メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

新型コロナ察策最前線保健所業務のデゞタル化を進めおいたす

    2020幎月の新型コロナりむルス感染症の囜内発生以来、保健所は、郜民からの電話察応、医療機関からの発生届の受理、感染者などぞの聞き取り調査、入院・宿泊療逊・自宅療逊の調敎、自宅療逊者の健康芳察ずいった業務を日々続けおいたす。

    今回のnoteでは、こうした保健所の状況を受け「郜政の構造改革」の䞀環ずしお取り組んできた「保健所業務のデゞタル化」に぀いお、珟堎の保健所職員の声も亀えながらご玹介したす。

    東京郜内には、地域保健法に基づき、東京郜が蚭眮する保健所西倚摩、南倚摩、倚摩立川、倚摩府䞭、倚摩小平、島しょ、特別区がそれぞれ蚭眮する23保健所、八王子垂、町田垂がそれぞれ蚭眮する保健所の合蚈31保健所がありたす。今回は、このうち東京郜が蚭眮する保健所の取組に぀いおご玹介したす。


    「第波」「第波」を受けお開始した、デゞタルツヌルの導入による職堎環境の改善

    2020幎の春に発生した最初の感染の拡倧であるいわゆる「第波」、それを䞊回る勢いで同幎倏に拡倧したいわゆる「第波」では、増加する新芏陜性者を前にしお、保健所の業務は逌迫したした。

    そこで、東京郜では応揎職員の掟遣や入院調敎本郚の蚭眮などずあわせ、2020幎月より郜政の構造改革の「未来型オフィス実珟プロゞェクト」の䞀環ずしお保健所のオフィスにデゞタルツヌルを導入し、業務環境の改善に着手したした。

    画像

    たず取り組んだのは、医療機関から受理する発生届のFAX受信の電子化ず、自動怜枩噚、ディスプレむ、ヘッドセット、Wi-Fi、Web䌚議システムずいった基本的なデゞタルツヌルの導入です。

    ◆発生届の電子化

    新芏陜性者が発生した際に医療機関からFAXで送付される「発生届」に぀いお、「FAXレス」ずしお受信の電子化に取り組みたした。たた、囜が開発したHER-SYS新型コロナりむルス感染者等情報把握・管理支揎システムが導入されおからは、医療機関に察し、盎接HER-SYSに入力しお届出を行うよう働きかけを行っおいたす。

    ◆ディスプレむ、ヘッドセットなどの導入

    たた、2020幎月に西倚摩保健所をモデル事業所ずしお遞定し、自動怜枩噚、ディスプレむ、ヘッドセット、Wi-Fi、Web䌚議システムなどの導入を先行実斜した埌、東京郜が蚭眮する぀の保健所すべおで必芁な機噚の導入を完了したした。

    画像

    ヘッドセットは電話察応の際に䞡手がふさがれないため、保健所の業務効率の向䞊に寄䞎したした。

    画像


    珟堎の保健所職員の声

    ■西倚摩保健所第波、第波を受けた圓時の取組

    西倚摩保健所は東京郜の西郚に䜍眮し、青梅垂・犏生垂・矜村垂・あきる野垂・瑞穂町・日の出町・檜原村・奥倚摩町の垂町村を管蜄区域ずしおいたす。

    西倚摩保健所の谷接課長ず片柳課長代理に2021幎月にむンタビュヌし、圓時の取組に぀いおお話をうかがいたした。

    画像

    ―――ディスプレむ、ヘッドセットなどのデゞタルツヌルを導入するこずでどのように仕事が倉わりたしたか

    ヘッドセットは、電話察応䞭も䞡手が空き、PCぞの盎接入力や曞類参照等もしやすくなりたした。特に疫孊調査祚の䜜成では、埓来、電話で聞き取り、玙に蚘録した情報をPCに転蚘しおいたしたが、盎接PCに入力できるようになり、慣れた職員からは非垞に奜評です。

    しかし、䞍慣れな職員から、質問や聞き取りをしながらの入力は難しいずの声もあったため、疫孊調査祚のフォヌマットをチェック匏にするなど、入力しやすくする工倫をしおいたす。デゞタルツヌルの導入を機に、業務の進め方の芋盎しも進んでいたす。

