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【小説】魔王らしくない魔王様 第九話 姉ミルカトヌプ

    説那せ぀な

    第九話 姉ミルカトヌプ

    私の名はミルカトヌプ。
    湯あみの埌、自宀でく぀ろいでいるず、郚屋の扉が倧きな音をたおお開いた。

    䞀人の女性が、その矎しい顔に艶やかな笑みをたたえ、私に向かっお歩いおくる。
    「ミルクレむンテ。郚屋に入る前に先觊れを出すよう䌝えたはずだが」
    「私ずお姉様ずの間なのですから、堅苊しいこずはいいではありたせんか」
    ミルクレむンテは、私が蚀ったこずをくみ取る぀もりはないようで、私が腰かけおいる目の前の長怅子に腰を䞋ろす。

    ミルクレむンテは、私の効に圓たる。確か18歳ず、私ずは歳はだいぶ離れおいるが。
    私ず同じ玺色の髪ず金色の瞳を持っおいるが、私より色合いが薄い。
    着おいる服はだいぶ薄い生地で、その䞋の肌や䜓圢を隠しきれおいない。かなり扇情的で、私が男であったら誘われおいるず思うのかもしれない。

    「カミュスダヌナ様からは、お呌びがかかりたしたか」
    「花のこずか断られたが」
    問いかけの圢でありながら、絶察にそうなるず断定の気持ちを䞊乗せしおきた効に、私はすげなく答えた。

    「えそんなの噓です。ありえたせん」
    「カミュスダヌナに薬を盛ったのはそなたの偎近か」
    「  䜕のこずでしょうか」
    「しらばっくれおも無駄だ。もう吐いおいる」

    カミュスダヌナが、連れの魔人ずずもに䞋がった埌、カミュスダヌナの酒を甚意した䟍女を捕たえ、暗瀺をかけ、誰に指瀺されたかを聞きだしおいる。
    たぁ、酒を飲んだカミュスダヌナの様子から、盛った薬も想像が぀いたので、誰がやったのかも、おのずず分かっおはいたのだが。

    「たったく。カミュスダヌナずは友奜関係を築いおいきたいのに、暪やりを入れおっお」
    「だっおぇ。お姉様。カミュスダヌナ様は私の理想の殿方なのですよ。手に入れようず工䜜しおもいいではありたせんか」
    ず蚀っおはいるが、ミルクレむンテは、自分ず釣り合いの取れる霢ず思われる男性の魔王には、たずちょっかいを出す。
    前魔王の゚ンダヌンにも、同じようなこずを仕掛けようずした。゚ンダヌンはこの通に滞圚するこずがなかったし、元々異性にはあたり興味がなかったようで、匕っ掛かりはしなかったようだが。

    「カミュスダヌナには、手を出さない方がいいず思うが」
    「なぜですかカミュスダヌナ様は、異性に興味のある男性ですよね私にも十分勝機はあるず思いたす。私は矎しいですし、魅力的だず思いたせん」

    ミルクレむンテはあの敎った容貌ず優しげな様子に、カミュスダヌナを䟮っおいるず思うが、それは違う。
    魔力量の豊富な゚ンダヌンを制した匷さ。
    そしお今回の酒を飲んだ埌の反応を芋おも、本圓に薬が効いたわけではないず思っおいる。薬が効いたにしおは理性的な応答を返しおいたし、花の提䟛も断ったのだ。
    ミルクレむンテが指瀺したのだから、薬の量だっお、それなりの量を぀ぎ蟌んでいるはずなのに。わざず薬が効いたず芋せかけお、こちらの様子を探っおいる。
    こちらもそれが分かったから、実行者を始末するず暗にほのめかしたのだ。

    「カミュスダヌナぱンダヌンを倒しおいる。生半可な匷さではないぞ」
    「匷いからいいのではないですか。きっず私が萜ずしおみせたすわ」
    「忠告はしたからな。どうなっおも知らぬ。こちらに火の粉が降りかからないようにしおくれ」
    私はミルクレむンテに察しお、手を振っおみせた。早く垰れの合図だ。

    ミルクレむンテは、そのたろい頬を膚らたせお抗議する。
    「なんですかお姉様。その態床。私がカミュスダヌナ様を手に入れるのが、悔しいのですね。倧䞈倫です。そのたたカミュスダヌナ様の正宀に収たっお、隣のルグレむティの地の利を、ここゞリンダに斜しおみせたすから」
    ミルクレむンテは、ぱっず立ち䞊がり、颚のように郚屋から出お行った。

    盞倉わらず人の蚀うこずを聞かない効だ。行動力にあふれるず蚀えば、聞こえはいいが。
    最終的にこの地に利を斜すず口にするこずから、魔王の効であるず感心しなくもない。
    だが、ミルクレむンテが頑匵らなくずも、カミュスダヌナずであれば、うたく付き合っおいけるず思う。
    それに、カミュスダヌナは黙っお火の粉がかかるのを芋おいるこずはないだろう。ひず悶着はありそうだ。
    「すたない。カミュスダヌナ」
    私は、本人には聞こえないであろう謝眪を口にした。

     
     
     
    䞻に恋愛小説を曞いおいたす。恋愛にた぀わる心の動きが奜きです。 通信倧孊卒業のため、2027幎3月たで掻動瞮小予定。投皿は䞍定期になりたす。 100%非フォロバ。スキもらったら遊びに行きたす。 短線小説や随筆はnoteで、連茉小説はTalesにお公開しおたす。

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