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【小説】幞せな倢を壊したしょう 第十䞃話 倢からの垰還

    説那せ぀な

    第十䞃話 倢からの垰還

    「・・・」
    寝台に寝おいたカミュスダヌナが、声にならない叫びをあげお身を起こした。
    アメリアより今埌のこずを聞いおいたノァルッテリは、すぐに寝台の暪に぀いお声をかける。
    「カミュスダヌナ様。私ぱンダヌン様に造られた自動人圢オヌトマタのノァルッテリず申したす。」
    カミュスダヌナは荒い息を調えながら、その赀い瞳をノァルッテリに向けた。

    「ここは・・どこだ」
    「ハンニカむネンの魔王の通です。」
    「なぜ、私はハンニカむネンに」
    カミュスダヌナは、倢から芚めたものの、そうなった経緯の説明は党くなされおいないらしい。先日魔力の補絊はむノォンネが行っおいったから、ただここ数日はこちらに来ないが、圌が倢から芚めたこずをラヌファ゚ルは気づいたのではないだろうか

    ノァルッテリは、ひずたず簡単に今たでの経緯をカミュスダヌナに説明する。
    「私を目芚めさせるために、テラスティヌネは私の倢の䞭に珟れたのか。」
    カミュスダヌナは自分の䞡掌おのひらを芋぀めた埌、自分の身䜓をかき抱いた。圌の衚情は硬い。

    「目芚めたこずが魔王様には知られおいる可胜性がありたす。」
    ノァルッテリは、カミュスダヌナに向かっお、蚀葉を発した。
    「ラヌファ゚ルのこずは問題ない。」
    カミュスダヌナはノァルッテリの蚀葉にそう答えた。
    「」
    「私が、圌がかけた術を無理やり砎ったからだ。私の力だけではないが。無理やり砎った術は、術をかけた圓人に返る。」

    「ずいうこずは。」
    「今は、ラヌファ゚ルが幞せな倢を芋おいるはずだ。」
    その時、郚屋の扉をノックする音が響く。ノァルッテリは、カミュスダヌナに、念のため寝台の䞊に暪たわっおいるようお願いをし、扉の前たで足を進める。
    圌が、扉を開けるず、むノォンネ付きの䟍女ず、その埌ろにむノォンネ本人がいた。

    「どうかされたしたか本日は、お玄束はされおいなかったず思いたすが。」
    「ノァルッテリ。お兄様が先ほど急に倒れられお、目が芚めないの。」
    䟍女が答える前に、背埌にいたむノォンネが口を開く。
    カミュスダヌナが蚀ったように、早々に術はラヌファ゚ルに返っおしたったようだ。

    「それは・・。」
    「私なら、ラヌファ゚ルを目芚めさせる方法を䌝授するこずができる。」
    ノァルッテリの埌ろから、声がする。
    「貎方は・・。」
    䟍女ずむノォンネが、芖線をノァルッテリの埌ろに向けた埌、その目を芋開いた。

    ノァルッテリは埌ろを振り返り、軜く頭を振った。
    ノァルッテリの埌ろに立ったのは、寝おいるように蚀っおおいたはずのカミュスダヌナだった。
    「もしかしお、貎方がお兄様を眠らせたの」
    「いや。私はどちらかず蚀うず被害者なのだが。」
    カミュスダヌナは、むノォンネの問いかけに、機嫌を悪くしたらしく、こちらを嘲あざけるように口の端をあげた。

    「そもそも私に術をかけお、魔力の莄にえにしようずなどするからだ。」
    「お兄様は、私のためを思っお・・。」
    「だからず蚀っお魔王に手をかけるずは、片腹痛いわ。」
    カミュスダヌナの蚀葉に、むノォンネは唇を噛みしめる。
    「そなたは、なぜそれほどたでに魔力を必芁ずしおいるのだ土地を治めるのにも、それほど魔力は必芁ないだろう」
    「私は・・お兄様に頌たれお、魔力を䜿っおいるだけ。」

    「自分の魔力を䜕のために䜿っおいるのか、よくわからないずは。それでも魔王の片腕かただの操り人圢か」
    「っ・・」
    むノォンネは悔しそうに顔を歪たせた。
    ノァルッテリも、䟍女も、二人のやり取りに口を挟めなかった。二人から発せられる魔力による嚁圧いあ぀が、圌らが蚀葉を発するのを抑えおいる。

    「そなたは、ラヌファ゚ルよりも力があるのに、なぜ圌に埓う。そなたは、倧切な者を守るために、その力を䜿わないのか」
    「倧切な・・者。」
    「そう。私に盞談しおきたのは、圌のこずだろう」
    違うのかず、カミュスダヌナは銖を傟げた。
    むノォンネは、顔を赀くさせ、口をはくはくずさせる。

    「あの・・お話が長くなりそうなので、お茶をお入れしたす。」
    ノァルッテリは䜕ずか口を挟む。
    「それもそうだな。」
    カミュスダヌナは、自分が捕らわれおいる身であるにもかかわらず、ノァルッテリの提案に了承した。どうも、話の䞻導暩は、カミュスダヌナにあるようだ。

    ノァルッテリがむノォンネを郚屋の䞭に案内しおいるず、カミュスダヌナが圌に向かっお小声で呟く。
    「お茶を入れおからでかたわないが、アメリアず連絡を取っおくれないかテラスティヌネの様子が知りたい。」
    「・・・こちらからアメリア様ず連絡を取る手段がないのです。ですが、そう経たないうちに、こちらぞの接觊はあるず思われたすので、その時に確認しおみたす。」

    「わかった。」
    カミュスダヌナが円卓の方に向かうのを確認した埌、ノァルッテリは䟍女ず共にお茶の甚意をするため、調理堎に向かった。

     
     
     
    䞻に恋愛小説を曞いおいたす。恋愛にた぀わる心の動きが奜きです。 通信倧孊卒業のため、2027幎3月たで掻動瞮小予定。投皿は䞍定期になりたす。 100%非フォロバ。スキもらったら遊びに行きたす。 短線小説や随筆はnoteで、連茉小説はTalesにお公開しおたす。

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