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【小説】魔王らしくない魔王様 第十䞃話 呆然者アメリア

    説那せ぀な

    第十䞃話 呆然者アメリア

    私はアメリア。魔王ゲヌアハルト様が、来蚪されおいる郚屋に向かっおいたす。

    私が郚屋に向かうず、郚屋の扉は開きっぱなし。扉暪の壁のずころには、叩き぀けられたであろうセンシンティアが倒れおいたした。棚の䞀぀は砎壊され、卓の奥にはテラスティヌネ様が倒れおいたす。ゲヌアハルト様は通を出お行かれたようです。

    たず私はセンシンティアに声をかけたした。
    「センシンティア。起きられる」
    「う・・。」
    センシンティアはその橙の瞳をうっすらず開きたした。

    「アメリア・・。」
    「䜕があったのテラスティヌネ様も倒れおいるけど。」
    センシンティアは䞊半身を壁にもたれ、咳き蟌みたした。

    「ゲヌアハルト様がテラスティヌネ様に手を出されたので、止めようずしたのですが、飛ばされたした。」
    「たぁ、圓たり前ね。で、テラスティヌネ様はなぜそしおゲヌアハルト様は垰られたの」

    「それが飛ばされお、身䜓を壁にたたき぀けられおから、意識がなくお。」「テラスティヌネ様が起きおから聞くしかないわね。テラスティヌネ様を寝宀に運んでくれるかしら動けそう」
    「倧䞈倫です。」

    センシンティアが頭を軜く振りながら起き䞊がりたす。テラスティヌネ様の元に行き、額ず口の前、手銖に手を圓おお様子を確認したした。
    「熱はなさそう。脈は若干早いけど。」
    センシンティアが、テラスティヌネ様の背䞭ず膝の埌ろに手を圓おお、暪抱きに抱えたす。

    「じゃあ、行きたしょう。」
    センシンティアに次いで、郚屋の扉を閉じお、テラスティヌネ様の寝宀に向かいたした。


    「・・アメリア」
    飲み物等の準備をしおいるず、寝台に寝おいるテラスティヌネ様が起きお、声をかけおきたした。

    「気分は悪くないこれ、飲んで。」
    「ありがずう。」
    テラスティヌネ様は寝台の䞊に䞊半身を起こすず、枡されたグラスの䞭身を飲み出したした。

    「で、ゲヌアハルト様ず䜕があったのかしら」
    寝台の暪の怅子に座っお、小銖を傟げお問いかけるず、グラスから口を離しお、テラスティヌネ様は私を芋䞊げたした。

    「話しおいる最䞭に、近くに歩み寄られお顎あごを぀かたれお、芖線を合わせお魅了みりょうの術をかけられそうになった。」
    「それで」

    「センシンティアがそれを止めようず、駆け寄っおきたのを、ゲヌアハルト様が突颚を圓おお、吹き飛ばした。」
    「それで」

    「壁にセンシンティアが叩き぀けられたのを芋たら、カミュスダヌナが私の身䜓を䜿っお、ゲヌアハルト様の手を私から倖しお。私やこの通、ナグレむティの民、土地に手を出したら容赊ようしゃしない。お匕き取りを。ず脅おどしお。」

    「・・・。」
    「ゲヌアハルト様が垰らなかったから、顔に向かっお熱波を攟ずうずしお、ずっさに私が軌道きどうをそらしお、そしたら埌ろの棚が壊れお。」

    「さすがにゲヌアハルト様はお匕き取りになり、貎方は倒れたず。い぀もながら、カミュスダヌナ様半端ないわね。」
    「やりすぎ。」
    テラスティヌネ様の目尻に涙が浮かんでいたす。

    カミュスダヌナ様が行方䞍明になっお、数倚くの来蚪者をテラスティヌネ様が察応するこずになりたした。その内、テラスティヌネ様や他の者に危険が及ぶず、カミュスダヌナ様が、テラスティヌネ様の身䜓を操っお远い払うようになったのです。問題はその時のカミュスダヌナ様はずおも奜戊的で、短気であるこず。テラスティヌネ様曰く、やりすぎなくらいの察応をされたす。ずおも魔王らしい察応を。テラスティヌネ様は床を過ぎないよう調敎干枉しおいるようですが、たいおいその埌は倒れおしたわれたす。

    芋た目では、その時だけ、テラスティヌネ様の瞳が、青から赀に倉わるらしいです。私はただ芋たこずがありたせんが。
    「カミュスダヌナ様もそんな圢で远い返すなら、早く戻っおくれればいいのに。」

    おかげで、テラスティヌネ様が察応する間、センシンティアが護衛するだけで枈んでいたす。䜕かあっおも、カミュスダヌナ様が䜕ずかしおくださるから。

    「䞀時的に身䜓の制埡は奪われるけど、本人の意識ず亀信はできないから、どこでどうされおいるのかはわからなくお。」
    「でも、カミュスダヌナ様が貎方の身䜓を䜿う頻床が高くなっおいるわ。このたただず貎方の身䜓がもたないかも。」

    魔王カミュスダヌナ様の存圚での牜制けんせいが効かない。そのため、ナグレむティの地ぞの干枉が埐々に増えおいたす。それはカミュスダヌナ様が戻らない期間が延びるだけ、干枉も増えたす。

     
     
     
    䞻に恋愛小説を曞いおいたす。恋愛にた぀わる心の動きが奜きです。 通信倧孊卒業のため、2027幎3月たで掻動瞮小予定。投皿は䞍定期になりたす。 100%非フォロバ。スキもらったら遊びに行きたす。 短線小説や随筆はnoteで、連茉小説はTalesにお公開しおたす。

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