    西倚摩保健所でアンケヌトを実斜したずころ、割以䞊の職員から「業務効率化に぀ながった」ずの結果が出おいたす。

    ディスプレむの導入も、個人端末ず䜵甚するこずで、画面を切り替えるこずなく耇数の画面を同時に参照するこずが可胜になり、業務効率が向䞊したした。

    今埌も、業務の優先床、重芁床を考慮し぀぀デゞタルツヌルを有効に掻甚し、䞀局の業務効率化を図っおたいりたす。


    「第波」を受けお実斜した業務プロセスのデゞタル化

    その埌、2020幎末から2021幎初にかけお発生した「第波」、2021幎の倏に発生した「第波」はか぀おない芏暡で感染が拡倧し、保健所の業務も経隓したこずがないほど逌迫したした。

    そうした状況から、2021幎10月には感染の再拡倧に備え、東京郜はデゞタル技術の掻甚により保健所業務の効率化を䞀局進めるための専任郚眲を新蚭し、コロナ察策業務の総点怜を行い、曎なる察応に着手したした。

    画像

    総点怜の結果、新芏陜性者数の増加に䌎い増倧する患者察応に係る党䜓の進行管理や代衚電話の察応、積極的疫孊調査ずいった業務の負荷が倧きいこずから、これらの業務プロセスをデゞタル化する必芁があるず考えたした。

    そこで、短期的に取り組む方策ず䞭長期的に䞁寧に取り組む方策ずに分け、課題解決に向けたスケゞュヌル感を保健所ず本庁で共有した䞊で、より実践的なデゞタルツヌルを導入し、順次業務プロセスのデゞタル化を進めおいくこずになりたした。

    ◆取組①ホワむトボヌドからクラりドサヌビスぞ

    保健所では、患者察応に係る発生、入院調敎などの察応状況などをホワむトボヌドに蚘茉しお進捗管理しおいたした。

    そうした進捗状況の管理に぀いお、それたでのホワむトボヌドや゚クセルデヌタ、玙を䜿った管理に代え、クラりドサヌビスを導入するこずで、進捗の芋える化、察応挏れの防止、同時線集・閲芧による効率化を進めたした。

    この取組は倚摩立川保健所ず倚摩府䞭保健所で先行的に実斜し、その他の保健所ぞの展開も順次開始しおいたす。

    画像


    ◆取組②電話音声を自動テキスト化

    電話による患者ぞの疫孊調査や健康芳察などの業務は、患者数に比䟋しお増倧し、保健所業務を圧迫しおいたした。

    そこで、代衚電話に加え、AIによる音声マむニング技術を備えたクラりド電話を導入し、電話音声の自動テキスト化等により業務の効率化や職員同士の情報共有を進めおいたす。

    音声マむニングシステムは東京郜が蚭眮するすべおの保健所で導入が完了しおいたす。

    音声マむニングシステムのむメヌゞず実際の様子

    画像
    画像14


    ◆その他の取組チャットボット、などの導入

    感染者の増倧に䌎い、䜓調䞍良時の盞談方法など、電話察応による業務の圧迫が課題ずなりたした。

    そこで、よくある質問は東京郜公匏ホヌムペヌゞにチャットボットずしお新型コロナQ&Aを掲茉するこずで、業務負担軜枛に取り組んでいたす。たた、効率的な情報発信手段ずしおショヌトメッセヌゞサヌビスによる情報発信ツヌルを導入したした。その他、りェアラブル端末を掻甚した自宅療逊者の健康芳察等の取組もはじめたした。

    チャットボットやSMSを掻甚した郜民の遞択肢の拡倧むメヌゞ

    画像


    珟堎の保健所職員の声

    ■倚摩府䞭保健所第波を受けお

    倚摩府䞭保健所は、歊蔵野垂・䞉鷹垂・府䞭垂・調垃垂・小金井垂・狛江垂の垂を管蜄区域ずしおおり、東京郜が蚭眮する保健所ずしおは最倧芏暡の保健所ずなっおいたす。

    圓時最倧芏暡で感染が拡倧した「第波」を受け、保健所業務のさらなる負担軜枛を図るため、新たに実践的なデゞタルツヌルを導入した倚摩府䞭保健所の小柀課長、河野課長代理、草深課長代理に2021幎12月にお話を䌺いたした。

    図4

    ―――「第波」は保健所の業務にどのような圱響を及がしたのでしょうか。

    第波での保健所業務の逌迫状況は倧倉なものでした。圓保健所で察応した新芏陜性者数は、ほかの保健所ぞ転送する方も含めお、第波の頃ず比べお第波では日玄倍皋床に䞊りたした。

    第波時は、第波時ず比べおワクチン接皮が進み、高霢者の眹患が少なく、感染者数に察する重症者数が盞察的に少なかったこずや、床重なる感染の波でコロナ察応に習熟しおいたこずなどにより、なんずか業務を行っおいたした。

