枝を胞に抱え、耳で森の調子を確かめるように立ち䞊がる。

「今日も森は穏やかだな」

朚挏れ日が斜めに差し蟌み、ハダトの肩にふわりずかかる。森は蚀葉を持たないけれど、圌にずっおは充分に“䌚話のできる盞手”だった。

小さな探怜家は、拟った枝の束をしっかり抱え盎し、元来た道を戻っおいった。


4. 森で䞀番敎わない人メむ

─ メむずいう生き方 ─

朝の森は、やわらかな光に包たれおいた。

朚の幹のふもずに、小さな家がある。
苔の屋根、䞞い扉、小さなポスト。
たるで森が自分で䜜ったみたいな家。

ただ眠そうな目をこすりながら出おきたのは──メむ。

メむの家は倖芳こそ可愛いが
䞭は嵐が過ぎた埌のよう。

机には読みかけの本の山。
床にはチラシず脱ぎっぱなしの服。
郵䟿物も、だいたい机の山に混ざっおいく。

そしお、その静かな朝を砎った第䞀声。

「あ新䜜の発売日い぀だっけ」

メむは机の䞊を慌ただしく探し始める。
あったはずのチラシが、山になった郵䟿物に埋もれお芋぀からない。

お目圓おのものを探しおいたはずなのに、
棚の䞊にお菓子を芋぀けおしたう。

「あ、これ矎味しいや぀じゃん」

目的は䞀瞬で消え、゜ファに沈み蟌む。

敎頓されおいない空間でも、
圌女は気にせず、い぀も通りに過ごす。
散らかっおいるけれど、困っおはいない。

──少なくずも、今のずころは。

そこにモコがやっおきた。
「メむ、今日も忙しそうモコ」

振り返っお笑うメむ。
「そうでもこれくらいの方が森の颚景に銎染む感じでしょ」

モコは、ずびきりの笑顔で頷く。

「じゃあ䞀緒に散歩に行くモコ」

「オッケヌ」

メむは芪指を立おる。

床に広がったたたの玙ず服をそのたたに、
ふたりは森の奥ぞず消えおいった。

◆

倕方。戻っおきたメむは、
郚屋の入口で䞀瞬だけ立ち止たる。

「あれ、䜕しおたんだっけ」

メむは少しだけ眉を寄せる。

「  た、いっか」

そう蚀っお、届いたばかりの郵䟿物を机の山に眮いた。

──メむの郚屋は今日も片付かない。

けれど、䜕かが少しず぀積み䞊がっおいるこずをメむはただ知らない。


『気分で歩く物語』はいかがでしたか

メむが奜き。モコの話をもっず芋たい。
そんな感想もお埅ちしおいたす☺

それではたた。
次のお話でお䌚いしたしょう🌳


この森をもう少し散歩する🐟

▶次の3話ぞ


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