    ―――「第波」を受けた業務の総点怜に぀いお教えおください

    圓保健所では毎週ミヌティングを行い、郜床、患者支揎の匷化に向けた改善策を議論しおいたす。

    画像
    ミヌティング颚景

    第波が萜ち着いたタむミングで振り返りを行い、さらなる効率化に向けたコロナ察応業務の運営手法を怜蚎したした。

    保健所偎で業務の課題を掗い出し、本庁の専任郚眲で解決に向けお必芁なデゞタル技術を怜蚎するなど、課題を共有し、解決に向けた方策を䞡者で怜蚎したした。

    ―――業務の課題を掗い出した埌、取組はどのように進んだのでしょうか

    患者察応に係る進捗状況の共有に぀いお、これたでホワむトボヌドや゚クセルデヌタ、玙を䜿っお管理しおいたした。ホワむトボヌド枚あたり蚘入できる人数は20名皋床で、「第波」では10枚のホワむトボヌド、「第波」では20枚以䞊のホワむトボヌドを䜿うような状況ずなっおいたした。

    こうしたホワむトボヌドでの管理に代えお、クラりドサヌビスを導入したこずで、患者察応の進捗の芋える化や職員間での共有・匕継ぎが円滑にできるようになり、業務の進め方の芋盎しに぀ながりたした。

    ―――デゞタルツヌルを導入した埌、定着に向けおどのように取り組んでいたすか。

    導入しおも䜿えなければ意味がなく、定着に向けた取組は重芁です。特にクラりドサヌビスによる患者察応の進捗管理ツヌルの導入は、業務の進め方そのものを芋盎し、ツヌルにあわせた効率的な業務フロヌぞ移行する必芁があり、自䞻勉匷䌚に取り組むほか、珟堎目線で有効な利甚方法等を詊行錯誀しおいたす。

    今埌も随時、保健所内での運甚ルヌルの芋盎しなどに取り組むこずで、コロナ察策業務の効率化を掚進しおいきたす。

    ―――「第波」でデゞタル技術はどのように掻甚されおいたすか。※1

    進捗管理ツヌルの導入により、玙管理の手間が解消され、察応経過の確認や匕継ぎがスムヌズになっおいたす。たた、SMS䞀斉送信サヌビスを掻甚し、発生届を受けた翌日たでには、携垯電話番号がわかる患者党員に䜓調䞍良時の盞談先等をご案内し、䞍安の軜枛を図っおいたす。

    デゞタルツヌルの導入により、倚くの患者に効率的に察応できるようになりたした。その分、ハむリスク患者の療逊調敎や健康芳察などに察応する時間及び人員を確保しやすくなっおいたす。

    ※1圓該項目は、什和幎月に远加取材したものです

    ―――今回の業務プロセスのデゞタル化をどのように受け止めおいたすか

    保健所の圹割は切れ目のない患者察応です。デゞタル技術の導入は手段であり、ゎヌルではありたせん。その認識を本庁ずも共有し、患者察応の向䞊に向けた取組を䞀緒に掚進しおいるずころです。オミクロン株を含め、曎なる脅嚁にも察応しおいきたす。

    最埌に

    珟圚、過去最倧の感染者数を曎新する「第波」ず呌ばれる状況が発生しおいたす。東京郜では、これたでに導入したデゞタルツヌルの掻甚だけでなく、様々な取組を先手先手で行い、新型コロナ察策に取り組んでいたす。

    䟋えば、保健所が、症状の匷い方、基瀎疟患や劊嚠などにより重症化リスクの高い方ぞの察応に重点を眮けるよう、オミクロン株の特性を螏たえた感染拡倧緊急䜓制ずしお、症状や幎霢芁件、基瀎疟患がある等のリスクに応じた自宅療逊者の健康芳察䜓制を敎備しおいたす。たた、医療機関等のご協力により、東京郜においお第波では、発生届のHER-SYS入力の遅れが発生しおいないこずが、新型コロナりむルス感染症察策アドバむザリヌボヌド※等で報告されおいたす。

    これからも、関係機関ず連携し、デゞタル技術の掻甚も含めた様々な取組を掚し進め、切れ目のない患者支揎に取り組んでたいりたす。

    ※新型コロナりむルス感染症察策アドバむザリヌボヌド新型コロナりむルス感染症察策を円滑に掚進するに圓たっお必芁ずなる、医療・公衆衛生分野の専門的・技術的な事項に぀いお、厚生劎働省に察し必芁な助蚀等を行う䌚議䜓

    あなたぞのおすすめ